登山計画書(とざんけいかくしょ) / 登山届, 入山届
最終更新:2022-07-31 12:52 - jj1xgo
基本情報
登山をする際、管轄の警察署や地元市町村役場、山小屋などに提出する書類。登山者の多い山では登山口などに専用ポストが設置されているところもある。登山計画書には最低限、登山者全員の氏名、年齢、住所、電話番号、登山ルートなどを記入する。これを提出することで遭難時に捜査が容易となり、救出されやすくなる。
山の解説 - [出典:Wikipedia]
登山計画書(とざんけいかくしょ)とは、登山の際に提出する書類のこと。「登山届」「登山者カード(登山カード)」「入山届」ともいう。登山計画書は警察へ提出し、家族にも通知する。基本的には提出は任意だが、自治体によっては登山条例によって特定の山岳に登山する場合に登山計画書の提出を義務づけ、または努力義務化している場合もある。2017年3月、北アルプスの西穂高岳で登山届を出さないまま入山し、滑落事故に遭った男性2人に対して、岐阜県は条例に基づく罰則(過料5万円)を初めて適用している。
登山計画書を提出することで、遭難や行方不明時の初動捜索が容易になり、救出が行いやすくなる。
山域によっては、登山後に「下山届」による下山報告を求められる場合もある。
2014年の御嶽山噴火では登山届を出さずに入山した人が多く、行方不明者数の把握を難しくしたとの指摘がある。