すきまで行こう塔の岳雪化粧・再スタートはいつものように…
- GPS
- 05:24
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,270m
- 下り
- 1,270m
コースタイム
天候 | 雨〜雪〜曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【コース状況】 駒止茶屋辺りから登山道上に積雪 花立山荘から上10cm、金冷から積雪増えて、頂上付近は20-30cm 花立山荘の下あたりから一部凍結あり 【トイレ】 大倉と各小屋にあり 【登山ポスト】 渋沢駅バス停、大倉にあり |
写真
感想
2月の頭に八甲田に行って、もう一回!…などと思ったら、人生初めてのインフルエンザにかかってしまった
5日間は寝込む状態で、三階まで上がるだけで苦しい状態
体重2.5キロを持って行かれてしまった
もちろん脂肪なんかでなく、筋肉である…
2月の使える週末をそうやって過ごし、その後は引っ越し作業に追われる
仕事のスキマなどはない状態で結局は1ヶ月以上開いてしまった
さらには諸事情により去年の夏からトレーニングが出来ない状態であるのも痛い
ほぼ初心者レベルに体力は落ちていると考えないといけない
やっとできたスキマ、小さめのスキマなので「西」や「縦走」は無理であるのはもちろんである
あそこはどうだ、ここはどうだ、とハイキング系を思い立つが、どうも「そそらない」
こういうときは、初心に戻って大倉尾根である
調子のいいとき、悪いとき、引き返したときの時間などが頭に入っているのは便利だ
そして、自分の立ち位置を確認するのにはもってこいである
天気予報は、南岸低気圧の通過で雨雪と風
あまり登山には適しているとは言い難い
でも、そこしか時間はない、風はなんとかなるレベル、あとはみぞれと戦う覚悟と装備
ということで装備はインナー系は冬山仕様(ファイントラックのフラッドラッシュスキンメッシュにタイツとパタゴニアの旧キャプリーン4)、ミドルはフリースと薄いダウンを持参(行き帰りの電車しか使わず)、スラックスは秋冬用
アウターは、ハードシェルでは暑いと判断してあえて雨具を選択
翌朝、家を出たとたんに強風にあおられて少したじろぐもなんとか出発
さすがにこの天気で、いつもならたくさんの登山客で賑わう車内も探さないと見つからない状態
渋沢駅からの6時48分発のバスは9人の登山客と1人の地元客のみ
物好きだなとふと笑ってしまう
大倉は強めの雨でスタート
予想通り、出だしから体は重たい
とにかく今日はゆっくり、体の意見を尊重していこうと心に決める
先行者がだんだんと見えなくなるか、それも気にしない
前後、誰もいない雨の中を一歩ずつ苦しくないように進む
意外に何も考えないものだ…この感覚は久しぶりで、気づくとふと笑っている自分に気づく
やっぱり歩くのが、歩いて登るのが好きなんだと
雨の斜線を眺めていたら、だんだんと白線が混ざってきた
顔を上げると、白く景色が濁っていた
みぞれだ
白の具合はあっという間につよまって、ふわりと雰囲気を変えた
落ち葉の上に白く残り、次第に範囲を狭め、ついには足下を埋めた
風は時折吹き抜けると雪つぶてを痛く当ててくる
それでも温かく、尖りはない
まだ、いける
体はそう答えているように感じた
一歩ずつ進むと鍋割山稜と合わさって、道はますます白く厚くなった
先行者の踏み跡をありがたく使わせてもらい足下を固めながら登っていく
一歩の重みを感じられるのも雪道ならでは
いつもは一足飛びに上がる坂もゆっくりと登ると違う雰囲気を醸し出す
頂上はひっそりと吹雪の中
感謝と祈りを終えて、下山に取りかかる
下りははねるように、飛ぶように雪の上を進んでいく
あっという間だ
氷の上の雪が滑り止めとなって、味方をしてくれた
用心の軽アイゼンは用心で終わる事ができた
そしてスリーシーズン用の靴も、寒さも水分も伝えることなく、いつものように支えてくれた
山歩きはたのしい
いつものようにとはいかなくても
それでも楽しかった
思うように向かえなくても、よしとしよう
ほんと今年の丹沢は、雪の当たり年になりましたね。
大雪予想の日記で皆さんと大騒ぎしたのが、思い出されます。
やはり、komadoriさんの歌が効いたような。
良いレコを、ありがとうございました。
ricalojpさん、ありがとうございます!
本当に予言はばっちり、でしたね!
もう雪は拝めないかと思っていたところに、これまたいいタイミングで低気圧が来てくれました
私の嘆き節を空が聞いてくれたのかもしれません(笑)
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