妙高・高谷池
![情報量の目安: A](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
コースタイム
天候 | 一日目:晴れ→吹雪 二日目:吹雪→曇り→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
黒沢池付近は視界不良時は方向を見失うので注意。高谷池ヒュッテも、視界不良時には意外なほど見つけにくい。 |
その他周辺情報 | 温泉はスキップ。ランチは練馬の中華太陽。 |
写真
小屋の入口は、三角屋根の上の部分から。小屋の入口には土間があり、濡れたものを干すロープやハンガーも沢山ありました。
この日は悪天候であることもあり、我々のパーティー占有でした。
スキーバンドを付けてからは剥がれることはなかったものの、スキーの滑りは悪くなり、歩行中の距離が稼げなくなったり、みんなが滑って降りてるところも歩かないとならなかったりで、凄まじく体力を消耗するハメになった。シールのケアが悪かったことに反省。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
ビンディング
スキー板
シール
食器
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
カメラ
調理用食材
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
|
感想
天気が微妙そうなので工程を短縮し、決行。
歩き始めは穏やか&週半ばの降雪で歩きやすくイージーモード。
スキー場でのアルバイトも難なく。
三田原のトラバースから悪天化。
黒沢池周辺ではホワイトアウト状態。
GPS&コンパスで方角確認しつつ小屋の方向へ。
10分ほど高谷池ヒュッテ付近で彷徨う。最後は来たことある人の感覚で小屋を発見。
見つからなければ次はローラー作戦だった。ビバークもあるか?と思った。気温がまだマシだったのが助かった。
吹雪の中でシールの脱着を行ったので一本がへべれけになった…
その後小屋で乾かしたが次の日も貼るの失敗したみたいで痛い目をみる。
吹雪いてる時はシール貼りに細心の注意を払う!
小屋では酒が余る事態に。
持ってきすぎ!水も何人かが担いできたので特に水作りせずに足りた。
翌日、相変わらず風強い。
防寒対策でフリース、ダウンパンツ、ゴーグルで出発したが途中で暑くなった…気温はそんなに低くなかったらしい。
視界は昨日よりはマシ。
最短、最速で帰るコース取りに。
三田原のピーク越えると風もマシに。
南面だけど、早い時間だったのでクリーミーパウダーで疎林ツリーランのご褒美。自然と笑顔もこぼれる。
無事にスキー場へ出たら下界の穏やかさにまるで別世界だと思うほど。
風呂入らず渋滞なしで練馬の地元中華屋さんで遅めのランチして帰宅。
今回も某山スキー同人の皆様と合同山行。この週末は荒れ模様の天候。慎重論もあったけど、悪天になるのは前線が通過する土曜日夜間だけでは?という予想により、決行。
あてにしてた三田原第三高速リフトがすでに営業終了してるというハプニングはあったものの、歩き始めは天気も良く、日除け帽子が心地良いほどの天候。それが三田原山付近から天候崩れ始め、黒沢池付近の平坦な場所ではホワイトアウトし、雪酔いする人も出る状況。GPSで方向確認、コンパスで方向がぶれないように確認しながら進む。
暴風の中高谷池ヒュッテ付近まで到着したものの、夏だとあんなに目立つ建物が全く見つからない!GPSではものすごく近くにいるはずなのに・・・最悪ビバークになったらどうしよう?と恐くなってきたころに、やっと発見。いそいそと建物に入ったあとは当然それ以上行動することもなく、宴会→夕食の流れに。この天候では他のパーティーが来ることもなく、布団もたっぷり使えてヌクヌク過ごせたのがありがたかった。(吹雪の中で屋根裏→地上を外階段で往復してトイレに行くのはツラかったけど。。)
翌日。天候はまだまだ荒れていて、音が鳴るほどの暴風、視界不良。出発する7時には多少は良くなってきたものの、安全に帰ることを最優先、最短ルートで戻ることに。
歩き始めてしばらく、急に足元が滑ったと思ったら、片足のシールが完全に剥がれてる。シールと板の間に雪が詰まってしまい、板にシールが付かなくなってしまったらしい。シール無しでこの吹雪の中を歩くことになったらどうしよう!パーティー全体に迷惑をかける!と激焦りだったけど、ブラシでシールの雪を払い、しっかり貼り付け直してからスキーバンドをビンディングの後ろで止めてもらうことで、何とか歩ける状況に。こういう緊急時の対応の仕方を引き出しに持っているかどうかで、自分の経験の薄さを実感させられる・・・本当に見てることしかできない自分が悲しかった。。
その後は幸いにもシールがはがれることもなく歩けたものの、まったく滑らない状態なので、歩くだけで余分に体力を使い、みんなが慣性で余分に進める部分も歩かなければならず、いつもなら簡単にトラバースできる斜面も全部歩かないとならない・・・。やっとシールオフする頃には体力が奪われまくってて、折角のご褒美斜面(暴風は収まってて、この時期にかかわらず新雪があった!)も消化試合で滑るのがやっと。去年味わった、「登る時点で力を使い果たして滑れない」を、久々に味わうことになってしまいました。CLからの「シールのケアが悪かった罰だ」とのお言葉に、グウの音も出ず。。
南斜面を滑り、林道に沿って滑ることしばし。やっとスキー場に戻ったときは心底安心しました。今回は結構厳しい状況下を過ごすことにはなったものの、間違いなく経験値はアップした山行になりました。
【備忘録】
・ジンギスカン(5人前): 冷凍タレ漬けラム肉500g×4袋、タマネギ1個、ニラ3束、モヤシ1.5袋、シメジ1袋、うどん3玉。⇒ 肉は4袋でちょうどよかった。一回だけ、野菜だけのターンあり。モヤシは2袋だとあまりにも多いかと少し減らしたけど、2袋全部持ってきても良かったかも。玉ねぎはわりと薄めに切ったほうが火の通りが良い。
・シールが剥がれると死活問題。間から雪が入らないようにしっかりと貼り付けること。剥がれてしまったときは、ブラシで払うと多少復活する。一度剥がれたら、スキーバンドでビンディングの後ろで止める、それでもダメならスキーバンドを増やす、テーピングで止める、などの手段を取って、何とかしてでも歩けるようにする。泊まりの時は、屋内で乾かせるようであれば乾かしたほうがよい(特に降雪時)。今回は誰もやらなかったが、お腹で暖めて乾かすほうがいいかも、とのこと。
・今回は忘れもの多すぎ。食器忘れたことに気が付いて紙皿を持ち込んだのは未遂だったからともかくとして、インナー手袋とバラクラバをこの天候で忘れたのは本当に痛かった。本当にザックにまで入れたかのチェックをちゃんとしないと。。
・吹雪だったので止むを得ずゴーグルでシール歩行したら、案の定ゴーグルが曇ってきた。気温が高かったので凍り付かず、布で拭くだけで復活したものの、完全に凍り付いたら危ないところだった。天候によってはやっぱり予備ゴーグルを用意したほうが良いのかもしれない。
・スマホをハードシェルに入れて小屋で干してたら、夜間に冷えてバッテリーが激減してた。スマホは小屋内でも身につけて暖めてたほうが良さそう。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する