【平成31年早春宮城野山歩その2】深山・鷹討山【己14.6】
- GPS
- 02:40
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 565m
- 下り
- 549m
コースタイム
- 山行
- 2:11
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 2:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
たまに急登がある以外は歩きやすいが、地図や案内板に無い道も多く、標識をよく確認する必要あり。 |
写真
感想
宮城訪問2日目は、軽い山行を二つ。天気予報では曇りとなっていたが、大地には昼近くになっても陽光が何にも遮られること無く降り注いでいる。幸いなるかな。
午前の部が内陸だったのに対し、やはり海を見たいと思い、山元町の深山まで足を運んだ。
【山行概要】
深山の麓は少年の森ということで広場があったり、マウンテンバイクコースがあったりと公園のような感がある。そこで戯れる親子を横目に入山。低山の割にはコースがたくさんあり、北から駒がえしコース、次いでたかうちコース、最後にかめいしコースと歩き尽くすことにする。
高々標高200〜300mの低山ではあるが、入山から稜線までは結構奥深い。これは道がグネグネ紆余曲折しているということも影響しているだろうが、深山を名前の通り深山たらしめている。
深山山頂では親子連れ等がお昼時を楽しんでいる。のどかな時間だ。
本山行において蔵王方面の展望がスッキリはっきり得られたことは、稜線に乗ったばかりの国見台では展望を得られず、期待値が大きく下がっていただけに、曇る天気予報にもかかわらず晴れが継続したことと合わせて二重の喜びであった。
下りは『新・分県登山ガイド[改訂版]』(2010年)の案内するルートを選択したが、現地において標識はこのルートを案内していない。そのため、降りた先でも特に標識が無い。そのうち、他にも案内板等では無い道が錯綜していることに気が付く。どのルートをとっても稜線なり、下山地点なりに出るのであれば問題無いのだろうが、気軽に親子でファミリーハイクができるかというと、大丈夫かな〜?と不安は残る。ま、とりあえず、無事下山はできた。
再登山はたかうちコースから、下山は亀石(かめいし)コースとすることに決定。水道山の辺りは民家があり、誤って私有地に入らないようにしないといけないが、その割には道を誤らないようにする手立てが不十分に感じた。
何とか山道に入ってからは、鷹討山へ一直線。延々歩いてきた最後にやや急な登りということもあり、さすがに疲れてきた。
それでも踏ん張って再度の稜線へ。どんな山でも稜線に乗ってしまえばこちらのものだ。努力実り、報われて、鷹射山から深山の稜線で太平洋沿岸部と内陸部蔵王両面の展望を再度得る。
深山には東日本大震災・大津波被災者鎮魂のための鐘。鳴らすとよく響く。鐘の余韻の中、太平洋を眺めつつ、往時を偲ぶ。11日には山頂でセレモニーもあるようだ。
【総括】
今回の宮城訪問の締めに深山を選んだのは大当たりだった。急登があるとはいえ、大体は落ち着いた気持ちで心静かに歩くことができる。歩きながら、震災のこと、東北のこと、今回の宮城訪問のことを考える。
平成23年から毎年の東北山行。根底に流れる気持ちは変わらないが、今では、明らかに私は東北を楽しみに来ている。東北が楽しいから来ている。なんと素晴らしいことか。
9日夜放送のNHK番組『崖っぷちでもがんばっぺ』においても被災した事実は重要だが、東北の持つ本来の良さをもっと前面に押し出さないと、という趣旨の話があった。
東北の本来の良さに気が付いたときに、「被災地」という色眼鏡は外れる。
(熊本・大分、岡山、広島、北海道についても同じ。)
〜おしまい〜
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する