南八甲田


- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 924m
- 下り
- 924m
コースタイム
3月25日(日)7:40C1発ー12:20〜40赤倉岳ー14:40長沼畔(イグルー)着ー15:20蔦温泉
天候 | 日本全体低気圧の中、寒気も入り寒い週末。 25日(日)は、津軽海峡に低気圧発生、この影響が幸いして南八甲田は思いのほか良い天気。 (やはり僕は晴れ男か?してやったり) |
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過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
24日朝起きると弘前は15㎝ほどの積雪、春とは思えない天気の中、弘前出発8:30。
(昨日は卒業式だったが、「なごり雪」にしては多すぎる降雪)
途中例年よりも遙かに雪が多く残る道路脇の「雪壁」、猛烈な地吹雪の中、プラドは進む。頻繁に往来している除雪車とのすれ違いがスリリング。
出発の地、蔦温泉も冬景色。
蔦温泉〜南西よりの方向に進んだつもりなのだが、菅沼の方向に進み、南に見える台地へあがる傾斜を左手に見ながら長沼湖畔へと向かう。
昨日(一昨日?)くらいからの降雪か?ラッセルは靴上くらい、この時期にしては多くまた重い。
途中に度々登場する積雪の塊(画像参照)が気になる。
長沼の西の方、長沼を眼下に臨む良さそうな場所でイグルーを作ることにする。
「気になっていた」雪の塊、実はイグルーのブロックに使えないか?ということで、
試しにノコとスコップを入れてみる。表面側はさすがにザラメ状で脆かったが、中にいくと比較的しまっていて、これはいけそうと。ここを僕らは「ブロック工場」と命名し、ここからブロックを切り出してイグルー作成へ。
ブロック工場から快調にブロックを切り出し、少し斜面に設営したので、ブロック積み上げは1m程度、後は下を掘り下げ場所を広げる作戦。これで、二人で1時間ちょっとでイグルー完成。
二人なら充分快適なイグルーであった。時計を見るとまだ14:00前、さぁて、何をしましょうか? と、
当然二人は酒の宴へ。持ち寄ったウォッカ、シングルモルトウィスキー、そして晩餐はponda特製のベーコンセロリイタリアンパスタ(という命名で宜しいでしょうか?)。ishidaさんにも大好評!。
(本当なら乾燥トマトを使うんだけれど、弘前界隈のスーパーでは手に入らなかったので、今回はトマト缶で)
残念ながら満天の星の下でとはいかなかったが、楽しい夜でした。
明日の天気は・・・「この様子では厳しいでしょうね?」「まあ無理せず参りましょう」と、明日は早出しても天気悪いだろうとふみ、6時起床と決めて就寝。イグルーの中はやはり静かで快適。
25日、起きると外はもう明るい雰囲気、天気は予想外に良さそう。
ココアと棒ラーメンで朝食を済ませ出発。
やはりラッセルは重い、稜線・台地に出る登りはかなり急で、シールワークがものをいう。適宜ジグザグをきりながらすねくらいのラッセルで登っていく。途中スキーを脱いでツボで登る部分もあった。
急な斜面で雪崩も心配だが、一方で、稜線から北側に少しせり出した雪庇も部分的に出てるところがあり、そこを回避するルートファインディングをしながら、稜線・台地へ。下りの目印にデポ旗をしていく。
ここからは適度な傾斜のまばらな木の気持ちの良い雪面。右手の急傾斜を目印にしながらそれにそうように登る。靴上〜スネくらいのラッセルはずっと重かった。途中切り残された巨木や木の冬芽の観察などしながら、進む。
1031ポコからは赤倉岳までの充分な視界あり、赤倉岳の東斜面はやはり急なので、ここから少し下って、
赤倉岳から南東に延びる顕著な尾根にルートをとることにしさらに進む。
尾根に出たところに帰りの目印にデポ旗、ここから雪面はやや堅くなりラッセルも少なくなる。だが、僅かにある表面の雪はしめっており重い。木々は疎らになり、途中オオシラビソの「モンスター」の間を抜けながら高度を稼ぐ。赤倉岳ピーク12:20着、やはり途中のラッセルと雪が重たいので時間読み4hのところ4.5hと少し時間を食った。ピークからは来た方向へは視界が効きよい眺め、乗鞍岳ピークはここより100m以上高い、生憎ガスでピークを拝むことは出来なかった。
少し時間がかかっていたのと、帰りの時間、そして乗鞍へ要する視界、この後の天気など総合的に判断し、ここで下山と決める。
下りは少しの間、シールをつけたまま下ったが、co.1200くらいからシールを外して滑降、しかし・・・、如何せん雪面の状態があまり良くなく総じて雪が重いため、あまり快調なスキーではなかった(残念)。途中少し天気が崩れてきたか?雪が舞った。やはりここでもpondaは雪が気になる。
来た道をほぼ忠実に戻って来て2hで、イグルー着、やはり下りも少し時間かかった。
快適な一夜を過ごさせてくれたイグルーと一晩でお別れとはいつもながら少し名残惜しいところ。イグルー内の荷物を撤収がてら記念撮影などし、お別れと。途中やはりpondaは気になる雪を観察しながら、蔦温泉へ。こうして僕らは無事帰りの途についた。
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