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記録ID: 175576
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ハイキング
丹沢

深雪の丹沢山・塩水橋ルート

2012年03月18日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
14.8km
登り
1,296m
下り
1,298m

コースタイム

6:30 中央林間駅北口集合
7:50 塩水橋
8:00 登行開始
9:35 雨量計
10:10 堂平
11:30 天王寺尾根分岐
12:40 丹沢山到着(みやま山荘で昼食休憩)
13:45 下山開始
14:27 天王寺尾根分岐
15:25 雨量計
16:30 塩水橋
天候 曇りのち雨
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
塩水橋のゲート前には路肩に数台の駐車スペースがあります。今回は天候不順のためか空いていましたが、普通は釣り人や登山者の車で早い時刻に埋まってしまうそうです。その場合、少し手前の青宇治橋、更に手前の金沢キャンプ場などにも駐車できそうです
コース状況/
危険箇所等
塩水橋からは林道歩きが1時間半ぐらい続きます。途中、ワサビ沢方面の山道に入れば林道をショートカットできますが、その分岐点を見落とし、大きく蛇行する林道をそのまま進みました。

国土交通省の雨量局(公衆トイレのような無人の建物)が右側に建っているところで、向かいの小さな鉄製階段を登れば本格的な登山道の始まりです。暗い針葉樹林帯を登り詰めていくと、やがて「かながわの美林50選」に数えられる堂平のブナ林になります。

この辺から雪が深くなり、我々はアイゼンとスパッツを装着。しかし、前日の雨と高い気温で重く湿った雪にはアイゼンが効かず難儀しました。天王寺尾根との合流点を過ぎると勾配はやや緩やかになったものの積雪量はますます多く、ズボッと膝上まで埋まるようなこともしばしばありました。雪の深さは恐らく40〜50僂呂△辰燭任靴腓Α

鎖場のあるヤセ尾根を慎重に通り、鹿柵の間を通り抜ければみやま山荘前の広場に出ます。山荘周辺は全くの無人。このころにはガスに小雨が混じり始めていたので、中で食事を取らせてもらいました。山荘内にも他の登山者はおらず、貸し切り状態でした。ただ、下山開始時には山荘前に男性2人組のパーティーが休憩しており、更に単独の熟年男性が登ってきました。

下りも深雪に苦労しましたが、慣れのせいか登りよりかなり速いペースで降りられました。ただ、天王寺尾根分岐-堂平間のトラバース個所では「バラバラバラ」という大きな落石の音が二度ほど聞こえ、肝を冷やしました。塩水林道にも大きな岩石がたくさん転がっていましたが、地盤が緩いのかも知れません。雨天時や雪解けの季節は注意して下さい。

