奥武蔵のテント泊縦走・秩父御岳神社・子の権現・伊豆ヶ岳・正丸峠・白石峠・堂平山・都幾山
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- GPS
- 34:40
- 距離
- 38.3km
- 登り
- 2,120m
- 下り
- 2,220m
コースタイム
駐車場へキャンプ設営、22時就寝。
3月4日
4:50起床も2度寝、6:50起きる。
朝食・キャンプ撤収。
8:40出発-9:45カバ岳(896m)-10:10大野峠-車道歩き-10:35高篠峠(748m)-11:15白石峠・道を間違え、川木沢ノ頭通過できず11:40出発-11:55剣ヶ峰?(876m)-12:20堂平山(875.8m)-天文台で休憩-13:10出発-14:15七重休憩所14:20出発-道を間違い林道歩き、冠岩へ向かい登山道へ戻る-15:25都幾山(463m)-15:40観音堂-15:50慈光寺-桜山見つからず-16:30西平<地図0:30・実測0:40>16:50出発-18:30自宅到着。
天候 | 3月3日は終始晴れ、深夜からミゾレ混じり。4日は小雪が舞っているような、雲天模様で気温は朝から低下していった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
3日 吾野駅から車道を歩き、線路を越える手前のY字路分岐がわかりづらかった。 一瞬会社敷地内へ?とも思ったが、標識があるので左方向へ進むと、会社敷地を左目に見ながら通過し、西武線を右眼下に見ながら進める。 秩父御岳神社の最高点境内右隅に、登山道入り口があるが、少しわかりづらかった。 子の権現まで、地図にない作業道も多く注意。 子の権現も、境内内から登山道が伸びる。 伊豆ヶ岳ピークまで雪は殆どなかったが、ピークから北側は一変。 男坂は通行禁止に、女坂も崩落通行止め。 男坂合流地点まで巻き道?有りだが、残雪でここからアイゼンを装着した。 南側斜面には雪は殆ど無し、北側に緩んだ雪が結構足元を取られるので注意。 川越山を下る頃から、残雪が消えなくなっていく。 虚空蔵峠付近から、大野峠までは雪山の様相。 4日 白石峠・堂平山までは踏み跡が多いせいで、完全に凍結していてアイゼン必須だった。 とにかく、硬い氷がやっかいだった。 堂平山から南斜面は、すぐに雪はなくなったが、ぬかるんだ泥道が結構すべる。 里山特有の作業道や、25000図及び50000図地図に載っていない道と、相互の地図表記が違うので読図で迷う場面も多かった。 |
写真
夜中はミゾレ、朝も少し雪が時折舞っています。
気温はあまり下がらず、テント内も4℃ありました。
モンベル#0は、正直暑かったです。
半分ズボンを脱いで寝ていたので、これで発見されたら、ちょっと恥ずかしいですね(汗)
感想
4日から5日で、八ヶ岳は赤岳に行く予定だったのだけど、5日の悪天候予報に中止。
先月24日-25日企画した武甲山から自宅への縦走が、日帰りで帰ってきたこともあり、足腰の神様「子の権現」参拝を兼ねて再構築。
登山歴2年9ヶ月、メジャーな山に目が行ってしまい、ここまで地元の山に興味がなかった。
昨年、外秩父七峰縦走ハイキングや越生27kmハイキングに参加したのをきっかけに、奥武蔵の低山にも十分魅力を感じるように。
数十秒差で、始発の八高線に乗り遅れ。
次が1時間20分後という、ローカル線の怖さを知る。
初見だけに、駅からウロウロと進むべき道を探した。
秩父御岳神社の急階段が、延々と現れることに毒付く。
20kgの装備が、重い。
やっと登山道入口を見つけ、ワクワク感と共に山道へ入る。
里山特有の作業道分岐と、指標の無さに不安になる。
50000図では読み取れない、短い急登と降りの繰り返しが、思った以上にきつく感じた。
尾根縦走では水場があまりないので、先週車で偵察に来た子の権現。
参拝後に茶屋まで戻り、おにぎり充填。
さあ行くかと、登山道を探すが良くわからず、何も買っていなかったが茶屋で聞くと、境内内に案内看板があるとのこと。
寒くも無く、暑くも無く、快適な登山。
楽しいのだが、先も長いと、景色を楽しむ余裕はあまりなかった。
古御岳を過ぎた辺りから、残雪が顔を出す。
前回合流するはずだった、山伏峠への看板を過ぎる。
伊豆ヶ岳ピークにて、登山者と遭遇。
アイゼンを装着している姿を横目に、残雪残る下りへ特攻。
あえなく、3m程滑落し肝を冷やす。
