天王山〜十方山〜釈迦岳〜ポンポン山〜小塩山
- GPS
- 08:30
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,333m
- 下り
- 1,244m
コースタイム
- 山行
- 7:32
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 8:30
天候 | 晴れ/曇り/雨/小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■天王山〜十方山〜浄土谷 山崎駅から舗装路を歩き、宝積寺へ。 本堂の右に進むと登山口があり、明瞭な道が続き、山崎聖天からの道と合流し、酒解神社を経て進むと天王山の山頂へ至ります。 縦走路を進み、小倉神社分岐の少し手前から十方山の山頂へピストン。 小倉神社分岐で浄土谷方面へ進むと、引き続きはっきりとした道が続きます。 雨水で道の中心がえぐられた区間まで来ると、浄土谷はすぐそこです。 ■西山古道〜京青の森 彌勒十三佛の近くから入山し、目に見えて浸食の進む谷を進むと、西山古道の道標13に出合います。 東に延びる尾根に進路を取り、途中の道標などを見つつ進むと、道標10地点。 ここへは柳谷観音の方から来る人が大半でしょうか。 薄暗くて湿った谷の道を進むと沢があり、その先がこもれび広場です。 登り返しの急坂を経て、シダの道を進むと、緩やかな道になります。 送電線の下の展望所を経て、ゴルフ場の横を通過してしばらく進むと、京青の森です。 途中、何度か作業林道と交錯して、初めてだと少しややこしいかも知れません。 全てではないけど、標識はあります。 ■京青の森〜釈迦岳〜ポンポン山 京青の森から釈迦岳の山頂は倒木が多いけれど、処理済なので、問題なし。 ポンポン山の山頂までについても同様で、標識が充実したはっきりした道で問題なし。 ■ポンポン山〜大原野森林公園西尾根ルート〜森の案内所〜小塩山 ポンポン山の山頂から出灰方面へ少し進んだ所に標識があり、そこから西尾根ルートへ。 やや急な斜面の区間があるので、滑らないように注意したいですね。 ほぼ踏み跡ははっきりしており、森の案内所まで歩きやすい道が続きます。 森の案内所を出て府道に出合うと、小塩山の登山口があります。 少し進むと沢があり、ここを渡渉。 尾根道ははっきりとしており、最後の鉄塔を通過して少し進んだ辺りからトラバース道になります。 山頂の少し手前ぐらいに尾根へ向かう踏み跡があるので、そちらへ。 程なくして、小塩山の山頂です。 ■小塩山〜南春日町バス停 淳和天皇陵を回り込んで先へ進むと、舗装路に出合います。 舗装路を進み、標識に従って車道をショートカットする山道へ。 明瞭な道が続きますが、少し滑りやすそうな路面状態の所があります。 ゲートを通過し、その先の正法寺の池を通過して左折。 地図に従って進むと、南春日町バス停へ至ります。 昨年の9月の台風による被害で、所々で倒木によって進みにくくなっている箇所があります。 通行止めになっていたり、それに近い状態であったりで、一定の注意は必要でしょう。 この日の積雪量は5cmを少し超えるかなというぐらいの区間が長く、最大でも10cm程度でしょうか。 軽アイゼンは使用せず。 この山行の翌日の早朝には、凍結して滑りやすい状態になっていたのではと推測。 |
その他周辺情報 | トイレ - 宝積寺、大原野森林公園の森の案内所、大原野神社 |
写真
感想
この週末は大雪の可能性ありとの事で、雪深い山への山行は止めておき、近場へ。
京都の山は昨年9月の台風21号による被害が大きく、その実態を把握しておきたい。
通行止めになったままの所も少なくないようで、一定の注意は必要ですが、公的な調査の及んでいない所の方が危険な箇所があるようにも思われる。
昨年の秋以降にそのような所を歩いた経験を踏まえつつ、探って来ました。
山崎駅からスタートし、宝積寺へ。
参拝を済ませ、通行止めの解除された山道へ。
倒木はすっかり処理されており、通行への支障は皆無。
青木場谷展望広場や旗立松展望台で、雪をまとった眼下の町を見渡します。
山頂への最後の斜面は依然として倒木があり、ちょっと通りにくい。
天王山山頂に到着すると、少ないながらも積雪した山頂広場は良い感じです。
何人かとすれ違いつつ縦走路を歩き、小倉神社分岐を踏んで、少し引き返して十方山方面への分岐へ。
こちらも倒木はあるけど、すでに処理されており、通行への影響はない。
十方山山頂に到着。
前日にも倒木の処理のために別ルートから登って来ていて、途中で吹雪となり、木が倒れて来ないかと怖くなるぐらいだったのです。
引き返して、小倉神社分岐に戻ります。
浄土谷方面にはロープが張られており、通行を自粛するように要請する掲示がありますが、そのまま進みます。
