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Yamareco

記録ID: 1747602
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雪山ハイキング
八幡平・岩手山・秋田駒

姫神山

2010年01月10日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.2km
登り
430m
下り
426m
天候 くもり
過去天気図(気象庁) 2010年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車

感想

2010年1月10日、今年の山始め!という事で姫神山に登ってきました。
なんかもう「オフシーズン」というものが無くなってきました(^^;
年中山に登っています。

スノーシューチームは、まずは車で田代コースの登山口まで移動です。
…と言いたいところですが、実はこの季節、登山口までの車道は除雪されておらず
車で直接乗り入れることはできません。500mくらい手前の交差点までは除雪されているので、その付近に車を停めて歩きます。なお、この駐車ポイントは狭く4〜5台くらいの駐車が限界と思われますので確実に停めたい場合はお早めに…。
この日も、すでに先行者の車が2台停められていました。

準備を整えたら、まずは雪の林道に踏み込みます。
先行者のトレースがしっかりついており、ラッセルの苦労は無さそうです。
深雪を体験しに来たというのもあるので、ホッとしたような残念なような…。

途中、わざとトレースをはずれて歩いてみたりしながら、30分ほどかけて田代コースの登山口へ到着します。いや〜、トレースの有無を体験してみましたが、ノントレースのラッセルが、いかにキツイかよくわかりました(^^;
私はすでに汗だくになっていました。
先行者がいて助かった〜(笑

登山道は始め緩やかな登りとなります。
雪の林間を歩くコースは、なかなかに気持ちよく足取りは軽く、さくさくと進んでいきます。



…私以外は(笑

実はスノーシューチームとはいいつつも、私はワカン装備だったのでした。
ヘロヘロ隊にはまだスノーシューが1セットしか無いのです…。
スノーシュー三人が踏み固めた一番後ろを歩かせてもらったのですが、やはりどうしても足が沈むんですよね。

振り返って自分の足跡を見ると、スノーシューの踏み跡からさらに3〜5冂度沈んでいるようです。一見すると大したことが無いように見えるこの差ですが10歩、100歩と歩みを進めるにつれて大きく差が出てくるようで、じわり、じわりと遅れ始めます。

傾斜が増すにつれてその差は顕著になり、私は完全に隊列から落伍してしまいました(^^;
けしてワカンで歩けないような状況ではないのですが、スノーシューのペースにはついていけません。ゼーハー言っている私を見かねて、やまめさんがスノーシューと交代してくれました…。ホント、ご迷惑をおかけしましたm(_ _)m

中腹を過ぎると、あきらかに雪の量が多くなり、雪質もサラサラしたものに変わっていきます。先行者のトレースを見ると、頻繁にトップを交代しているようで苦労の跡が偲ばれます。我々は、トレースの恩恵にあずかって周りの景色を眺める余裕がありました。

突然林が途切れ、視界が開けます。頂上まで400の地点までやってきました。
今まで樹林帯の中を歩いてきましたが、ここから急に高山っぽい雰囲気となります。
この景色が田代コースのハイライトのような気がします。

ここでついに先行者の方々に追いついてしまいました。
聞けば我々よりも1時間近く先に出発したようです。
やはりトレースの有無で、所要時間も労力も格段に違ってくるようです。

さて、追いついてしまったからには、やはり当然の礼儀としてトップを交代するわけであります。ここで初めてノントレースの雪面に挑むことになりました。
スノーシューをお借りしている身分ですから、当然私は率先してトップに立ちます(笑

…が、すぐにツートンとyuzzyさんに交代してもらいました。
=== 正直、キツイ!(笑 ===
これは、一人で長く続けられるもんじゃありません(^^;

何度かトップを交代しながら、400mの雪面を突き進み頂上直下まで到達しました。
ところが、あと一息というこの山頂直下が一番の難所でした。
吹き溜まりの雪が壁を作っていて、これがどうにもこうにも…。
普通に歩こうものなら、シューを履いていてさえ越まで沈み、それならばとつま先を蹴りこんでみても、サラサラとした雪が次々流れ落ちてきてどうにもならない…と、まさにあり地獄のよう。

膝を蹴りこんで雪を押しつぶし、その上に足をのせてさらに雪を押しつぶし前に進む…という、深雪ラッセルで雪壁を何とか突破。いや〜、話には聞いていましたが、自分でコレをやることになるとは思いませんでした〜。

後から気がつきましたが、400m地点から山頂までの写真が一枚もありませんでした(^^;
写真を撮る余裕も無かったんですね〜。

苦労して登ってきた山頂からは、どんなに素晴らしい景色が…と思ったのですが、残念ながら雲が出てきてしまい、眺望は限定的なものになってしまいました。
岩手山もまったく見えません。

それでも、充実感は相当なものだったようで、山頂で撮った記念写真は二人とも良い顔してました。いや、ここでお見せできないのが残念(笑

一通り景色を眺め、山頂を楽しんだ後は、お待ちかねのランチタイム!
今回もまた、いろいろと頂いてしまいました(^^;
毎度毎度、どうもすいません。ごちそうさまです。

楽しいランチタイム終了後は下山となるわけですが、下りはアイゼンチームも合流して全員で田代コースを下ることとなりました。
nanaさんがスノーシューを履いたことがないというので、私が履いていたやまめさんのシューをnanaさんに履いてもらい、私はツボ足で下山することにしました。
これは、もちろんnanaさんをスノーシューの世界に引っ張り込もうという策略です(笑

ただ、さすがにこの深雪の中をツボ足ということになると歩きにくいことは想像に難くないので6人でしっかりトレースを踏み固めて行ってくださいね、とお願いしておきます。わかった、まかせてくれ!という返事を、私は確かに聞いたつもりだったのですが、いざ下り始めるとみんな速いのなんの!(^^;

おまけに途中からは、てんでバラバラに全員が思い思いの場所を歩くもんだからトレースもへったくれもありません。
これは「踏み荒らされた雪面」であって、トレースとはいわんのです!

おまけに、はるか前方には、率先して踏み跡からはずれて新雪の上を楽しそうにはね回っている我妻の姿が…。おのれ、覚えていろよ、ツートン…。

…というわけで、少々大変な思いもしましたが?冬の姫神山田代コース、無事に踏破できました。以前から、冬に行っても楽しいコースだよ〜と聞かされていたのですが
今回実際に行ってみて、その楽しさを実感できました。
今度はノートレースで再チャレンジしてみたいですね(笑

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