ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 170909
全員に公開
ハイキング
丹沢

第19回定例山行 丹沢・作治小屋を基地に搭ノ岳周遊

2012年02月25日(土) ~ 2012年02月26日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
15.8km
登り
1,012m
下り
1,318m

コースタイム

【25日】0800渋沢駅0808〜0825大倉バス停、タクシーで作治小屋へ(荷物をデポして登る予定だったが、天候不順につき停滞。別働隊のsnowmanは16時半に大倉到着、徒歩で小屋へ)
【26日】0500起床・朝食〜0640出発〜0850政次郎の頭〜9:25新大日〜10:30塔ノ岳(昼食)11:30〜14:30大倉
過去天気図(気象庁) 2012年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
小田急渋沢駅から大倉行きバス乗車、終点大倉で下車。大倉から作治小屋までは徒歩なら戸川林道を約1時間半。タクシーで行けば3000円ぐらい。ただし1台に2人までで「行けるところまで」という条件。
コース状況/
危険箇所等
作治小屋付近から伸びる政次郎尾根は急勾配の登りがひたすら続きます。一部、階段が崩れかけたところはありましたが、全体としてはまずまずの整備状況で、特に危険や歩きづらさは感じませんでした。これも作治小屋のボランティアの皆さんのおかげでしょう。

小屋の方は「政次郎の頭までは1時間半で行けるよ」とおっしゃっていましたが、我々は2時間かかりました。「頭」は行者ケ岳と新大日を結ぶ鞍部にある小ピーク。数僂寮磴呂△蠅泙靴燭、新大日までは登行に大きな支障はありませんでした。新大日を過ぎると次第に雪が深くなり(恐らく1週間以上前からの古い雪がほとんどでしょうが、残っていた踏み跡を見ると40僂阿蕕い△蠅修Δ任靴)、下り勾配が心配なのでアイゼンを装着。

