常念岳〜蝶ヶ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 2,318m
- 下り
- 2,321m
コースタイム
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 6:42
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
メジャーなルート、良く整備されています。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
T工大の学生を連れての会社の山岳部の山行で常念岳〜蝶ヶ岳を縦走しました。一ノ沢の登山道は下りで経験がありましたのでペース配分は組み立て易く比較的安心でした。全員ばてることなく常念小屋まで上がりました。稜線に出てからの景色は最高で、穂高岳と槍ヶ岳を右手に見ながらの縦走には大変満足しました。
以下は学生さん執筆の山行報告の抜粋です。
当初の予定では、三俣より前常念を超えて常念小屋に至るルートを想定していたが、行程上厳しいため変更、一ノ沢登山ロでS社チームと合流し、常念小屋へ向けて出発した。天気は雲ひとつない快晴。10月初めであるが、山肌の木々は赤く色付き始め、季節の変わり目を肌で感じた。晴れ渡る空、山の迫力や景色、紅葉を楽しみつつ、標高100mを約15分のペースで歩を進める。照りつける太陽に歩くにつれて体温が上がる一方、時々吹き付ける山風に休憩の度に上着の調節を行い、入念に日焼け止めを塗った。終盤,沢の切れ目より坂の傾斜が増し、足取りが重くなり始めたが、気付けば常念小屋に到着。遥か向こうまで連なるアルプスの山々を眺めることができ、あまりにきれいな景色に一同記念写真を夢中になって撮った。予定より2時間ほど早い到着となったため、この日は希望者が横通岳へのピストンをすることとなった。小屋に荷物を置き、部屋で昼食を済ませ、横通岳へと向かう。三連体ということもあり多くの人とすれ違い、途中で出会ったパワフルなおばちゃんの一行と廣山君が記念写真を撮りつつ、頂上を目指す。横通岳までの見晴らしの良い尾根道では、徐々に小さくなる常念岳小屋とその先にそびえる常念岳を眺めることができ、絶好の撮影スポットだった。横通岳に辿り着くと、槍、穂高が目の前一杯に広がり、後立山、鹿島槍に至る北アルプスの山々に加え、南アルプスや八ヶ岳、富士山も微かに眺めることができた。小屋からの登りのハイベースに疲労感漂う人もいたが、槍ヶ岳を背に記念撮影をし小屋へと戻る。夕食までの間、軽くお酒を飲み、ベーコン、ソーセージなどをご馳走になった。学生一同自己PRに苦戦しつつも、楽しい時間を過ごした。その後、夕食を食べ、早々に眠りについた。午前2時頃に北の方角に流星群が見えるということで外へ向かつた。360度どこを見ても星がきれいで、オリオン座、カシオペアが輝いていた、いくつも流れ星も見ることが出来たが、30分外に居たので体が冷え切ってしまった。結局、願い事はできなかった。
山行2日目は朝食確保の為に早めに起床。5時50分頃、日の出とともに出発。とてもきれいなモルゲンロートに心が洗われた。赤く染まる槍ヶ岳を眺めつつ、常念岳までの道のりを進んだ。初日より急な坂道で言葉数が減り、足音だけが聞こえる。山頂に近づくと、ガレ場に出た。疲れが足に来ている学生もいたが、そこを超えるとついに常念岳に辿り着いた。達成感で疲れも吹き飛び、思い思いに景色をカメラに収めた。槍ヶ岳、大キレットから奥穂、前穂、屏風岩に至る雄大な景色を眺めつつのんびりと休憩し、疲れを取った。景色を十分眺めた後、蝶ヶ岳へ向かい歩き始めた。蝶ヶ岳までに3回上り下りを繰り返す長い道を進むと次第に空腹感が襲い、蝶ヶ岳での昼食を待ちきれなくなった。しかし我慢しながら、ぬかるむ尾根道にすべらないよう注意しながら着々と進んだ。蝶槍を通過し、小屋を出て約5時間30分、ようやく蝶ヶ岳に到着。待ちに待った毎年恒例の餅ラーメンを作って昼食。空腹の体に染み渡った。正午過ぎ、北アルプスの山々に別れを告げ、三股駐車場を目指し下山。長い下り坂に白ザレや浮き石に気を払い、下っていく。まめうち平で北アルプスの天然水を飲み、元気を取り戻す。林道を進むにつれ、川の音が強くなってくると皆のテンションが高まり、足取りのベースを速めた。三股駐車場に着き、ここでS社チームはタクシーで帰京の途に就いた。T工大チームは麓のしゃくなげ荘で一泊。翌朝、帰京。天候に恵まれた素晴らしい山行であつた。
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