甘利山 (閉鎖中の長い林道を歩く)


- GPS
- --:--
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 1,472m
- 下り
- 1,523m
コースタイム
→広河原駐車場12:56→さわら池13:24→栗平14:20→林道ゲート14:55→韮崎駅15:30
天候 | 曇りのち時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 中央線韮崎駅 (JRは青春18切符利用) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【韮崎駅←甘利山入口】 釜無川に注ぐ甘利沢沿いの道は公衆トイレもあり遊歩道として整備されている。 晴れていれば左右に富士山と八ヶ岳の絶景。 ※帰りのバスが無いので下山時だけ歩いた 【甘利山入口→広河原駐車場】 標高400mから1600mまで登る立派な林道。前半は北側の崖をつづら折れに登る。 尾根に乗って栗平からは緩くなり富士山絶景数ヶ所。 ショートカットの登山道はさわら池付近、甘利神社付近、頂上直下の3ヶ所ある。 1400m以上は積雪。 【広河原駐車場→甘利山頂上】 歩道用のロープと杭がある。北側の斜面は積雪30~40cm。日向はほぼ雪解け。 |
写真
感想
ピークハントでも、ロングコースで人の少ない展望の山に行こうと、南アルプス前衛の甘利山を思いついた。
頂上の下まで車が入るので混雑するが、林道が閉鎖になる冬は高度差1300mを稼がなければならず、ハードルが高い山になる。
満を持して快晴の天気予報で出掛けたが、また外されてしまった。
冬型が強いことは分かっていたが、麓でも雪がちらつく3月とは思えない寒さだった。
以下 行程概略
韮崎駅から歩こうかと思ったが、ちょうど良い時間にタウンバスがあったので甘利山入口まで利用した。
休日は一律100円、乗っているのは地元のお年寄りが数人、ハイカーはもちろん居なかった。
甘利山入口は丘陵の上で八ヶ岳と富士山が絶景のはずだったが、甲府盆地も雲りで時々陽が差す程度、
2000m以下の山でも雲がかかっていた。
10分ちょっと歩くと、もう林道ゲート、この時期は車で来てもメリットは少ない。
今の登山は車で少しでも高い所まで行く時代、当然ハイカーが居るわけがない。
車が楽にすれ違える立派な林道を歩く。いつも思うが車の来ない林道を歩くのは中々楽しい。独り占め気分になれる。
しかし、見上げる頂上方面は雪で霞んでいるようでした。絶壁のような北側の斜面をくねくねと林道は登っていく。
標高差1300mのアルバイトは日帰りハイキングとしては気が遠くなりそう。
やっと尾根に乗り栗平を過ぎると、視界が開けて晴れていれば富士山が見えるはず、しかし今日は裾が見えるだけ、残念。
これでもか、これでもか、というぐらい歩き、飽きて来た頃、さわら池に着いた。まだ凍結していて雪で真っ白。白鳳荘も休業中です。
山荘の前で小休止。時々陽が差して青空が広がる。天気は回復傾向か。
さわら池からは少し登山道を歩いて林道をショートカット、殆ど歩かれてないのか落ち葉で埋もれた道でした。
甘利神社の近くに登山道があり大幅ショーカットできたはずですが、上りも下りも見過ごしてしまいました。道標も古く目立ちません。
1400mあたりから雪が多くなり、最後のショートカット入口1450m付近からは林道も登山道も完全な雪道となりました。
今日は林道ウォークが大半なのでウォーキングシューズです。まずいです。スパッツは持ってきましたが。
広河原駐車場への最後のショートカットの入口には、雪にほぼ埋もれてますが鎖が張ってあり通行禁止の文字。
積雪は20~30cm、踏み跡無し。幸い雪は硬く踏み抜きはありません。ザクザク歩けます。助かりました。
これ以上雪が多いとただの急斜面に地形が変わってしまい、滑落の危険がありそうです。
だから通行禁止の看板があったのでしょう。
なんとかルートファインディングしながら雪の斜面を登り切りました。ずっと上にガードレールが見えてましたので心配は無かった。
最近人が入った形跡のない駐車場は積雪20~30の雪原でした。晴れていれば駐車場の向こうに八ヶ岳が大きく見えるのですが…
甘利山への登山道は最初は北斜面なのでかなりの雪です。深い所は50cmぐらいありそう。
誰も歩いていない真っさらな雪は硬く歩き易い。結局ここまでウォーキングシューズスパッツ無しで来てしまった。
軽アイゼン・スパイクなどは不要で快適に登れました。
頂上の一角に着くと冷たい北風の中、360度の見晴らしですが、鳳凰三山方面は雪雲の中でした。
それでも上空には時々青空が広がり、大雪原がまぶしく春山の雰囲気を感じさせてくれました。
眼下にはうねる釜無川を中心に甲府盆地の街並みが広がります。富士山ももう少しで雲が取れそう。
少し降りて風の当たらないあずま屋で富士山を見ながら休憩した。
帰りは雪の踏み抜きも考えてスパッツ装着。緩い雪の斜面は踏み抜きさえなければ足への負担も無く快適です。
駐車場からの下降はちょっと迷いましたが、林道ではなく短縮できる登山道を降りました。
登りに比べて踏み抜きが出てきた。ウォーキングシューズは踵が低いので踏み抜くとスパッツがめくれ上がり用をなしません。
ちょっと冷たい思いをしましたが、無事林道まで降りれました。
いつも天気が悪いと下山する頃に晴れてきますが、今回も青空が広がって来ました。
林道からは雲のとれた富士山がくっきりと。八ヶ岳は駄目でしたが富士山だけでもラッキーだったと思います。
長い下りの林道は疲れた足には堪える。膝を痛めないようにゆっくり歩きたいが、また青春18切符なので予定の電車に間に合わせたい。
爆発しそうな膝をかばいながら冬枯れの林道を楽しく ? 歩くことができた。
帰りは甘利山入口を通る適当な時刻のバスが無いので韮崎駅まで歩く。
このコースは甘利沢沿いに釜無川まで立派な遊歩道となっており絶景です。
甘利山林道はもう一度歩くのは考えてしまいますが、この遊歩道は快晴の日にまた歩きたいと思いました。
コメント
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yamaheroさん、こんにちは。
今回のコースもお気に入りに頂きました。
私の一番好きな道路はマイカー規制の入った時の
富士山須走口のあざみラインなんです。
12キロで標高差1200M。
今回のyamaheroさんの歩かれた林道のほうが、傾斜
きつそうですね。
いつか歩いてみたいです。
富士山、昨日はずっと山頂付近に雲かかってましたね。
私も最後に雲が消えたところ見れました。
millionさん、こんばんは。
林道甘利山公園線は
高度差1300mといい、長さといい、雪の多さといい、眺めといい、私にとっては満腹ものでした。
傾斜はすごいです!
さらに奥へ林道が続いてますので、青木鉱泉を経由してまた韮崎に戻れば尚良いのですが、私には無理ですね。
富士あざみラインですか、いいですよね。
先週、五合目まで行ってきましたが、天気悪くて雪まみれになりました。
ここも夏の閉鎖中に六合目まで行って、お中道通って、富士吉田に抜けたら爽快ですね。
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