天狗岳 吹雪の為東天狗手前で撤退【動画有】
- GPS
- 04:54
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 645m
- 下り
- 626m
コースタイム
天候 | 午前中雪、午後より吹雪のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
諏訪IC→渋の湯 4輪駆動のだったのでインターチェンジから国道152号間はチェーン無でも登れましたが191号線に入ると路面が凍結していたので装着いたしました。 渋の湯→黒百合ヒュッテ 特に問題ありませんがヒュッテ手前に鉄網の橋をアイゼンで歩行する箇所がありますので注意してください。 黒百合ヒュッテ→中山峠→東天狗岳手前 中山峠より先は岩盤の稜線を辿るコースなので注意してください。 その先の天狗岳に向かう急斜面は当日吹雪で深い積雪だったこともあって踏み固めた雪面が体重をアイゼンに掛けると崩れ落ちることもありました。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
渋の湯am9:52→黒百合ヒュッテam11:41→中山峠(2410m)pm12:07→東天狗岳500m手前pm12:46→渋の湯pm14:46
小雪の前夜、私は少し緊張した面持ちでいつもより入念に装備を点検していました。
朝5時に出発、諏訪インターを降りて登山口のある国道191号線の最終地点‘渋の湯’には9時半に到着、魔法瓶に詰めてきたコンソメスープを一杯すすり頂上に向かって雪の登山口から入山、黒百合ヒュッテに向かう道中は思っていたよりも寒くはありませんでした。
袖口の穴をガムテープで塞いであるノースフェース‘ヌプシ’は10年前に購入したのですがヤッパリ良い。。快適そのもの、最近流行のヤツに比べて造りはガッチリ出来ているし生地も分厚い。
予定より若干早く着いた黒百合ヒュッテはマイナス15℃、降雪が更に激しくなっており中山峠より100m先の東天狗岳に向かう稜線は吹雪、岩陰から何名か様子を見ている様でしたが‘暫く歩いてみよう’と岩陰を出て再び登り始めたのですが上に向かえば向かうほど視界が無くなってきて強風にさらされている顔面は寒いというか痛い、グローブを脱いで素手でカメラを持つと金属部分に手の皮膚がくっ付き始めました。
そして右足で2回踏み固めた斜面にアイゼンを掛けて登ろうとしたときパカッと雪面がわれ落ち、うつ伏せ状態で右足を伸ばしたまま3m程滑落した時「危険過ぎる」と撤退を決断、見下ろしながら雪を払い落としていると私の後に続いて登ってきた二人が「止めたんですか?」と聞くので「はい。この状況下では登ってきたトレース跡は命綱、登頂は出来ても降りてくる頃にはこの吹雪で消されてまっているでしょう。
そうなると中山峠に戻る稜線を見つけることも難しくなりますし、誤ってその両脇の深い谷に降りてしまった場合を考えると危険過ぎると思います」。
一瞬、残念そうな表情を浮かべていましたが直ぐに「そうだな、止めておこう。。」と同意して貰えました。
もう既に彼等も同じ思いでいて私はその背中を押しただけなのでしょう、御互い猛吹雪の中を登ったこと、そして撤退を決意したことへの健闘を称え合い下山といたしました。
【動画】
http://www.youtube.com/watch?v=NppQimhH6qs
吹雪の天狗岳でしたか!
コンディションは良くありませんでしたが、
その雰囲気・・・・良いですね!
トレースを消されて・・・納得の撤退です。
次行かれる時は、きっと蒼天の頂きが待ってますよ!
いつも ありがとうございます!
ヤマユキ始めて約一年、吹雪の中を歩いたのは初めて、しかも息苦しいモウフブキィ〜だったんですぅ〜
残念ながら登頂は出来ませんでしたがこれはコレで楽しい良い体験、それに彼等御二人の御蔭でいつもとは違う満足感に包まれながら夜景の中央高速を帰ることが出来ました。
次回は是非頂きから赤岳や阿弥陀岳を見渡したいと思います
MAVEさん、おつかれさまです。
せめてトレースでもあれば良かったですが、自分で付けたトレースすらすぐに消えちゃいますもんね。
撤退で正解ですよね。
無理して登っても何の景色も見えないし。
良いお天気の時にまたチャレンジしましょうね!
おつかれさまでしたぁ〜
ヒドイ吹雪で撤退はしましたがアレはアレで私にとっては良い経験、黒百合から渋の湯に戻るpm2:00頃には行きも上がって晴れてました
山の天気って変わりやすいんですね
そうですね、是非チャレンジしたいです
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