【冬合宿スキー班】奥手稲山の家ツアー
- GPS
- 46:27
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 1,046m
- 下り
- 1,041m
コースタイム
- 山行
- 2:50
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 2:57
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 5:53
- 山行
- 1:20
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 1:29
天候 | 12日 曇り 13日 曇り 14日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 小金湯温泉まつの湯へ |
写真
感想
1月の三連休は所属する会の冬合宿山スキー班ということで思い切って北海道へ。
ワンゲルで管理している奥手稲山の家に半ば自己満足も兼ねた山行を企画する。
大分前から企画していたが、本州の少雪を考えると北海道にしてよかった。
ワンゲルOBも駆けつけてくれて総勢11人と賑やかなパーティーになった。
12日 いざ北海道へ
久々のANAで北海道へ飛ぶ。
飛行機からは函館の街並みややっぱりデカい羊蹄山なんかが見えて早速テンションが上がる。
千歳空港には1日早く北海道に行っていたmusyuに予め車を借りてもらい迎えに来てもらう。
隙間時間でかま栄を買い込んで、これまた久々のハイエースに乗り込む。
途中、ビッグハウスに寄って試食を摘まみながらお酒などの買い出しをしたり、みんな大好きセコマで小腹を満たしたりし、八剣山なんかを眺めながら夕日の沢林道入口へ。
すでに旭川札幌組の修造たちと函館組のおくれたちは到着して大量の食料などをパッキングしている。さすがです。初めましての子もいたが、なかなかハッスルな娘も。
こちらも準備をしたりして、ひととおり挨拶を済ませて2時前くらいに出発。
今日から張り出しのはずだがすっきり晴れないというか天気が悪い。まあなんとも北海道らしい天気だ。
みんなでワイワイ、林道を歩いていくのはなんとも部活のイベント山行のようで懐かしい感じもする。
やはり雪は少ないようで、入口の春香小屋はもちろんエコニクスの看板も全然見えてる。
林道終点で一休みして、先を目指す。雪が少ないので渡渉が気になっていたが、スノーブリッジが懸かっていて一安心。
でもどこでも渡れるという感じではない。
現役は明日から入るとのことなのでトレースはあるが沢筋を大きく避けてトラバースしたりと変な感じ。
多少ラッセルしても全く苦にならない軽さなので行きやすいところを適当に行く。
歩きながら記憶からどの辺かなと思い出しながら歩くがあってたりあってなかったり。
現役の頃は沢型の屈曲から小屋目指して尾根をのっこしていたが、最近は沢筋で詰めきってしまうのがメインらしい。
今回はクラシカルルートで行く。
カンバが整然と生えているミラクルワールドを抜け、懐かしの赤看板を確認してぶっとい木がある小屋前斜面をトラバースしたら懐かしの赤い屋根の大きな小屋が目に飛び込んでくる。
最後に来たときは次が7年後になるなんて思いもしなかった。
小屋に入るといっぱいの人で賑わっている。
事前に聞いたいた労山の人たちだ。こちらも10人を越す大人数。
石炭ストーブが付いていて幸せ。
適当に荷物を三階に上げて、飯作りを始める。
今日のメニューはちゃんちゃん焼き!
おくれがいい紅鮭を持ってきてくれて手際よく調理をしてくれる。
乾杯はもちろんサッポロクラシック。石炭ストーブを囲んで宴会開始。
ほどなく米も炊き上がり、ちゃんちゃん焼きも完成。激ウマで酒も進む。
ほどよく酔っ払ったころに、サッポロソフトのカツゲン割りなんかを飲みだし、小屋に来ていた方とも盛り上がりに盛り上がり、長椅子の足が壊れるというトラブルもありつう、夜は更けていった。
13日 のんびりスキー歩き
5時起床。朝御飯は昨日すでに出汁を整えてあったカレーうどん。玉ねぎがたっぷり使われていて美味しい。
7時出発を目指していたが、結局8時前くらいに出発。
春香山を目指すが果たして行けることやら。
今日は圏内のはずだが、曇り。寒気の影響だろうか。
林間をのんびり歩きながらまずは奥手稲山を目指す。
小屋の回り大きなカンバやタンネが林立する森は北海道の中でも好きな森の一つ。
天気は多少悪いものの視界は効くので歩くだけで気持ちがいい。
なんか変なトレースで遠回りしながらも奥手稲山の山頂へ。
