奥久慈男体山から袋田の滝へ


- GPS
- 05:12
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,057m
- 下り
- 1,034m
コースタイム
天候 | 晴れ 時々曇り 一時雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
JR水郡線 西金駅から 復路) JR水郡線 袋田駅から |
コース状況/ 危険箇所等 |
全く雪はなくなっていました。 健脚コースを選択しましたが、かなり難しいコースでした。 1mくらいの段差を手足を使って登れるような、腕力・脚力が必要です。 途中、手こずっている3組ほどをパスさせてもらいましたが、実は私もいっぱいいっぱい。登りきったところで、膝が笑うほど...。 切り立った崖こそありませんでしたが、ザックが振られる状態は少し危険。 男体山山頂は360°の眺望!!!!!!!!! 標高こそ大したことはありません(634m)が、晴天に恵まれ「まさしく絶景かな!」。 男体山→月居山は、ハイキングコースとなっていますが、ところどころ急坂もあり登山道と云ってもいいかも。 倒木で一か所道を間違えましたが、基本的には良く踏まれていて、道迷いはないと思います。 |
写真
ここから登山口まで、約1時間。
駅で男体山、袋田のコース地図配布中。25000分の1地図がなくとも、ハイキング可能です。
稜線というよりは、沢を含めたアップダウンのあるコースでした。
感想
青春18きっぷを使って、奥久慈男体山に行ってきました。
常磐線の取手以遠への始発(5:10上野発)で水戸へ。
同行の氏も多いようで、ザックにカメラと云ういでたちの同年輩(先輩?)の方と水郡線まで同一行動をとることになりました。
やはり青春18きっぷは、乗り鉄、撮り鉄のためのきっぷなんですね。
水郡線の車内でも、上記の方以外に同じようにいでたちの方を多く見かけました。
このあたりで有名な山は男体山?
今日は激混みかとも思いましたが、西金(さいがね)駅で降りたのは、輪行の男性と私の2人だけ。
と云うことは、残りの方は純粋な鉄だったといことでしょうか?
西金駅からは一人旅。
途中何台かの乗用車と、大型観光バスに追い抜かれます。
「今日は天気も良いので、多くの人で混むんだろうなあ?」
***********
1時間弱で大円地駐車場に到着。
さきの団体さんが出発準備中。
健脚コースで渋滞が発生すると困るので、
なんとか先行して、登山口へ。
民家を抜けるとすぐに、
「健脚コース」と「一般コース」の分岐点。
楽しみにしていた健脚コースへ。
子供たちを連れてきたときの下見を兼ねての挑戦です。
はじめは枯れ沢を登っていき、
稜線にたどりつく直前に初めての鎖場。
ここは鎖を頼らなくても登れる場所でしたが....
稜線に出てからは鎖場の連続....。
左側は切り立っていますので
慎重に足場を選びながら登ります。
高所恐怖症のせいか、
それとも斜面が急なのか、
ぜいぜいと荒い呼吸が、なかなか収まりません。
花粉症対策のマスクを外し、
喘ぎながら登っていくと、
展望の開けた場所に到着。
この手前の鎖場が難関でした。
「山頂ですか?」
と、この場所で憩っていた人に尋ねると
「まだまだですよ」
確かに登りきると、
険しい山容が見てとれました。
ここからが本当にきつかった。
まだ登山歴1年半と日の浅い私にとっては、
鎖場の連続....。
心臓がバクバク、息が(*´Д`)/ヽァ/ヽァ・・。
上りがきつくて苦しいのか?
それとも高所のせいで不安が募るのか....。
たしかに、
70cmあるいは1mくらいの高さを
手で木の根っこや鎖をつかんで
足場を固めて、
体を持ち上げるだけの筋力が必要。
筋力の弱い女性には相当な難所と思いました。
そのわりには女性の方々も
時間はかかるけれど
登っていらっしゃいました。
途中で何回も息を整えながら、
ようやく頂上直下のあずまやへ到着。
ここで給水としばしの休憩。
本当は、あと50mで山頂だったのですが、
疲労と安堵感で4-5分休んでしまいました。
********
山頂からの眺めは360°の眺望。
リピーターの方からは
「富士山も見えるときがある」
とのこと。
当日はとても晴れていましたが、
やはり春霞のせいでしょうか、
あるいはむこうに雲がかかっていたのか?
*********
来るまで来た人は、ここからは一般コースで下山ですが、
私は袋田まで縦走です。
トレッキングポールを取り出して縦走の準備をしていると、
「袋田まではあっちのほうへ行けばいいんですか?」
と若い女性にたずねられました。
おじさん、少し鼻の下を伸ばしながら
「そっちじゃなくて、こっちだと思いますよ。」
とやや南西方向を指します。
聞けば彼女も西金から歩いてきたとのこと。
私より早い列車できたのでしょう。
「とりあえず月居山を目指せば袋田にいけますよ。駅に地図があったと思いますが....。」
と駅でもらった地図を取り出して、コースを説明して、
けっきょく、地図をあげちゃいました。
もっとも、その時点ではじめて見た地図だし、
1/25000の地図もコピーしてあるので
いざとなったら何とかなるし....。
前回、七つ石山頂で若者に地図をあげなかったことを思い出したのかもしれません。
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縦走コースはまずまず踏ましたが、
ハイキングコースというには結構厳しく、
何箇所か鎖や虎ロープがありました。
ダブルストックだったので、
つかまらなくとも降りることができましたが....。
途中、倒木のある沢の斜面で一時ロスト。
そばにあった木橋を目標にコースに戻れましたが、
実は倒木の手前でコースミスをしていたようです。
この1箇所を除いて、コースミスをするような場所はありませんでした。
大子町の立てた新しい看板が各所にありましたが、
距離とか時間とかが標記されていないので
もう少し目安の時間を書いてもらうとがんばれる気がしました。
やや急な坂をひと上がりして、後山山頂へ。
ここでお昼を摂っているグループに訊いたところ、
月居山まではもう少しとのことでした。
そこからひとくだりして、
同じくらい上り返すと月居山山頂、月居城跡に着きました。
ここでは親子連れに遭遇。
うちの子供たちををつれてくるのはどうかな?
ちょっときついかな?
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月居山を下ってから、またミスコース。
またひと登りしないと、袋田の滝には行けないんです。
長い階段を登ると視界が開け、
しばらく下ってようやく滝の音が聞こえるようになってきます。
ところが石の階段を降りても降りても
滝が近づいてきません。
滝のほうからは
何組ものグループが上がってきますが
一様に疲労の様子。
降りていてもつらさを感じる石段です。
実は滝が2つあって、それぞれが何段かに別れていて.....
これは下の観曝台からは見えないので、
これらを見るためには
かなりの労力が必要という仕組みなのでした。
ちなみに滝の近くにあるつり橋までは
無料で行けます。
我が家は家族で見る約束をしているので、
今回は観瀑台では行きませんでした。
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滝の入り口にある茶店の前で
次の水郡線の時刻を調べると、次の上り列車は13:55発。
その次は約1時間40分後。
間に合うためには駅まで30分で歩く必要があります。
予定は次発の列車だったので、
予定よりはかなり早く袋田の滝に着いたのですが、
ここからはさらに早足+小走りで。
出発5分前に袋田駅に到着し、
駅前の酒屋でビールを買って、奥久慈男体山の初制覇を祝いました。
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