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Yamareco

記録ID: 170335
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

上高地 再び冬のテント泊 〜釜トンネルはもう怖くない

2012年02月18日(土) ~ 2012年02月19日(日)
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
25:15
距離
11.8km
登り
130m
下り
120m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

18日:釜トンネル中の湯口10:00 - 11:00大正池ホテル - 12:05小梨平
19日:小梨平9:20 - 10:30田代池 - 11:15大正池ホテル - 12:15釜トンネル中の湯口
天候 18日: 曇り 時々 小雪
19日: 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
松本駅から高山行きバス 中の湯下車 2,150
時刻表 http://www.alpico.co.jp/access/express/matsumoto_takayama/
コース状況/
危険箇所等
■登山ポスト: 釜トンネル入り口ゲートにあり
■道の状況: しっかりした踏み跡があり、河童橋近辺まではスノーシュー、アイゼン等の装備不要
 
釜トンネル出口から大正池近辺までは工事車両が多いので注意
2012年02月20日 09:30撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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釜トンネル出口から大正池近辺までは工事車両が多いので注意
大正池 天候はさっぱり好転しない
2012年02月20日 09:30撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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大正池 天候はさっぱり好転しない
10人程度のツアーと何度もすれ違う
2012年02月20日 09:30撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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10人程度のツアーと何度もすれ違う
上高地バスターミナルは雪に埋まっている
2012年02月20日 09:30撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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上高地バスターミナルは雪に埋まっている
河童橋までは多くの人が入っていて歩きやすい
2012年02月20日 09:30撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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河童橋までは多くの人が入っていて歩きやすい
梓川の見える堤にテントを設営 夏用のフライだが我慢
2012年02月20日 09:30撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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梓川の見える堤にテントを設営 夏用のフライだが我慢
明け方の穂高稜線と北斗七星
60秒の露出でも星が動いているのが分かる
2012年02月20日 12:22撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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明け方の穂高稜線と北斗七星
60秒の露出でも星が動いているのが分かる
木立の中のテントと星空
高感度性能の良いカメラが欲しくなる
2012年02月20日 09:30撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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木立の中のテントと星空
高感度性能の良いカメラが欲しくなる
梓川の水面に下りて染まり始めた稜線を撮る
2012年02月20日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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梓川の水面に下りて染まり始めた稜線を撮る
ジャンダルム〜奥穂稜線
2012年02月20日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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ジャンダルム〜奥穂稜線
西穂〜天狗岩稜線もきれいに染まる
2012年02月20日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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西穂〜天狗岩稜線もきれいに染まる
焼岳への尾根も染まってきた
2012年02月20日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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焼岳への尾根も染まってきた
別れ際に穂高を背にMさんと二人で
2012年02月20日 09:38撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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別れ際に穂高を背にMさんと二人で
朝方の靄で一瞬だけついた霧氷が朝日に光り、気分が高揚してくる
2012年02月20日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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朝方の靄で一瞬だけついた霧氷が朝日に光り、気分が高揚してくる
誰も踏み込んでいない土手の向こうに噴煙の焼岳
2012年02月20日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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誰も踏み込んでいない土手の向こうに噴煙の焼岳
靄が立ち昇る梓川
2012年02月20日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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靄が立ち昇る梓川
田代池は霧氷がさっぱりで撮影意欲湧かず
2012年02月20日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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田代池は霧氷がさっぱりで撮影意欲湧かず
樹間からの焼岳頂上
2012年02月20日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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樹間からの焼岳頂上
大正池のほとりには手つかずのフカフカ雪が残り、歓声が上がる
2012年02月20日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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大正池のほとりには手つかずのフカフカ雪が残り、歓声が上がる
ちょっと面白い枯れ木を前景に
2012年02月20日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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ちょっと面白い枯れ木を前景に
穂高稜線には雲がかかり始めた
2012年02月20日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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穂高稜線には雲がかかり始めた
大正池ホテル近く、凍った水面と焼岳
2012年02月20日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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大正池ホテル近く、凍った水面と焼岳
同じ場所から穂高方面
2012年02月20日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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同じ場所から穂高方面
この雪の花はどうやってできたのだろう?
2012年02月20日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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この雪の花はどうやってできたのだろう?
ホテルより少し釜トンネル側からの穂高稜線
木々の枝は全く白くない
2012年02月20日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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ホテルより少し釜トンネル側からの穂高稜線
木々の枝は全く白くない
帰り道、カメラおじさん達のグループが撮っていたので真似して林の影を…
2012年02月20日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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帰り道、カメラおじさん達のグループが撮っていたので真似して林の影を…
釜トンネルに戻って来た
2012年02月20日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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釜トンネルに戻って来た
釜トンネルの中
去年までは全部消えていた照明が間引きされて点灯している
2012年02月20日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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釜トンネルの中
去年までは全部消えていた照明が間引きされて点灯している
撮影機器:

