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Yamareco

記録ID: 1714637
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
東北

岩岳

2014年05月04日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:27
距離
3.2km
登り
263m
下り
261m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:25
休憩
1:02
合計
2:27
11:21
37
スタート地点
11:58
13:00
48
13:48
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
後ろの擁壁の切れ目が登山口である。なかなか見ない風景だが、それだけに急な登山道であろうことが予想される。
後ろの擁壁の切れ目が登山口である。なかなか見ない風景だが、それだけに急な登山道であろうことが予想される。
登山道は植林地の中。物々しい入り口だったわりには、それほどの急傾斜というわけでもなかった。ありがたいが少々拍子抜けしたくらいである。
登山道は植林地の中。物々しい入り口だったわりには、それほどの急傾斜というわけでもなかった。ありがたいが少々拍子抜けしたくらいである。
それよりも怖かったのは腐りかけの木道だった。そこここで朽ち、穴が開いているのだが、それが落ち葉で絶妙に隠されているのだ。いつ踏み抜くかという恐怖と戦いながら先へ進む。いや、踏み抜いたところで死んだり大けがしたりはしないだろうけど中途半端に捻挫して敗退とか、そういう情けないことになりそうで怖いのだ。
それよりも怖かったのは腐りかけの木道だった。そこここで朽ち、穴が開いているのだが、それが落ち葉で絶妙に隠されているのだ。いつ踏み抜くかという恐怖と戦いながら先へ進む。いや、踏み抜いたところで死んだり大けがしたりはしないだろうけど中途半端に捻挫して敗退とか、そういう情けないことになりそうで怖いのだ。
いつしか植林地から雑木林へと風景が移ろっていた。
いつしか植林地から雑木林へと風景が移ろっていた。
稜線に出ると、そこは第3登山口からの道との合流点だ。岩岳には1〜3までの登山口があるようだが、第3登山口だけが山の反対側となる。
稜線に出ると、そこは第3登山口からの道との合流点だ。岩岳には1〜3までの登山口があるようだが、第3登山口だけが山の反対側となる。
登山道脇の岩の上に祠があった。これから岩場が現れるはずである。道中の安全を祈願して手を合わせる。
登山道脇の岩の上に祠があった。これから岩場が現れるはずである。道中の安全を祈願して手を合わせる。
大きな岩が行く手を阻んだ。いよいよ「岩岳」の名に相応しい感じになってきた。
大きな岩が行く手を阻んだ。いよいよ「岩岳」の名に相応しい感じになってきた。
岩場といっても手がかり足がかりが豊富にあるので難しくはない。…と思ったのだが、いざ取り付いてみると松の落ち葉が大量に積もっておりこれがまた微妙に滑るのである。イヤらしい感じだ。
岩場といっても手がかり足がかりが豊富にあるので難しくはない。…と思ったのだが、いざ取り付いてみると松の落ち葉が大量に積もっておりこれがまた微妙に滑るのである。イヤらしい感じだ。
この岩場を登り切ると「石割松」と書かれた札が目に入る。石割…とくれば、盛岡人としては「桜」が来るのであるが、ここでは「松」らしい。
この岩場を登り切ると「石割松」と書かれた札が目に入る。石割…とくれば、盛岡人としては「桜」が来るのであるが、ここでは「松」らしい。
最後の岩場を登り…
最後の岩場を登り…
山頂のお社へ到着。登山口から約30分。岩場があるということで身構えていたが、難なく登頂することができた。
山頂のお社へ到着。登山口から約30分。岩場があるということで身構えていたが、難なく登頂することができた。
山頂付近の岩の上からは蔵王が綺麗に見えていた。遮るモノのない、まさに絶景である。
山頂付近の岩の上からは蔵王が綺麗に見えていた。遮るモノのない、まさに絶景である。
山頂からの降り口、ここがこのコース最大の難所だという。
