夜叉神から薬師岳往復
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 2,360m
- 下り
- 2,355m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ただし降雪があると芦安〜夜叉神が通行止めになる可能性があるので 南アルプス市WEBサイト等で事前確認しておくといいです |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山時は登山口からほぼ全面雪でしたが、下山時には登山口付近はかなり溶けて地面が出てきていました。踏み跡はかなりしっかりしていて樹林帯はほぼ問題ありませんが、森林限界から上や樹林帯でも風を受けるところは強風で踏み跡が消えることが大いに考えられます。その分ラッセルで時間がかかる恐れがあるので余念に入れておいた方がいいでしょう。森林限界上の稜線は強風注意。風で雪が飛ばされているところも目立ちます。 |
写真
感想
夜叉神から日帰りピストンで鳳凰山、できれば観音岳まで行こうと目論んでいたのですが、自分の体力では薬師岳が限界でした。まだまだ鍛錬が足りませんね。
前日雨が降ったようでそれが凍って雪がガチガチに凍っていたため、出たしからアイゼン装着しました。行程を考えるとコースタイムを大きく短縮しないとならないため、その後の体力を温存しつつ、出来るだけ時間短縮すべくがんばったつもりだったのですが、夜叉神峠に着いたのはコースタイム通りの1時間後。しかも白峰三山はガスに隠れてしまっていました。その後ガスが晴れることを祈りつつ先を急ぎます。杖折峠付近までは融けた雪が凍ったようなザクザク雪で、そこから先は粉雪になりました。苺平手前で開けた場所に出て、ガスが晴れて白峰三山がくっきりと顔を出してくれました。苺平から一度下って南御室小屋へ、ここまで長い登りをじわじわと登ってきて、結構体力的にしんどくなってきました。小休止後再スタートしますが、小屋からの急登が堪えます。雪が軽くなったこともあり、風に流され所々踏み跡が消される箇所が出てきます。もぐっても脛程度ですが、積み重なった疲労で次第に登りで足が出なくなります。ようやく森林限界に出て砂払岳へ。この時点で11時。観音岳まで行くなら休まず前に進むべきですが、もうそんな余裕は無く、思わずザックを降ろしていました。この時点で観音岳を諦め、薬師岳に目標を変更しました。そこから薬師岳まで30分程度でしたが、まさに性も根も尽きた感じでした。しかしそこからの絶景はそれに余りあるものでした。いつまでもそれを見ていたかったのですが、風が強く、岩陰に入っていてもかなり寒い状態だったので後ろ髪引かれる思いで退散しました。下りは登りのしんどさがうそのようにどんどん足が出て、あっという間に森林限界を終了。南御室小屋で小休止・アイゼンを外した後、走るように下山。夜叉神峠で名残を惜しんで一気に登山口まで降りました。いろいろ課題もありましたが、充実した1日でした。
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