感想

昨年2月に個人ガイドして貰った冬の上高地(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-98312.html)が素晴らしかったので、今度は自分でキャンプして撮影をしようと出かける。

自分の車では沢渡まで入れないので、松本に前泊して路線バスで中の湯下車、釜トンネルを歩いて入山する。
単独行の場合の最難関は、灯りが消えて真っ暗なこのトンネルを1.2km歩かなくてはいけないことだったのだが、今年は工事関係者が多数入山しているためか最低限の点灯がされていてヘッドランプの必要もなく、拍子抜けしたが安心した。

1日目の天気は曇り空。
雪は昨年より少し少なめか。積もっている雪もサラサラとした感じで重くない。
踏み跡はしっかり付いているのでつぼ足でどんどん歩ける。
今年は昨年よりさらに入山者が多いらしく、大正池ホテルを過ぎる辺りからツアーのグループと度々すれ違うようになる。

スノーシューも加えて20kgは越えたザックの重さに疲れ、帝国ホテル間近のところで立ち休みしていると7-8人のツアーのグループに追い越される。
先頭の人に何となく見覚えがあったので追いかけて声をかけると、やはり昨年ガイドして貰ったMさんだった。
偶然の再会(ま、考えれば結構確率は高かったかも)に驚き、Mさんのグループと同じ小梨平の梓川縁にテントを張ることにする。

午後から晴れるかと期待していたが、夕方まで結局小雪の混じる天気。
一部食材を忘れる失敗もあり、諦めて7時前にさっさと寝る。

上高地の夜はさすがに冷え込んで何度も目を覚ます。
夜半に用を足しに外へ出てみると空いっぱいの星。朝は期待通りの天気になりそうで嬉しくなる。

4時に目が覚めたので、4時半頃から外へ出て星空を写し込んで撮影。
風はないが気温は-20℃に近く、すぐに指先の感覚がなくなってくる。
長時間露出を繰り返すうちにバッテリーもあっという間に消耗して、温めていたバッテリーと交換。
ビューファインダ内の液晶表示も呆れるほど反応が遅くなる。

5時前に隣のテントからMさんが起きてきて、川で水を汲み食事の用意を始める。
皆が起きてくると夜景撮影もできないので、ここで一旦撮影を中断してテントに戻りシュラフに包まる。

明るくなり始めた6時頃に再び外へ出て、川べりまで下りて染まってくる穂高を撮影。
日の出とともにきれいに焼けてくれたが、昨年と違い霧氷がないのが残念。

Mさん達は明神近辺まで出かけてくるというので、記念撮影をして別れる。
食事を済ませ、テントを撤収して9時半に小梨平を出る。

この日はほんとうに素晴らしい天気。真っ白、真っ青な世界に気持も弾む。
帰りはスノーシューを履き、梓川左岸べりから田代池方面へ。
多くの人とすれ違う。ツアーも多いが、2-3人のグループも多い。

田代池はやはり全く霧氷が見られず、撮影している人も少ない。
少し歩いて大正池の岸に出ると、踏み跡の全くないフカフカの場所が広がっていてスノーシューで来たグループが大喜び。
焼岳の姿がきれいで、ここでしばらく撮影をする。
大正池ホテルの下の岸辺からは凍った水の表面につく雪花(正式の名称は知らない)も間近に見えて、ここでも焼岳や穂高を撮影することができた。

大正池ホテルでスノーシューを脱ぎ、帰りのバスの時刻に十分間に合うことを確認してゆっくり釜トンネルへ。

今回は初めての冬季単独テント泊で、色々と勝手の違うことを経験。
サラサラの雪で用意した竹ペグも全く効かず、河原で拾った石をコンビニ袋に入れて重しに使う。
横着をして前の日にプラティパスに汲み置いた水は当然凍り、結局帰るまで融けずにそのまま持ち帰ることに。
低温でガスの燃焼も悪くなり、点火用のライターさえすぐには点かない。
幸い今回は晴れだったが、内部が結露して凍ったテントの撤収は天候が悪いと相当大変だろうと実感。
実際、今回も行きより帰りのザックの方が格段に重くなったように思う。

次はもっと工夫を重ねて、来年の冬もぜひやって来たいと思った。


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コメント

キレイですね。
素敵な夜と朝を過ごされたんですね。
写真とてもキレイです。
Tadさんも天文畑の人ですね

私も毎年上高地入りしていましたがここ数年ご無沙汰しています。夏用テントじゃ寒かったでしょう?

素敵な写真見せていただいてありがとうございます
2012/2/20 15:00
コメントありがとうございます
tekutekugo さん、こんばんは。

はい、寒かったです。何しろ夜中に3-4回は用足しに起きました。ほとんど眠れてないかも知れません。
色々と研究して次回はもっと楽しめるようにしたいと思います
2012/2/20 20:21
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