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記録ID: 1757764
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無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

五葉山

2008年09月23日(火) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
8.7km
登り
639m
下り
636m
天候 くもり
過去天気図(気象庁) 2008年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車

感想

2008年9月23日、五葉山に行ってきました。

この日は赤坂峠登山口からのスタートですが、9時30分頃に集合したときは、かなり強い風が吹き、そして五葉山方向には黒い雲がたちこめ、まったく山頂が見えないような状態でした。うわ…萎えるなぁ…。せっかく登っても、これではどれだけ景色が見られることか…。

ギリギリまで決行するか中止にするかという判断を迫られましたが、なんとか雨は降らないんじゃないだろうかとの事で決行。まさにギリギリ、崖っぷち登山でございます。いや、登山道はそんなに険しくはないのですが。

なにはともあれ、挨拶を交わして9時50分に登山口を出発します。標準CTは山頂まで1時間半あまりですので、着いてお昼時ですかね。丁度良い時間だと思います。

最初のうちはかなり幅広で傾斜も緩く歩きやすい道です。ですのでみんなの歩みが速いこと速いこと!
ちょっと油断して写真なんか撮っているとすぐに置いて行かれます。

1合目、2合目と淡々と進みます。

3合目を少し過ぎたあたりに「賽の河原」と名付けられた荒れ地があります。なんでここだけ裸地化してるんでしょうか?
火山帯…というわけでもなさそうですが…。

ここで小休止。私とツートンさんは、早速腹が減ったと言っておにぎりをぱくつきます。燃費悪すぎ(笑
ほんと、山に行くとお腹が空いて仕方がない…。長時間行動するときは、いかに食料を担いでいくかが課題になりそう。

小休止後、再びゆるゆると登っていきます。10分ほどで、4合目「畳石」につきます。これが畳石?

ここまではハイキング気分で余裕で歩いてきましたが、なにやら鳥居があり、その奥は薄暗い森…。ここから先は何か雰囲気が違う感じがしますが、さて?

畳石付近の鳥居から先、登山道は薄暗い林の中に入り斜度も増します。いよいよ登山道らしくなってきました。

「やまいくら」が赤々と。これ、本当につまみにできたら山での宴会が楽しくなるのになぁ(笑
もっとも、そうなったらみんなに食べられてしまって登山道脇になんか残らないかな。

途中、展望台のように張り出した岩の上から、ついに海が見えました!
方角からして大船渡湾と、その向こうに太平洋の大海原!
曇っているので真っ青な海…というわけには行きませんでした。冬のような鈍色の海ですが、でも良い景色です。ガスガスで眺望は期待できないだろうと思っていましたので、これだけで気分は上々♪

樹林帯を抜け、明るい笹藪になってくると頂上ももうすぐです。
石楠花山荘に立ち寄りましたが、先客が大勢いて混んでいたので、とりあえずお昼を後回しにして、まずは頂上を踏んでくることにしました。

おっと、その前にわき水を飲んで行かなくては!
ここには幸せの銀の柄杓はありませんでした。

それにしても、こんな山頂の近くでこんなに冷たい水がこんこんとわき出しているなんて…。このあたりは雪もあまり多くないはずですし、いったい何が水源なんだろう?
不思議なモノですね〜。

…大船渡市水道局とかって、そのへんに書いてないだろうな〜?(笑

石楠花山荘からは、なだらか…というよりほとんど平らな道を頂上目指して歩きます。それにしても、頂上付近にこんな平らで広大な土地があったとは…。下から見ただけではわからない風景が広がっていました。

黒岩とそれに続く稜線の道。ひぐらしさんによると、石楠花の季節はすごいのだとか。歩く人も少なく、静かに石楠花を堪能できる好適地なのだそうです。いや〜、花の季節に来てみたくなりますね〜。

五葉山日枝神社に到着。立派な石塁が巡らしてあり、霊山の風格を漂わせています。
「やった、山頂だ」
初めて来た人は、そう思いたくなるかもしれませんが…
残念! 山頂は、まだここから300くらい先に行ったところにあるのでした。

頂上からの眺望は、なんと全方位可能!
下から見たときは頂上は全て雲に覆われていたのに、今はガスはすっかり晴れています。天気が良くないので、海の色や空の色は残念ながら灰色ですが、まったく何も見えないんじゃないかと思っていたのですから、これでも上出来!

さて、一応このモニュメントがある場所が五葉山山頂ということになっていますが、
ひぐらしさんによると、この先300mくらい行った地点にある「日の出岩」が本当の最高所なんだそうです。

たいていの人は、このモニュメントの部分で満足して引き返すそうですが…そんな「実は知る人ぞ知る」的な情報を教えられたら、これはもう行くしかないではないですかっ!
というわけで、日の出岩まで足を伸ばすことにしました。

で、これがその日の出岩です。樹林帯に囲まれ、ひっそりとした場所に突然屹立する岩塊。なんだか神聖な雰囲気を醸し出していますなぁ。
昔の人も同じ事を考えたのか、お社があり今でもお供えなどをす人があるようです。

五葉山最高所となる日の出岩。拝んで帰る、というのが普通なんでしょうが、誰からともなく「あのてっぺんが最高所なんですよね? あそこに登らないとピークを踏んだことにならないすか?」という話しが出てきました。

いや、でもあそこに登るって言ってもねぇ…。はじめは遠巻きに岩を眺めていた我々ですが、一人、また一人と岩のてっぺんに至る道を探して日の出岩へと取り付いていきます。

数分後…

「うわぁ、ここ怖ぇぇぇ!」
「うひぃぃぃ、足がっ! 足が届かない!(笑」
「ちゃってぃさん、ちゃってぃさーーん! 写真撮ってぇ!」
などという悲鳴と笑い声と歓声が日の出岩一帯に響き渡ったのでした。

=== 元気良すぎですよ! 皆様!(笑 ===

いやぁ、最高に盛り上がりましたね!
岩の上はスリルがありましたが眺めも良く楽しかったぁ〜。怪我もなく、全員無事に降りてこれて良かった良かった。

ここで今日の行程は半分終了。帰りは往路をそのまま引き返す形になります。石楠花山荘でお昼を頂いてゆるゆると下ってきました。

下山してから全員で近くの温泉にGo!
湯上がりに山談義となり、次の山はどうしようか?とか、ダッチオーブンで料理がしたいとか、どうせなら山の上にダッチオーブン担ぎ上げるか!(笑
などと夢のふくらむお話がたくさん出てきました。また、次回の山行が楽しみですなぁ。

あ、そうだ。
=== ダッチオーブンを運ぶ時は電柱ごとにジャンケンで交代ですよ♪ ===

みなさん、ご協力よろしくお願いします(笑

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