高妻山


- GPS
- 10:25
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 2,232m
- 下り
- 2,219m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り一時雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この時期の高妻山直下の半端に残った残雪に注意。 この日、数十メートル滑落した人が出たようですが、奇跡的にブッシュ地帯で止まり最悪の事態は免れたようです。 また落雷に注意。 もろに雷雲の中に入ってしまい、生きている心地がしなかった。 |
写真
感想
軽く足慣らしするつもりで地元の山へ。一の鳥居からタイムアタックで飯綱山頂までは約1時間。駒つなぎまででかなり息が上がった。ベストタイムは49分ですが、ひざ痛からの病み上がりとしてはまずまず。
対面に見えている高妻山を眺めてから瑪瑙山へ。鞍部へ一旦下って登り返します。ツツジ系のピンクの花が鮮やかで、新緑が萌える良い感じの登山道でした。
瑪瑙山到着と同時にガスに包まれて真っ白な世界。それまで見えていた高妻山も見えなくなった。戸隠スキー場のゲレンデを駆け下りて、スキー場からは古道をトレランして戸隠キャンプ場へ。そして戸隠牧場で大休止。
十分に休んでから高妻山へアタック。一不動より少し下の水場で再び大休止したり、携帯でメールを打ちながら登ったので結構時間がかかった。一不動の辺りから疎林越しに見え隠れする高妻山が圧倒的で、身震いするような存在感を受けた。深キュンとやらが日本百名山の一つに選んだようだし、やはり何か威厳のようなモノが高妻山にはあると私も感じました。また、この付近にはシラネアオイがいくつか咲いています。一株辺りの花の数は多くはありませんが、ひとつひとつの花が大きくて立派です。
五地蔵を過ぎると残雪も出てきます。おまけに疲労も出てきました。アップダウンを繰り返し最後の登りに差し掛かる。山頂直下は残雪で危なっかしい。ササを掴みながら危なっかしい登りとなります。高妻山へはゴールデンウィークにも登った事がありますが、今頃の半端に残った残雪の時期が一番難しいです。
またその付近で数十人の団体様御一行に追いつきました。そしてその中の一人が滑落したらしく、リーダーらしき人や後方を歩いていた方々が谷の方へ声を張り上げていました。
しかし、他のメンバーは登山を続けているようで、さすがは悪名高き百名山御一行様。同じグループの人間が滑落して生死不明の状態にも関わらず、平気で登山続行ですか。
私の見た目(滑落した場所など)では助からんだろうと思えましたが、幸い、途中のブッシュ地帯で止まったようで、最悪の事態は免れたようでした(登り返してくるのが見えた)。
山頂へ到達する頃になると、雷鳴が近づいてくるのが確認できました。先ほどまで飯綱山に掛かっていた真っ黒な雷雲です。逸れてくれと願いつつ、急いで下りにかかります。モラルもヘッタクレもないツアー団体様を蹴散らし、山頂直下を走っていると、ソコぉ、何走ってるんだぁ!下の方から怒号が飛んできました。どうやら団体様のリーダーの方が私を団体のメンバーと勘違いして注意したようなのです。ざわ
さて、結局は鞍部まで下りた辺りで雷雲に捕まった。強烈な暴風雨を伴う雷雲でかなりヤバイ。雨具を持ってない私は全身びしょ濡れ、風も強く体も冷えてきました。それ以上に雷がやばかった。もろに雷雲の中に入ってしまい、すぐ横にも下にも上にも落ちている状況に生きた心地がしない。まさに死を覚悟する恐怖。笹薮の中に突っ伏して、さすがの私も神に祈りました。恐怖と寒さでガタガタ震えながら、どうか私には落ちないようにと。
とてつもなく時間が長く感じられましたが、やがて雷雲は去って行った。同時に雨と風も止んで暖かくなってきた。助かりました。まだ上にいる団体様は大丈夫だろうかとも思いましたが、烏合の衆だろうがベテランだろうが、雷にあたるかどうは全くの別問題で、最終的には運。
なお、この時、飯綱山に居たトレラン仲間ははやりこの雷雲に遭遇していたらしく、南峰の神社に逃げて難を逃れたようで、同様に激しい雷雲だったとの事。その後、雷雲は移動して高妻を包んだので、高妻にいる私を心配したらしい。
雷の恐怖を味わいました。
雷雲が去ると一気に天気が回復し晴れてきました。濡れて消耗した体を温めるべく、再びトレランで下山しました。戸隠キャンプ場からは古道を走って一の鳥居まで戻るつもりでしたが、ちょうど良さそうなバスがあったので、一の鳥居入り口まではバスに乗って一の鳥居に置いてあるクルマまで戻りました。
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