北蔵王。蔵王ダム〜雁戸山〜南雁戸山
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,403m
- 下り
- 1,396m
コースタイム
- 山行
- 9:28
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 10:00
- 山行
- 4:02
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 4:16
天候 | 一日目 晴れ 二日目 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況 東沢ゲンジボタル保護地入口から先は通行止。蔵王ダムまでは除雪された舗装道路を歩く。 ダムを対岸に渡り枝尾根に取り付き踏み跡を辿り主尾根に上がる、雪は殆ど無い。主尾根に上がると雪が出てくる、ここでアイゼン装着。1200m付近までは急登が続きその後傾斜が落ちた尾根を辿って前山に至る(アニマルトレースに助けられる)。 前山から雁戸山まではしっかりとした踏み跡が有り問題なし。雁戸山から南雁戸山までは踏み跡は無かったが特に問題なし。 南雁戸山からピーク1262m手前のコルまでは出だしのハイマツ帯が踏み抜きの連続で苦労する。急な灌木帯を慎重に下りブナの林になると傾斜も落ちコルに達する。ここを宿泊地とする。 宿泊地よりピーク1262mへはブナの林の尾根をアイゼン装着で登る。クラストして無く若干潜るが苦にはならない。ここから八方沢まで殆ど急な下りが続く、1047m付近で雪が無くなったのでアイゼンを外す、この辺から雨が降り出す。 少し下ると又雪が出てくるがツボ足のまま先に進む。最後の方で雪の無い急な痩せ尾根を下るがそこを過ぎるをいったん雪の段傾斜になりそして急な雪のルンゼを下り八方沢の渡渉点に出る。 八方沢は特に増水してることも無く靴を履いたまま渡渉した。ここから夏道を沿いに雪壁を登り林道終点に至る。林道は若干潜り以外と疲れるが無事蔵王ダムに到着。後は舗装道路を下り駐車地点に戻る。 |
写真
感想
北蔵王。雁戸山〜南雁戸山に蔵王ダムより登る。
登りに使った尾根と下りに使った尾根には登山道は無い、雪を利用してのルートである。
一日目 6時25分スタート、駐車地点から舗装道路を歩き蔵王ダムへ、凍ったダムを対岸に渡り尾根に取り付く、やはり雪は例年より少ないようだ。主尾根に上がってアイゼン装着、1200m付近までは急登で地面が露出している所が有ったがこの上は雪も安定していて傾斜も緩む。アニマルトレースのある広い尾根を登り続けるとブナの林から低灌木帯になり雁戸山が見て来る、天気が良く霞んではいるが熊野岳も雁戸山越しに見える。 前山で主稜線に合流するとしっかりした踏み跡が有る。この先で下ってくる単独行の男性とスライドする、これが今回の山行で出会った最初で最後の人だ。稜線を歩いて雁戸山山頂到着360度の展望を楽しむ、蔵王ダムから登って来た尾根が見える。笹雁新道分岐点で南雁戸山へルートを確かめながら休憩、この先踏み跡はないようだ、風は弱く気温は高い。南雁戸山に進む、まずはコルへの下り踏み抜きも有ったが地面が見えている所も有った。コルからはクラストした尾根を登る、岩も少し露出している所がある。思ったほど苦労も無く南雁戸山に到着、途中以前登った宮城県側の尾根を眺められた。
時間も押していたので休むことなく下降に入る、下り出しはハイマツ帯の為踏み抜きが多くちょっと苦労するが後は急な低灌木帯を下りブナの林の尾根になると傾斜が緩む、林の中にちょっと開けた所が有り雁戸山とその下に北雁戸沢の氷瀑を見ることが出来た。西日の射すピーク1262m手前のコルに16時25分到着、ここを今晩の宿泊地とする。ツエッルトを張り、早速ラーメン、発泡酒、日本酒、ハヤシライスなどで腹を満たし19時過ぎに就寝。夜中に外に出ると星が見えていた。
二日目 目覚まし時計のセットミスの為1時間遅れで5時過ぎに起床、餅入り味噌スープで朝食を済ませ6時25分出発、昨日とは打って変わり天候は今にも降り出しそうな空模様だ。
アイゼン装着でまずはピーク1262mへ、若干潜る雪稜を登る、山頂から下って平な所を少し歩くと急な尾根の下りになる1047m付近で雪が無くなりアイゼンを外す、ここ辺りから雨が降り出す。しかし少し下ると又雪が出てくる、ツボ足のまま下る事にする。一旦傾斜が緩むがその先で痩せた急な雪の無い尾根を下る事になる、ここを下ると雪の大地になり最後に雪のルンゼを慎重に下り八方沢渡渉点に到着。沢は特に増水してる事も無く難なく渡渉。一休みして雪壁を登り林道終点に出る。しとしとと降る雨の中を歩き蔵王ダムに到着、山はガスに覆われ見えない。除雪された舗装道路を歩き駐車地点に戻り10時40分登山終了。
雪の量や雪質がいまいちであり、二日目の天気が予想より早く崩れたが思い描いたルートを予定どうり歩け通常コースからは見れない景色を十分楽しんだ満足の二日間であった。
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