塔ノ岳の気温はマイナス4度。気温が比較的高めのせいか、雪は少なめでした。大倉尾根は上の方は凍結していてアイゼンを付けたまま下りましたが、次第に雪解け水によるぬかるみとなり、むしろ泥によるスリップに気を付けながらの下りとなりました。
ガスに煙る搭ノ岳方面
2012年02月25日 08:53撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 8:53
ガスに煙る搭ノ岳方面
作治小屋料金表。ビール300円、激安
2012年02月25日 10:23撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 10:23
作治小屋料金表。ビール300円、激安
作治小屋から岩盤なので、がけ崩れはここまで。だそうです
2012年02月25日 11:42撮影 by  IS05, SHARP
2/25 11:42
作治小屋から岩盤なので、がけ崩れはここまで。だそうです
ガスってます
2012年02月25日 10:46撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 10:46
ガスってます
昼飯はおにぎりと魚肉ソーセージ。カフェオレの昼飯。
2012年02月25日 11:09撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 11:09
昼飯はおにぎりと魚肉ソーセージ。カフェオレの昼飯。
少しガスが晴れる
2012年02月25日 11:54撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 11:54
少しガスが晴れる
夏場の詰め所です
2012年02月25日 12:13撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 12:13
夏場の詰め所です
政次郎尾根はいきなり渡渉から
2012年02月25日 12:20撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 12:20
政次郎尾根はいきなり渡渉から
同じく。
2012年02月25日 12:20撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 12:20
同じく。
作治小屋
2012年02月25日 13:49撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 13:49
作治小屋
別荘の内部
2012年02月25日 13:49撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 13:49
別荘の内部
食材の数々
2012年02月25日 14:17撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 14:17
食材の数々
囲炉裏の自在鍵
2012年02月25日 14:29撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 14:29
囲炉裏の自在鍵
かまどで鍋を作っています
2012年02月25日 15:18撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 15:18
かまどで鍋を作っています
まきをくべる
2012年02月25日 15:25撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 15:25
まきをくべる
その2
2012年02月25日 15:25撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 15:25
その2
別荘内部の囲炉裏
2012年02月25日 16:09撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 16:09
別荘内部の囲炉裏
snowmanは半日遅れで単騎、作治小屋へ。「風の吊り橋」から作治小屋まで1時間半、薄暮の林道を歩く
2012年02月25日 16:48撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
2/25 16:48
snowmanは半日遅れで単騎、作治小屋へ。「風の吊り橋」から作治小屋まで1時間半、薄暮の林道を歩く
その頃、作治小屋の別荘で事倒れこむ女。
2012年02月25日 16:51撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 16:51
その頃、作治小屋の別荘で事倒れこむ女。
全景
2012年02月25日 16:51撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 16:51
全景
鍋っ
2012年02月25日 16:59撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 16:59
鍋っ
できたよ
2012年02月25日 17:00撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 17:00
できたよ
囲炉裏の煙で
2012年02月25日 17:25撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 17:25
囲炉裏の煙で
よく見えない
2012年02月25日 17:25撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 17:25
よく見えない
もくもく
2012年02月25日 17:26撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/25 17:26
もくもく
酒池肉林のもてなし
by  SH007, KDDI-SH
酒池肉林のもてなし
朝飯のおじや。昨日の鍋の残りを流用
2012年02月26日 05:33撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/26 5:33
朝飯のおじや。昨日の鍋の残りを流用
これがなかなかの絶品
by  SH007, KDDI-SH
これがなかなかの絶品
これで完食。何も残さず
2012年02月26日 05:34撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/26 5:34
これで完食。何も残さず
休息ではなく「休足」です
2012年02月26日 06:53撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
2/26 6:53
休息ではなく「休足」です
粉砂糖をまぶしたような切り株
2012年02月26日 07:13撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
2/26 7:13
粉砂糖をまぶしたような切り株
政次郎の登り
2012年02月26日 07:35撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/26 7:35
政次郎の登り
やれやれ急坂だよ
2012年02月26日 07:35撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/26 7:35
やれやれ急坂だよ
きつい登りが延々と続く
2012年02月26日 07:20撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
2/26 7:20
きつい登りが延々と続く
政次郎尾根。だんだん雪が増えていきます
2012年02月26日 08:00撮影 by  IS05, SHARP
2/26 8:00
政次郎尾根。だんだん雪が増えていきます
ガスの中から表尾根が姿を現す
2012年02月26日 08:42撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
2/26 8:42
ガスの中から表尾根が姿を現す
三の塔方麺をのぞむ
2012年02月26日 08:35撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/26 8:35
三の塔方麺をのぞむ
霧氷と表尾根
2012年02月26日 08:43撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
2/26 8:43
霧氷と表尾根
霧氷
2012年02月26日 08:51撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/26 8:51
霧氷
政次郎の頭に到着
2012年02月26日 08:52撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
2/26 8:52
政次郎の頭に到着
むひょー!
2012年02月26日 08:52撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
2/26 8:52
むひょー!
えびのしっぽ
2012年02月26日 08:59撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2/26 8:59
えびのしっぽ
新大日
2012年02月26日 09:22撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/26 9:22
新大日
たたずむ男。何かをしている
2012年02月26日 09:24撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/26 9:24
たたずむ男。何かをしている
かがむ女。何かをしている
2012年02月26日 09:39撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/26 9:39
かがむ女。何かをしている
ムヒョー
2012年02月26日 09:40撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/26 9:40
ムヒョー
古い雪ですが、踏み跡から30〜40cmの積雪がありました
2012年02月26日 09:59撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
2/26 9:59
古い雪ですが、踏み跡から30〜40cmの積雪がありました
アイゼンを装着
2012年02月26日 09:59撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
2/26 9:59
アイゼンを装着
もう少しで塔ノ岳
2012年02月26日 09:59撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
2/26 9:59
もう少しで塔ノ岳
ガスにかすむ尊仏山荘
2012年02月26日 11:36撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2/26 11:36
ガスにかすむ尊仏山荘
下山開始。大倉尾根には霧氷はなかった
2012年02月26日 12:05撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
2/26 12:05
下山開始。大倉尾根には霧氷はなかった
バカ尾根の階段を下る
2012年02月26日 12:27撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
2/26 12:27
バカ尾根の階段を下る
出た!ボッカチャンピオンの畠山さん
2012年02月26日 12:28撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
1
2/26 12:28
出た!ボッカチャンピオンの畠山さん
大倉尾根から東方(三ノ塔?)を望む
2012年02月26日 13:24撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
2/26 13:24
大倉尾根から東方(三ノ塔?)を望む
大倉尾根から西方を望む
2012年02月26日 13:31撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
2/26 13:31
大倉尾根から西方を望む

