水準点(すいじゅんてん)
最終更新:2022-07-31 19:01 - jj1xgo
基本情報
水準測量に用いる際に標高の基準となる点のことである。測量法で定められている測量標の一つ。
主要な道路や河川沿いに設置されていることが多いために、半地下方式で金属標などが埋め込まれているケースがほとんどである。稀に旧街道などで三角点同様の石柱が埋め込まれているものがある。三角点とは違って、点名には独自の番号が与えられる。
主要な道路や河川沿いに設置されていることが多いために、半地下方式で金属標などが埋め込まれているケースがほとんどである。稀に旧街道などで三角点同様の石柱が埋め込まれているものがある。三角点とは違って、点名には独自の番号が与えられる。
山の解説 - [出典:Wikipedia]
水準点(すいじゅんてん、)とは、水準測量に用いる際に標高の基準となる点のことである。測量法で定められている測量標の一つであり、永久標識に分類される。水準点には国土地理院が基本測量として設置・管理する「〜等水準点」と、地方公共団体が公共測量として設置・管理する「〜級水準点」がある。水準点は海の潮位や河川の水位を知る水準基標又は水準拠標なども意味し、これらの意味が転じてコンピュータにおけるベンチマークという言葉遣いとして使われるようになった。
国土地理院が設置・管理する水準点は通常、国道や測量当時の旧国道、主要街道沿いに約2キロメートル間隔に埋設されており、基準となる柱石又は金属標が設置されている。その数は、基準水準点・一等水準点・二等水準点・三等水準点を合わせて約2万2000点に及ぶ。これらを辿る形で水準測量が行われ、この路線網を水準網と呼ぶ。ただ交通量の激しい道路の脇に設置されている例が多く、柱石が工事や事故により破損することも多い。そのため、都会の道路脇に設置された水準点は半地下式の金属標式のものに改造される例が増えている。
ファイル:金属製の水準点.jpg|金属製の標識による水準点の例
ファイル:First-order benchmark Sakaori Kofu Japan.JPG|マンホールの蓋によって保護された一等水準点の例(山梨県甲府市)
ファイル:水準点の一例.jpg|伊豆大島における水準点の一例。