なお、塩水橋から宮ヶ瀬湖畔までは乗用車がやっとすれ違えるほどの狭い道が続きます。カーブも多く、見通しがきかないので運転にもご注意下さい。
塩水橋近くの林道入り口です。一般の車は入れません。
2012年03月18日 07:51撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
3/18 7:51
塩水橋近くの林道入り口です。一般の車は入れません。
右側の隙間をくぐって入ります
2012年03月18日 08:00撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
3/18 8:00
右側の隙間をくぐって入ります
塩水林道経由に向かいます
2012年03月18日 07:58撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
3/18 7:58
塩水林道経由に向かいます
川の流れを右に見て
2012年03月18日 08:13撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
3/18 8:13
川の流れを右に見て
標高750辰鯆兇┐觝△ら林道はこんな感じ
2012年03月18日 08:58撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
3/18 8:58
標高750辰鯆兇┐觝△ら林道はこんな感じ
国土交通省の雨量計です。このほぼ正面に登山道の入り口があります。林道歩きは長かった
2012年03月18日 09:29撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
3/18 9:29
国土交通省の雨量計です。このほぼ正面に登山道の入り口があります。林道歩きは長かった
雨量計の前で
2012年03月18日 09:38撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
3/18 9:38
雨量計の前で
雨量計の正式名称
2012年03月18日 09:29撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
3/18 9:29
雨量計の正式名称
能書き。地名は「清川村宮ヶ瀬字丹沢山」となっています
2012年03月18日 09:30撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
3/18 9:30
能書き。地名は「清川村宮ヶ瀬字丹沢山」となっています
雨量計と登山道の位置関係
2012年03月18日 09:31撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
3/18 9:31
雨量計と登山道の位置関係
看板
2012年03月18日 09:31撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
3/18 9:31
看板
堂平のブナ林はかながわの美林50選です
2012年03月18日 10:12撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
3/18 10:12
堂平のブナ林はかながわの美林50選です
堂平のブナ林あたりから次第にこんな感じになります。積雪の巻き道です
2012年03月18日 10:28撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
3/18 10:28
堂平のブナ林あたりから次第にこんな感じになります。積雪の巻き道です
谷間を雲海が埋めています
2012年03月18日 10:47撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
3/18 10:47
谷間を雲海が埋めています
ストックを刺すと、なぜか青みがかった色に見えます
2012年03月18日 11:27撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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ストックを刺すと、なぜか青みがかった色に見えます
ようやく天王寺尾根に合流しました
2012年03月18日 11:30撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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ようやく天王寺尾根に合流しました
天王寺峠経由のルートの方が距離は短いようです
2012年03月18日 11:30撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
3/18 11:30
天王寺峠経由のルートの方が距離は短いようです
立ち枯れたブナの大木。幻想的な光景です
2012年03月18日 12:09撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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立ち枯れたブナの大木。幻想的な光景です
ずぼっと足が埋まります
2012年03月18日 13:40撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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3/18 13:40
ずぼっと足が埋まります
分岐の指導標識も埋まっています
2012年03月18日 13:43撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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分岐の指導標識も埋まっています
丹沢山山頂。積雪は1丹幣紊
2012年03月18日 13:37撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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丹沢山山頂。積雪は1丹幣紊
空も地面も白い
2012年03月18日 13:38撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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空も地面も白い
雪深いみやま山荘
2012年03月18日 13:37撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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雪深いみやま山荘
やっとたどり着いた
2012年03月18日 12:50撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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やっとたどり着いた
みやま山荘で昼ご飯。レトルトと思われますが、ご飯大盛り、福神漬け、らっきょう付き。カレーとご飯が別々なのは、さすがにみやま山荘らしいこだわり。これで600円は安い
2012年03月18日 12:57撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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3/18 12:57
みやま山荘で昼ご飯。レトルトと思われますが、ご飯大盛り、福神漬け、らっきょう付き。カレーとご飯が別々なのは、さすがにみやま山荘らしいこだわり。これで600円は安い
黙々と雪原を歩きます
2012年03月18日 13:55撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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黙々と雪原を歩きます
やっと林道に出ました
2012年03月18日 15:29撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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やっと林道に出ました

感想

前日の雨と気温上昇で雪はかなり解けているだろうと思いましたが、あにはからんや。ねぎさんの危惧が的中しました。でも、積雪期の丹沢山は初めて。天候には恵まれなかったけど、それなりの達成感が得られました。

塩水林道-堂平コースはブナの新緑とツツジ(恐らくトウゴクミツバでしょう)の美しいコースとして紹介されています。しかし、みやま山荘の方の話では、その季節にはヤマビルの被害も覚悟しなければいけないようです。う〜ん、どうしよう?

なお、今回は人見知りの激しい息子を山に連れ出すため、あえて会には無届けで敢行してしまいました。会則違反をどうかお許し下さい。

 積雪期の丹沢山を訪問できて、それなりの達成感はありました。が、やわらかで重くなった雪に難渋しました。
 傾斜地では、アイゼンが利かない。右側が急斜面になっている崖地で、雪面に右足を置いたら大量の雪ごと持って行かれました。あやうく転落するところでしたが、左腕と左のストックを雪の中に突っ込み、体全体の動きが止まりました。危なかった。
 寒さを感じないほど気温が上がっており、雪はぐずぐず。歩行に苦労したためか、下山時に右太ももの内側がつってしまい、数分間身動きができなくなりました。初めてのことで、良い経験になりました。
 みやま山荘のカレーライスは、トレルトと思われますが、栄養補給には最適。大盛りのご飯は魅力的でした。また、我々だけのみやま山荘は初めて。いつもの喧噪はどこへやら、でした。

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