急コースとゆるいコースが選択できるようだ。このなんとも挑発的な標識を見た我々は、当然のごとく急なコースへ
山頂からの降り口、ここがこのコース最大の難所だという。
急コースとゆるいコースが選択できるようだ。このなんとも挑発的な標識を見た我々は、当然のごとく急なコースへ
…行くわけもなく、迷うことなくゆるいコースへ進んだわけだがいきなり「これでゆるいのか?」と目を疑いたくなるような激坂が待っていた。写真じゃ伝わらないだろうなぁ…。
…行くわけもなく、迷うことなくゆるいコースへ進んだわけだがいきなり「これでゆるいのか?」と目を疑いたくなるような激坂が待っていた。写真じゃ伝わらないだろうなぁ…。
そしてこんな超絶狭い場所を通過する。わざわざそんな所を通らなくても、木の右側を行けばいいんじゃね?と思うかもしれないが木の右側…というか、あえて外側というが、木の外側は絶壁なのである。
そしてこんな超絶狭い場所を通過する。わざわざそんな所を通らなくても、木の右側を行けばいいんじゃね?と思うかもしれないが木の右側…というか、あえて外側というが、木の外側は絶壁なのである。
ただ、ここは木に掴まっていれば安全なわけだが、この先が本当の恐怖区間だった。道幅はそのままで、手がかりになるような木が無くなる区間があるのである。さすがに撮影はできなかった…。
ただ、ここは木に掴まっていれば安全なわけだが、この先が本当の恐怖区間だった。道幅はそのままで、手がかりになるような木が無くなる区間があるのである。さすがに撮影はできなかった…。
なおも激烈な下り坂は続くが、この先は階段が整備してあった。普段は登山道に階段があるとイヤだなぁと思うのだが、今回ばかりは別である。ありがたいとすら思ってしまった。
なおも激烈な下り坂は続くが、この先は階段が整備してあった。普段は登山道に階段があるとイヤだなぁと思うのだが、今回ばかりは別である。ありがたいとすら思ってしまった。
難所といえる難所は山頂直下の下りくらいで、あとは穏やかな道となる。この道標が出てきたら、右に進むと第2登山道へと下っていく。
難所といえる難所は山頂直下の下りくらいで、あとは穏やかな道となる。この道標が出てきたら、右に進むと第2登山道へと下っていく。
最後も激烈な下りである。なにやら伐採された木がそこここに転がされており一種独特な風景になっている。っていうかこの丸太、我々が通った後に転がり落ちてくるなんてことはあるまいな?
どうもちゃんと固定されているようには見えないのだが…。
最後も激烈な下りである。なにやら伐採された木がそこここに転がされており一種独特な風景になっている。っていうかこの丸太、我々が通った後に転がり落ちてくるなんてことはあるまいな?
どうもちゃんと固定されているようには見えないのだが…。
今下りてきた場所を見上げてみたが…なんかもう、登山道が有るようにはみえない(笑
今下りてきた場所を見上げてみたが…なんかもう、登山道が有るようにはみえない(笑
で、生還!
ふう! 体力的にはまったく問題ないが、精神的に疲れる山(主に下りで)だったぜぇ。
で、生還!
ふう! 体力的にはまったく問題ないが、精神的に疲れる山(主に下りで)だったぜぇ。
…そういえば、まだ車までの舗装路歩きがあったんだ…。
…そういえば、まだ車までの舗装路歩きがあったんだ…。

感想

クライミングのゲレンデにもなるという岩場を備える岩岳は、まさに名は躰を現す…の見本のような山だ。

途中、まったく他の車を見かけなかったため閑散としているのかと思いきや駐車場に着いてみれば多数の車が止まっていた。
登山の準備をしている人も大勢いたが、こちらは道具からしてクライミングをしに来たようだ。

山頂付近の岩の上からは蔵王が綺麗に見えていた。
遮るモノのない、まさに絶景である。
そこらへんの岩が天然のイスやテーブルになってくれるのでお昼を広げるにも良さそうだ。この山が近所にあったら時間がないときにでも来てお昼食べて帰る…というような事に使えそうだ。

アルプスの稜線の岩場のような高度感は無いものの、土と落ち葉がミックスされた
「いつ滑るか予想できない」岩場というのも、別の怖さが満載であった。

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