感想

先輩方にすっかり、おんぶにだっこで甘えて記録を作っていただきました。ありがとうございます。久しぶりの雪山で興奮していたのか、メシ食うか、酒飲むか、登るか、降りるか、風呂入るか、しか考えておりませんでした。

写真を何枚かアップしておきます。

6月上旬の第1土曜日、作治小屋のお祭りでまた訪ねてみたいですね。管理人さんたちの歓迎ぶりに感動いたしました。



のじ拝

ずっとガスと小雪で眺望に恵まれず、所期の目的だった塔ノ岳から丹沢山へのピストンも果たせませんでしたが、収穫の多い山行でした。早朝に出張先の釜石を飛び出し、夕方に作治小屋までたどり着いたかいがありました。計画したねぎさん、会長の尽力に感謝します。

何より作治小屋のアットホームな雰囲気が最高でした。特に、小屋を運営するボランティアの皆さんといろいろ話ができたのが良かったです。モツ焼きと「ひまわり焼酎」のもてなしを受けながら、小屋の歴史やいろいろと興味深いエピソードを聞かせてもらえました。熟年の女性メンバー(紅一点)が1日で西丹沢自然教室から檜洞丸、蛭ケ岳、丹沢山、塔ノ岳を経て作治小屋へ来るというのには驚嘆。華奢な体つきからは想像できない体力に脱帽しました。

もう一つの収穫は、20年来の丹沢通いで初の霧氷を見られたことです。当会ができるまでは単独行専門だったので「厳冬期は1000m以下」と自主規制していましたが、こんな素晴らしいものを見られるならもっと早く来れば良かった。澄み切った青空と荘厳な冬富士が背景だったら、もっと美しかったことでしょう。

塔ノ岳〜丹沢山のピストンは「午前10時までに塔ノ岳に着ければ何とかなるだろう」と思っていましたが、その条件をクリアできなったので断念しました。来季になるかも知れませんが、積雪期の丹沢主脈縦走を一度はやってみたいです。

新入会員のOさんが見せてくれた、初心者らしからぬ健脚ぶりにも感心。君はまさに天性の山ガールだ! これからもガンガンいきましょう。

 作治小屋はボランティアの皆さんで盛り上げる小屋です。素朴でアットホームな雰囲気がとても良かった。夜にはボランティアの皆さんにものすごく歓迎していただきました。素泊まり3000円ですが、焼肉+アルコールが食い放題、飲み放題。他の営業小屋では考えられないでしょう。
 泊まっているのも我々だけ。料理は外のかまどで作り、室内の囲炉裏にかけていただきました。料理を残してはいけないと考え、持ち込む食材を絞り込んだため、完食できました。一昨年の西穂山荘で作りすぎた反省がいきました。
 政次郎屋根は、初めてでした。事前に25000図を見ていて、「甘くない」と思っていました。が、実際に登ってみると、きついきつい。平坦なところはまったくなし。でも、それだけ登りに集中できました。
 稜線上の霧氷は、とてもきれいでした。前回来た時よりも、白さが増していました。美しいですね。
 また、搭ノ岳直前の稜線は、積雪が深くなってました。アイゼン必携です。
 冬の丹沢もいいですね。ですが、ここのところいつ登っても晴れ間がない。冬のピーカンを見てみたいものです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3142人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 丹沢 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 丹沢 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
ハイキング 丹沢 [日帰り]
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5
積雪期ピークハント/縦走 丹沢 [日帰り]
塔ノ岳周回ルート 三ノ塔尾根からあがって主脈を堪能、バカ尾根下り
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
ハイキング 丹沢 [日帰り]
政次郎尾根から源次郎尾根
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら