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Yamareco

記録ID: 1764859
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無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

岩神山

2004年06月07日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
5.4km
登り
375m
下り
377m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2004年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車

感想

2004年6月7日に「岩神山」に登ったときの山歩記です。

盛岡から国道106号線を東に走り、川井村との境界を越えたすぐ近くに道の駅区界があります。その近くから左折し、しばらく行くと「区界高原ウォーキングセンター」があります。建物は立派ですが周囲は閑散としています。シーズンオフなんでしょうかねぇ…。ここに車を停め歩き始めます。

今回は岩神山を目指しているわけですが、この付近は散策道やら区界高原少年自然の家への道やら、かなり道が錯綜しています。とはいえ、うるさいくらいに道標が設置されているので迷うことは無いかと思います。

ところで、区界高原少年自然の家といえば盛岡市内の小学校に通っていた方だと小学校の林間教室などで訪れたことがある人も多いのではないでしょうか?
私は小学校5年生の時に林間教室で訪れたのですが、細かい情景は思い出せません。このあたりの山道を使って、オリエンテーリングなどを行ったはずなのですが…。

ちょっと想い出の風景を求めて登山道を逸れ、自然の家へ行ってみましたが、やはり記憶の中にある情景とはまるで一致せず、人間の記憶とは曖昧なものだなぁと改めて感じました。自然の家近くの広場に花が咲き乱れていました。

再び登山道に戻り、林間の小径をゆるゆると登っていきます。苦しくなるような急坂や、足下の危うい地形とはまるで無縁なハイキングコースです。視界が開けると、そこが「うまっこ広場」です。

ここを直進すると兜明神岳へと続く道ですが、今日は左折します。ここからかぶと清水を経由して、岩神山方面への道となります。

再び林間へと入ります。等高線をなぞるようなゆるやかな道をたどると「かぶと清水」に到着します。「この水は飲めません」とありガッカリ。飲めない清水なんてなぁ…。やはり、人が多く入る低山ではわき水とはいえ飲用には向かないのでしょうか。

かぶと清水を過ぎ、しばらく行くと三度原っぱに出ます。牧草?が旺盛に繁り、道は判然としなくなりますが、やはりあちこちに案内の看板が立っており迷う心配は無いかと思います。正面に見えている鉄塔付近が岩神山の山頂になります。

看板を頼りに原っぱを突っ切ると、林の中に登山道がぽっかりと口を開けています。「岩神山登山口」の看板が立てられていますが…そうか、ここからが岩神山の登山道なのか。それでは、今までの道はアプローチ道だったというわけですね。

では、ここから延々と本格的な登山が始まるのかと思いきや林を抜けるとあっさりと岩神山山頂の岩塊が見えてきました。ご丁寧に「岩神山」の立て看板も設置してあります。なんだか「ビッ○サン○ーマウンテン」とか、テーマパークのアトラクションのように見えます(^^;
…見ようによっては「ビッ○リド○キー」の店舗のようにも見える…かな?

とりあえず山頂を極めたいということで、一番高い岩によじ登りました。岩登りとはいうものの、切り立った崖とかいうわけでもなし、手がかり足がかりもたくさんあるので足下に気をつければ子供でも登ることはできます。冬に登るのであれば、ちょっと気をつけなければいけないかもしれません。

山頂からは周囲360°の眺望が得られます。どっちを向いても北上山地のなだらかな山々が見渡せます。険しく切り立った山や、虚空にそびえ立つ山も美しいですが、こういった山というより丘のような、茫洋とした風景も捨てがたい魅力があります。

鉄塔が少々うるさいですが、早池峰山の姿も見えます。早池峰山は大迫側から撮影されることがほとんどなので、あまりこちら側からの姿になじみがありません。

山頂でコーヒーを煎れゆったり気分に浸り…まぁ、足下の岩の陰から勢いよくヘビが現れてあわてて岩の上に飛び乗ったりするハプニングはありましたが…急ぐでもなく、ゆったりと下山します。

下山途中に兜明神岳の姿を見ることができました。以前、兜明神に登ったときは兜神社からの直登コースを登ってしまい、ただひたすら登るだけでえらくつまらなかった覚えがあります。馬っこひろば経由の道の方が、林有り、原っぱ有りで楽しいので、これから兜明神に登ってみるよ〜って人は、そちらのコースをお勧めいたしますよ。

帰りは馬っこひろばまでは往路をたどり、そこからはスキー場の跡地の原っぱを下って下山しました。廃止(休止?)されて久しいスキー場ですが、何らかの利用はあるのか刈り払いがしてあり広々とした草の斜面を下るのは、なかなか爽快でした♪

下山の途中、汽笛が鳴ったので顔を上げると、ちょうどJR山田線の列車が通過していくところでした。山中では誰にも会うことはありませんでしたが、常に人間の暮らしの気配がする山域ですので寂しいとか不安とか、そういう気持ちにはまったくなりませんでした。

山歩きになれていない方の入門編の山として、ここは最適だと思います。兜明神岳と組み合わせて歩くと、もう少し歩きがいのある行程になりますし麓のウォーキングロードとあわせて、山域を周遊してみるのもいいかもしれません。雪が溶けて新緑が芽吹く頃、初めての山歩きなんていかがですか?

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技術レベル
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体力レベル
2/5

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