大倉-丹沢山-大倉


- GPS
- 07:35
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,626m
- 下り
- 1,619m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復)15:10大倉発渋沢駅北口行きバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
大倉からの登り始めは、花粉がたわわのスギ林の中。花粉症の人は対策必要。 さらに上はヒノキだが、花粉はまだ。 堀山の家の上あたりまでの道はよく乾いている。 その上の湿ったところも、靴が沈んでしまうほどではない。 金冷シから急に雪が出てくるが、アイゼンなしでも塔ノ岳までは問題なし。 塔ノ岳北面は、凍っているところあり。周りの人は、ここでアイゼンを付け始めている。 既にたくさん踏まれているので、30〜40cmくらいの雪の深いところも問題なし。 ただし、復路の塔ノ岳直前の傾斜は、昼ごろになりシャーベット状でアイゼンが効かないので滑ります。 |
写真
感想
お彼岸ですが、入っていた予定がなくなったので、今年最後の雪の丹沢です。
前回の雪の塔ノ岳に味をしめたので、なんと今月2回目の大倉尾根です。
3月1日は、横浜でも積雪があった翌日で、塔ノ岳の先はひざまではまる雪でしたが、3月19日のレコではそうでもなさそうなので、行けそうなら丹沢山までと考え、大倉行きの始発バスにしました。
4時半に起きて、ジュースだけ飲んで、食料の調達を事前にしていなかったので、家の近くのセブンイレブンでおにぎり類を買い込んだものの、ゼリー飲料、予備の携行食がすぐに見つからず、最寄り駅の始発電車まで時間に余裕がなかったので、それは駅の売店でということに。
乗り継ぎの海老名駅の小田急のホームの売店は6時過ぎでもまだ開いていなかったけど、少しだけ早くに渋沢駅に着いたので、改札外の売店でエネルギーインとバナナゼリー飲料とソイジョイ2本を買う。バスに並んでいる間におにぎりの方を食べる。前回は、渋沢駅のバス停に登山計画書を出したが、今日はおにぎりで忙しい。
ここでスパッツを付けている人が大勢いたが、僕の場合、ロングを持っていないので、レインコートを穿くので、そのままバスに乗るのはちょっとね。
今回は休日なので、「奥におつめくださ〜い」状態のバスは満員。大倉バス停で雨合羽穿いて、ショートスパッツ付けて、トイレ行って、登山計画書書いてポストに入れていたら、次のバスが少しのお客さんを乗せて到着したので、始発の第2便が出たのかな。
バス降りてから準備を始めたので、始発バスの同乗者の中では、最後に近い方の出発でした。
前回大倉から登ってから3週間と経っていないので、道の記憶が鮮明です。ただし、よく見えない。メガネをかけて、マスクをしているからです。花粉症です。花粉症ならこの時期山に入るな、という声も聞こえそうですが、やはり、雪の残っているうちにもう一回、の気持ちなんです。朝、出掛けに飲み薬を飲んで、点鼻薬と目薬と花粉要メガネとアイボン(洗眼液)の大きいボトルまで持っての参上です。メガネが曇って道が見えないのは、夜のヘッドライト登山の演習のつもりです。ただし、メガネは花粉用ではなく、まだ普通のメガネにしています。
石は明るく、凹凸がはっきりとしていていいのですが、土の部分は黒くて、凹凸がわかりにくいですね。レコを見ると、よく夜明け前に登っている方がいますが、すごいですね。それでもしばらく歩いていると、目だけでなく、足の裏で見ようとする感じになってきます。花粉をたわわに付けたスギ林を過ぎ、花粉はまだついてなさそうなヒノキに林層が代わり、それも少なくなってきて広葉樹の枯れた見晴らしのよいあたりまで来て、マスクを外しました。あ〜楽だ。
途中ベンチの毎に、ゼリー飲料やアンパンを口に頬張りながら歩き、今回は道が乾いていて歩きやすくていいや、天気もいいし、本当に運もいいな、と歩いていたとき、そこは花立山荘下の長い階段道。右足の薬指の辺りを階段の出っ張りに強く引っ掛け、前のめりに転倒。足が上がってなかったんですね。ザックのポケットに入れていたお茶ボトルが転がる。体を地面に強く打ちつけた気もしたが、あわててボトルを拾い、体をひねってポケットにボトルをしまい、そそくさと歩き始めました。恥ずかしい、恥ずかしい。山靴は下りで岩に足をガンガンぶつけながら歩いても平気なのに、上からぶつけると結構痛いんです。軽登山靴だからでしょうが。
すぐに着いた花立山荘の前のベンチにリュックを下ろし、汗を拭いて・・・メガネがない?