熊笹を掴んだ手が、擦り傷やら切り傷やら・・・イタタタ。
家に帰ってから気づいたが、ハードシェルパンツの尻部分が、15cmに渡って切れてしまっていた。(これも痛い)
そこからワンタッチ式軽アイゼンをやっと装着。
最初から付ければいいものを・・・・。
正丸峠で、水を500cc補給。
ビールとお汁粉が、最高に美味かった。
茶屋のおばちゃんが、先週偵察にきたのを覚えていてくれて、嬉しかった。
川越山辺りで、すでに17時。
ますます、残雪は多くなってくる。
寒くなる前にとフリースを着込み、ヘッドライトをポケットに。
日が長くなったなぁと眺める先に、武甲山が凛々しく見えていた。
尾根上といっても、18時にはすっかり暗くなり、やっとサッキョ峠。
幕営してしまおうかとも思ったが、景色もよくないし、体力はまだ残っていた。
今更急いでも仕方がないと、ゆっくりと歩を進めていった。
尾根道を外れると、さすがに真っ暗だった。
期待していた月明かりも、いつしか張り出した雲にさえぎられ・・・。
そういえば、夜独りで歩くのは初めてだなと。
さすがに怖かったので、正直、虚空蔵峠から車道に出た時はホッとした。
車道へ逃げ、19時20分にやっと目的地へ到着。
幸い乾いたアスファルトを発見し、刈場坂峠駐車場内にキャンプ設営。
2時頃、上がってきた車が凍りでスタックしているようで、エンジン音で起こされる。
そのうち友達を呼んだのか、男女の若い声が大騒ぎしていた。
駐車場にテントを張っているので、文句も言えず・・・いなくなるまで耐えた。
すっかり寝坊し、慌てて朝食とキャンプ撤収。
大野峠まで、雪がしっかりとあり、踏み跡は1名様のみ。
静かな低山と、冬のいでたちに感嘆する。
白石峠まで来ると、数組の登山者を見るようになった。
残雪は無数の踏み跡で、氷のスロープと化していた。
ある意味、冬の八ヶ岳を歩くより怖かった。
カッチカチの氷は、ワンタッチ式の軽アイゼンでは少し心もとないと感じた。
堂平山では、若者登山グループが、祝杯をあげていた。
気温は下がり、風もある中・・・元気だなぁと。
暖かい飲み物でもと、天文台のレストハウスへ。
自販機でもと思ったら、え?靴脱ぐの?
面倒に思えて、立ち去ろうとするが、おばちゃんに捕まり、スリッパまで出されてしまい、帰るに帰れず中へ入った。
手作りこんにゃくの田楽100円とか、豚汁150円とか安すぎる!!
しかも、手作りの味が、本当に温かかった。
初ヤマレコユーザーさんと遭遇したり、思わぬ収穫だった。
下山路がわからず、他1組とウロウロしたが、なんとか発見。
地図と合致しない道に、右往左往したが、なんとか下山。
林道で鹿の前足だけ落ちていて、トラバサミか?と。
知った道に出てからは、あと少しだと気が緩んだのか・・・凄く疲労感との戦いだった。
家まであと2km・・・それが非常に長く感じた。
冬季の低山が、これほど楽しいものだとは知らなかった。
振り向けば山がそこにある。
しかも、正丸峠を経由して、どこまでも続いてることを知った。
明覚から電車・バスを乗り継ぎ、家まで帰る。
まずは、第一回目を成功。
夏の低山はあれだが、来シーズンの楽しみが増えました。
ヤマレコユーザーさんと会ったので、久々にこちらにUPしてみました。
画像も、そのうち公開する予定です。
最近土日はお天気悪いですが、いかがお過ごしですか?
晴れても花粉の季節はいまひとつ意欲がないので
私は、今日ヤマレコ記録のんびり眺めています。
写真16の天目指峠は私もキャンプできそうといつも思ってる箇所です。
写真39は怖すぎです
写真55の後ろに写っている方はどなたですか?
コメントにも「鹿の前足」とか「トラバサミ」とか
なんてワイルドな世界が奥武蔵に広がっているのでしょう
目からうろこのようなレコですね
ありがとうございます。またよろしくお願いします。
mattyanさん、初書き込みあざっす。
mattyanとのやり取りで、今更ながら過去の登山記録をこちらにもUPしようと思うようになりました。
これからの登山は、ある程度しっかり書こうかなと。
過去のは・・・・ルートくらいかなぁ。
記憶も曖昧ですしねぇ。
暑いのは苦手なので、気温とともに山行の標高も上がっていきますが・・・。
奥武蔵・奥秩父の山は、何か得体の知れない魅力を感じます。
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