倒木はあるものの処理されており、問題ないかなと思っていたら、未処理の箇所があり、雪が積もっているのもあり、少し進みにくい。
でも、別に問題はなく、気になる箇所はここぐらいでしょうか。
浄土谷へ至り、舗装路を少し歩きます。
彌勒十三佛の近くから再入山し、また少し荒れ始めている谷を登って行きます。
道を塞ぐ杉の枝を処理し、進路を確保。
西山古道13の地点に着き、ここから尾根へ。
この辺りは地味ながらも良い雰囲気で、植林帯に入った辺りでソロの女性とすれ違い。
あまり人を見かけないルートなので、少しびっくり。
西山古道10の地点で柳谷観音からのルートと合流し、ここからは歩く人が多くなります。
いつものように進み、西山古道7の地点でパン休憩と思っていたら、団体さんが休憩中なので、あいさつのみで先へ。
雪化粧したゴルフ場の横を通り、京青の森に到着。
車が3台も停まっており、持ち主と思われる人達が何やら話していて、ここでも休憩できず、そのまま先へ。
展望所への分岐を過ぎた辺りからトレイルランの人とすれ違うようになります。
こんな路面状態で僕が走ると、5分毎ぐらいに転倒してしまいそう。
雪のせいで足音がほとんどせず、相手に気付くのがいつもより遅れるとの印象ですが、あちらがこちらに気付くのはそれよりも遅いようで、見通しの悪い所での鉢合わせとかは勘弁願いたいものです。
釈迦岳山頂に到着し、誰もいないので、ここでパン休憩。
山頂からの下りは凍結気味なので、注意しつつ下って行き、最後で滑りかけるも、何とか堪えます。
静かな中を歩きたいなと思い、少し前から気になっていた谷へ進んでみます。
ほとんど傾斜を感じないぐらいの下りで、木があまり密でないので、ゆったりと気分良く歩く事ができ、雪に覆われた谷を見ていると、じんわりと幸福感に包まれます。
走っていては感じられないものがあるはず。
登りに転じようと思っていた辺りに来ると、倒木で進みにくくなっています。
回避すると、想定していた谷があります。
その隣の尾根と比較してみると、谷の方が進みやすそうなので、そちらへ。
少し滑りやすい所がある程度で、倒木なども大してなく、ほぼ問題なく登って行くと鉄塔があり、その辺りで谷は広がっており、まずまず良い雰囲気です。
動物によるトレースを辿り、一般の登山道に合流。
短い時間だったけど、楽しく歩きました。
歩き慣れた道を進み、ポンポン山山頂に到着です。
思っていたよりも人は少ないけど、それでも十分に多いので、展望写真ぐらいに留め、大原野森林公園へ向かいます。
西尾根ルートも意外にトレースははっきりとしており、淡々と進みます。
福寿草の観察地の辺りまで来ると、観察の案内が掲示されています。
期間は2月9日から3月20日までで、時間は10時から15時まで。
西尾根ルートは本当に雰囲気が変わってしまったなと思いつつ進み、森の案内所に到着し、誰もいない中、静かに昼食です。
お腹も満たされ、少し元気になったので、予定通りに小塩山へ。
南の谷へは進まず、尾根ルートへ。
少し登って行くと晴れ間が覗くようになり、日射しを浴びて融雪が進んでいるよう。
トレースは下りの1名のみのようで、ポンポン山とは随分と違いますね。
鉄塔を経て進むと、日当たりが悪い所では10cmぐらいの積雪で、踏みしめる感触が何とも心地良い。
山頂の近くで尾根に乗ると、倒木が目立つようになり、すぐに小塩山山頂に到着です。
これまでは山頂からの展望はなかったのだけど、倒木のせいで少し見晴らしがきくようになっています。
淳和天皇陵も荒れており、特に正面に回るとその度合いが高い。
このままだと、何とも痛ましい。
下山は天皇陵道を進み、雪解けの進んだ道は少し歩きにくいので、慎重に下ります。
倒木は多くなく、被害は少なかったよう。
この辺りで単独行を始めた頃の事を思い起こすようになり、あの頃はどんな思いで歩いていたのかなとか、追憶しながら進みます。
前回の比良の縦走に比べると地味ではあるけど、山の歩き方を学んだ場所への感謝の思いは強く、これからも歩く機会を持ち続けたいものです。
下って行くと思ったよりも早く雪は姿を消し、春の山を歩いているかのよう。
ゲートを超えると林道となり、しばらく歩くと正法寺へ至り、梅園の梅の花が咲き始めており、ちょっとだけ撮影に挑戦。
時間が少しあるので、やや久しぶりに大原野神社にも寄り、お詣りです。
南春日町バス停に到着し、この日も無事に山行を終え、ゴールです。
少し疲れが溜まっているようでもあり、今回は雪深い山へは向かわず、歩き慣れた山へ。
久しぶりに雪のポンポン山界隈を歩く事ができ、最後はノスタルジックな気分にも浸り、この日の選択は正解だったよう。
あの頃と何も変わっていないようでもあり、すでに失われてしまったものが多いようにも感じる。
何を書いているのか分からなくなって来たので、今回はこれにて。
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