山頂の看板は大分高いところにあり、今年の雪の少なさを物語っている。
休憩しているとガスが飛び青空が見え始めてテンションが上がる。
さて、何回か登りはあるもののしばらく下りなのでシールを外して滑走。
多少ブッシュはあるものの、雪質もよくヒョイヒョイ曲がりながら滑り降りることができる。
コルに下りると白い雪原で青空のもと気持ちがいい。
石狩湾を望むことができた。対岸に樺戸あたりだろうか白い山が見える。
のんびり休憩しながら話し合い。春香山に行くには時間が足りなそうなので引き返してユートピアを滑ることとする。
奥手稲山に登り返すとさっきよりも視界が効き、銭函天狗岳なんかも見える。
再度シールを外して小屋に向かって滑る。
斜度は緩いが気持ちよく滑れる。小屋より下に行ってしまい少し登り返すがまあよしだ。
小屋まで戻って小屋裏にあるユートピアゲレンデを目指して登っていく。
なんか急に寒くなってきたが、トップ辺りまで行って講習も兼ねてピットチェック。
ブッシュが出てくるかなと思ったが普通にしっかり掘れた。
数日前の降雪状況も踏まえながらmusyu先生に解説いただく。
50cmくらいの層が木曜日にどっさり降った層で拳でも押し込める柔らかさ。
下に行くにつれしまっていき、四本指、一本指と強度が上がっていく。
ひととおり層の確認をしてシャベルコンプレッションテストを実施。
手首、肘、肩と叩く強さを上げていくと、肩の強さでちょうど4本指と1本指の間に亀裂が入る。
強度は十分のようだ。
Zakkiさん、nampoさんにもやってもらう。
積雪状況も確認したところでお待ちかねの滑走タイム。
激パウで最高の滑走!一瞬で小屋裏に着いてしまうが1本でも本当に楽しい。
他のみんなの滑りを眺め眺めつつ小屋に戻る。
ちょうどオレンジくんが雪下ろしを始めたところだったのでお手伝い。
久々にやると楽しい。時折足を滑らして落ちたり、落ちない雪を巻き込みながは落ちたり。
ひとしきり雪下ろしをして下に戻るとホッケを食べながら飲み始めている。
ゴーレムくんは昨日壊れた長椅子を綺麗に補修していた。
晩御飯は修造&ゴーレムによるジンギスカン。
美味しい生ラムとベル食品のタレバージョンとすでにタレで漬け込んだバージョンの二種類。
焼き上がった肉を求めて行ったり来たり。〆はうどんを食べてお腹いっぱい。
あとはストーブを囲んでまったり。
今日は小屋番で入っている現役+OGの3人を加わり、ワンゲラーと楽しく語らう。
今も昔も変わらない小屋とともに自分達の頃から変わらぬ心で北の大地を楽しむ渡り鳥たちとの語らいは本当に時間を忘れるくらい楽しいものだった。
何時になったか分からないくらいの頃に沈。
14日 ありがとうございました
6時おき。朝御飯は鳥雑炊。鶏出汁が美味しい。
今日もユートピアを滑って下山する予定。
みんなで小屋を掃除してパッキングして外へ。
今日は快晴で気持ちのいい青空。木々には霧氷が着いていてえもいわれぬ美しさ。手稲山もよく見えている。
美しい樹林登り中を昨日と同じくユートピアの上まで登り、今日は尾根を挟んで一本右の斜面を滑る。
トレースも少なく、こちらも雪がバフバフで最高だ。
最高の天気のもと朝一で最高の滑りを堪能することができた。
ひとしきりスキーを楽しんだあとはお世話になった小屋をあとにする。
手前味噌だが本当に最高の山小屋だ。
次はいつこれるだろうか。
小屋からは行きとは違い沢沿いのコースを下ろしていく。
シールを外してちょっとしたところで滑りを楽しみながらの下山。
日に照らされた樹林がキラキラしてきれいだ。
あっという間に林道終点を経て入口まで。
帰りは真っ白な無意根山や定山渓天狗岳なんかを望みつつ小金湯温泉のまつの湯へ。
豊平川のほとりの露天でゆっくり汗を流す。
3日間お世話になったワンゲラーともここでお別れ。
本当にいろいろもてなしをしてくれて楽しい3日間でした。本当にありがとう!関西にも遊びに来てね!
一路千歳空港まで大急ぎで帰り、荷物などを送りつけて短い時間で最後の北海道を楽しんで飛行機に乗り込んで帰京。
何もかも素晴らしく。なんか夢のような三日間だった。
奥手稲山の家よ永遠なれ。
コメント
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こんにちは。写真にカセットコンロが写ってますが、これは持参されたものでしょうか?それとも小屋に常備されてるのでしょうか?
カセットコンロは小屋に備え付けです
ガス缶は常備していない可能性があるのでご持参ください
ありがとうございます
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