もともと視力は良くて、学校で視力を測っていたころは、最後まで全部見えたので、2.0。会社での健康診断では1.5までしか測らないようで、全部見えていたのが、パソコンの画面を見ている時間が長いからか、よほど精神を集中しないと今まで見えていたものが見えない、焦点が合わない、で、メガネを作ったのが1年ほど前。普段からかけているわけではないが、せっかくの景色をしっかり見たいと、最近は山でもかけるようになっていた。
ということで、それほど視力が悪いわけではないが、メガネがないことに気づかなかった。
さっき転んだときに外れたんだろう。幸い転んでからそれほど登ってない。リュックとストックをベンチに置いて、慌てて戻る。途中、登ってきた方に、メガネ落ちてませんでしたか?と聞いてみたが、さあ?という返事。転んだあたりで二人目の方に聞いてみて、ありませんでしたよ、の答えを聞くか聞かないうちに、「あっ、ありました」。階段の端の方とはいえ、まさに道の真ん中、踏まれてなくてよかった。
塔ノ岳山頂についても、今日は通過点のつもり。記念写真だけお願いして撮ってもらい、尊仏山荘の脇を通り、雪の確認。3週間前の降雪翌日は、わずかしか踏み跡がなく、足を踏み出すごとにズボズボだったのが、さすがにお彼岸。今日だけでなく、何日も多くの人が通っているのだろうか、しっかり踏み固められていて、これなら僕にも行けそう!雪のない時期に2回歩いていて、危険な箇所はないはずだし、天気も崩れそうにないし、時間もまだ10時と早いし、決行!
塔ノ岳から丹沢山に至る道は、気持ちいい。それが雪道だとさらに気持ちいい。
本当に、今日来てよかった。
みやま山荘では、レコにお勧めの書き込みがあった600円カレーをいただく。
らっきょと福神漬けと水がつく。ご飯の盛りも多く、おなかは満足。手術で食が細くなっているので、やっと食べきったというくらい。小屋の中はストーブで厚かったが、途中からロングTシャツ1枚になっていた、その濡れた背中も乾きました。
丹沢山は3回目だが、最初は蛭ヶ岳への縦走、2回目は宮ヶ瀬への縦走、そして今回は塔ノ岳への戻りと、3方向すべて制覇。でも往きはすべて塔ノ岳からなので、アプローチも他のルートにチャレンジ、いつかはね。
丹沢山方面から見る塔ノ岳、特に日高過ぎてから見上げる塔の山頂は、まさ「塔」という感じ、表の方からみる山容とはずいぶん違う、発見でした。
帰りも、塔ノ岳山頂は通過点、休憩もしないで通過しましたが、お昼ごはんを食べている人たちでごった返していました(ちょっとおおげさか)。最高の登山日和でしたからね。
雪がなくなるまではアイゼン付けておこうとしたが、乾いた木道を傷めてしまうのも心苦しい。金冷シまでは雪もあったし、下りの方が滑って危ないし。塔ノ岳の山頂で外した方が良かった。反省。
下りでも、何度か足を引っ掛けて転びそうになる。確かにこれだけの距離歩いたのは久しぶり。足に来ている。これは危ない。途中休憩を頻繁に入れながら、少しゆっくり下るようにした。転がるように、飛ぶように下りて行く人に抜かれて、うらやましいなと思いながらも、我慢。
今日はデジカメを娘に貸すので、写真はケイタイで。で、バッテリーがマーク1個まで減ってしまったので、電源OFF。下りは写真なし。デジカメあっても、ピストンの下りはほとんど撮らないですけどね。
調べてあったバスの時刻の18分前に無事到着。雨合羽脱いで、スパッツ外して、靴洗って、アウターを着込んでバス待ちの列に並ぶ。バスの中で昼に食べなかったおにぎりの残りを食べて、渋沢駅まで眠った。今日はたくさん歩いたので、時間も遅くなったので、温泉に寄らずに帰る。帰りの小田急線でも眠る。睡眠時間4時間なかったから、しょうがないよね。大倉尾根下っているときにも、あくび連発でしたから(こんなの初めて)。まだ禁アルコールなので、ビール飲んでないけど、飲んでたら新宿まで行ってしまったかもしれない。
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