遠州修験道春峯踏査(事任八幡宮本宮山 磐座)事任八幡宮臨時駐車場よりピストン
- GPS
- 00:42
- 距離
- 1.8km
- 登り
- 160m
- 下り
- 157m
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
事任八幡宮本宮入口〜奥宮:ほとんど階段。 奥宮〜磐座:明瞭な山道ですが、途中かなりの急登(残置ロープあり)。乾いた土質で滑りやすいので特に下りは注意が必要。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
靴
携帯
時計
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感想
遠州は遠江国一宮 小國神社の神体山として崇められる本宮山を起点にして、東方には白山・春埜山・大日山・大尾山・粟ヶ岳へと山並が連なり、太平洋に突き出た駒形神社の御神体である御前崎(御前岩)を経由し、笠原荘の熊野山々を巡りながら再び峯中路を踏み分け、小笠山から法多山へ到達する春の入峯修行が存在しました(「遠州の霊山と山岳信仰ーその源流と系譜ー」より)。その歴史ある道を、かつての修験者達のことを想像しながら踏破してみたい!という歴史ロマン溢れる山行を2017年から細々と続けています。
※今回は「粟ヶ岳〜事任八幡宮〜巖室神社」のルート踏査のための下見です。
私たちが遠州修験道踏査を始めるきっかけとなった、浅羽郷土資料館(現・袋井市郷土資料館)平成19年度特別展「遠州の霊山と山岳信仰 〜その源流と系譜〜」の解説図録。それを執筆、編集された山本義孝さん(現・歴史文化館館長)にもしかしたらお会いできるのではないかと、用事で出かけたついでに郷土資料館を訪ねました。今の展示は特に山岳信仰に直接関連するものではありませんでしたし、偶然少しだけお会いすることができた山本館長はとても忙しいご様子で今日はほとんどお話することができませんでしたが、精巧なジオラマやイラストなどを多用した展示はとても解りやすく、職員の方も懇切丁寧な解説をしてくださったおかげで、とても楽しく観覧することができました。また修験道踏査に行き詰まった時は、再訪して山本館長にお話を伺いたいと思います。
袋井市郷土資料館訪問の後、掛川市の事任(ことのまま)八幡宮へ移動。道路を挟んで本殿の正面にある本宮山をちょっとだけ歩いてきました。春峯では粟ヶ岳から事任八幡宮を経て金谷の巖室神社へ向かうのですが、かつての修験者たちは現在の東山いっぷく処に通ずる車道ではなく、その西側の尾根伝いに南下して事任八幡宮本宮山の山頂にある磐座へ抜けてきた気がするので(今の道は昔はなかったでしょうし)、磐座から北へ下りれそうな道が残っているか確認してみたかったんです。
距離も標高差も大した事ないので、まったくの手ぶら&デニムのパンツという格好で行ってしまったんですが、奥宮より上の山道は想像以上に急登で残置ロープ(これがあって本当に助かりました)や木の根を掴まないと登れない箇所がありました。なんとか無事に磐座に到着すると、山頂のすぐ北側に比較的広い山道が確認できました。最後まで歩ける状態なのか分かりませんが、また今度踏査してみたいと思います。
それにしても今回一番驚いたのは、誰にも会わないと思っていた奥宮からの山道で、上から下ってきた方に出会った事です。その方は登山や渓流釣りが好きで、トレーニングの意味でよくこの本宮山を登られてるのだそうです。
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