モリコロパーク 花咲く春のウォーキング

2019年04月20日(土) [日帰り]

• GPS: 02:30
• 距離: 6.3km
• 登り: 106m
• 下り: 109m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:31
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:31

距離 6.3km 登り 115m 下り 109m

9:51 モリコロパーク北門
12:22 モリコロパーク北門

モリコロパークの外周を大回りに一周する「ウォーキング5km」コースです。

サイクリングコースやランニングコース（2km弱）を利用するアスリートは相当数いるようですが、5kmコースを歩く人はあまり多くないようです。
そのためか、コースを示す矢印看板はありますが、その数は十分とは言えず、目立たないので、気を抜くと分岐を間違えてしまいます。

また2019年4月現在、アイススケート場付近が工事のため通行禁止となっており、5kmコースの一部のルートが変更されています。
ところが矢印看板は従来のコースルートのまま設置されているので、看板を信じすぎるとかえってコースを間違えてしまうという、厄介な状態になっています。

園内の案内所にてウォーキング5kmコースのマップを無料で配布しています。
さすがにこのマップは最新のルートに対応しているので、周回の際はぜひこちらを活用させてもらいましょう。
同じマップはモリコロパークの公式サイトでもダウンロードできます。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

自家用車でモリコロパーク北駐車場に。
隣接してリニモの愛・地球博記念公園駅もあります。

コース状況／危険箇所等

今回は公園常設のウォーキング5kmコースを歩きました。
案内所にてコースマップを配布しているほか、園内各所にコースルートを示す矢印看板が設置されています。
ただし、道迷い、というと大げさですが、案内板はあまり親切ではない（後述の通り、旧コースのままになっている）ので、よくよく最新のマップと照らし合わせないと行き止まりにぶちあたってしまいます。

園外の公道には一切出ないので、まず危険はありません。
強いて言えば蟲の多い時期は虫刺され対策が必要なのと、自然公園という特質上、ヘビやイノシシなどの野生動物との遭遇も無いとは言い切れないので、頭の片隅には記憶しておいたほうが良いでしょう。

その他周辺情報

車で5分ほどのところに日帰り温泉「長久手温泉ござらっせ」があります。入浴料大人700円（2019年4月現在）。
温泉施設内にはコミック読み放題の休憩スペースなどがあるので、モリコロパークのウォーキングとあわせて丸1日楽しめます。
また同じ敷地内には農産物直売所「あぐりん村」もあります。

レストランやカフェはモリコロパーク内に数ヶ所あります。
スガキヤのようなチェーン店からオーガニックを基調としたお洒落目な喫茶店まで様々。一部の店舗ではテイクアウト可能なので、芝生の上で食事を摂ることもできます。
ただし逆に、公園の周辺にはそれほどそうした施設が充実しているわけではないので、市販のお弁当の持ち込みを計画しているのなら、調達は道中のコンビニなどを利用することも視野に入れて考えてもよいかと。

写真

4/20 9:57

モリコロパークこと「愛・地球博記念公園」。その正門に最寄りの北駐車場からスタート。
（自家用車の駐車料金は500円）
公共交通機関では写真奥に写っている、リニモの記念公園駅が便利です。

4/20 10:02

公園内の散策コースなので、半分くらいはこうした舗装された広い通路を歩くことになります。
周回バスと管理車両を除いて、自動車の通行はありませんので、安心して歩行できます。

4/20 10:14

かつて万博期間中に多くの人々が歩いたであろう、大周回路を時計回りに進みます。

4/20 10:17

パビリオンやレストランが軒を連ねていたかもしれないここも、今やネモフィラの咲く花畑に。

4/20 10:20

ヒメキンギョソウとチューリップ。
この先はかつて企業館だったエリア。

4/20 10:20

アネモネやムスカリなども。
花の時期は本当に見どころが多いです。

4/20 10:24

トヨタ館のあったあたりは、今は野菜畑や水田が広がる演習農場になっています。
おそらく近隣の小中学生の校外学習に利用されているものかと。

4/20 10:32

ネモフィラは、まだ満開までは間がありそう。

4/20 10:35

ウォーキングコースは、基本的にこの矢印の指示に従って進みます。

4/20 10:39

ツツジが多く植えられた、林床花園（りんしょうかえん）。
この近辺が、アジアの国々のパビリオンがあったあたりでしょうか？

4/20 10:45

途中、距離は短いですが舗装されていない尾根道を歩きます。
少しばかり、本格的な里山歩きを感じることができる場所。

4/20 10:49

このコースの（おそらく）最高所。
スタート地点からはおおよそ1000mの場所にあるので、まだ5分の1しか進んでいないことに。
まだまだ先は長い……。

4/20 10:57

山頂からは麓まで続く木道を歩きます。
変化の富んだ景色に飽きません。

4/20 11:01

谷間の日本庭園は万博開催時からあるもの。

4/20 11:14

3階分くらいの、小さな展望塔。
この頂上から見えるのは……。

4/20 11:18

モリコロパークの目玉である、サツキとメイの家。
ジブリ映画『となりのトトロ』をモチーフにした施設として、万博開催期間から話題になっていました。
また近年ではこのモリコロパークを再開発し、ジブリのテーマパークとする計画も発表されるなど、何かとジブリに縁があります。

4/20 11:19

展望塔の真下をサイクリングコースが通過します。
折しも競輪の大会が開かれていたため、かなりの盛り上がりを見せていました。

4/20 11:27

池のほとりに八重桜。
このあたりが2500m地点。ようやく折り返しです。

4/20 11:28

目にも鮮やかなシバザクラ。
この階段を上がり、グラウンド脇の細道を北上します。

4/20 11:34

万博時代から残されている木道。
ただしどうしても経年劣化は避けられないようで、敷板には腐食や破損が多く見られます。
写真奥の蒼いパイロンは、そうした「落とし穴」注意のもの。

4/20 11:53

西駐車場を横目に、公園最西部にある大観覧車のほうへ進みます。

4/20 12:05

本来のウォーキングコースはスタート地点に戻る周回コースですが、大観覧車近くの出入り口から園外に出て、すぐ目の前のリニモ「公園西駅」を利用することもできます。
現状、日本唯一の浮上式リニアに乗車できる場所ということで、こうした「1区間だけ利用」というのも面白いかと。

4/20 12:20

というわけで、今回は私たちも公園西駅から1駅だけリニモに乗車して、スタート地点に戻ることに。
雰囲気はゆりかもめなどの新交通システムに似ていますが、タイヤ駆動でないので乗り心地は全然違います。
この感覚は実際に乗らないとわからないでしょう。

撮影機器：

COOLPIX AW120 NIKON

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 防寒着 日よけ帽子 ザック 飲料 レジャーシート 計画書 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル カメラ

備考

基本的に何も持たずに散策できます。
飲み物の自動販売機はもちろん、レストランやテイクアウト可のカフェも園内に数ヶ所あります。

陽射しが強かったので、日焼け止めがあれば良かったかも。

感想

bool

愛知万博の会場跡地、通称「モリコロパーク」の周回です。
自然との共生をテーマに整備された万博会場なだけあって、広大かつ緑豊かな公園で、歩いて回るだけでも2時間くらいを要します。

春の花々はもちろん、秋の紅葉も期待できるので、季節を問わず気軽にハイキング気分を味わうことができます。
またトイレも清潔でキレイな建屋が、それこそ園内のそこら中に設置されているので、安全かつ何も心配せず、ほとんど手ぶらで散策できるのもポイントが高いです。

危険な箇所は無いのですが、いかんせん里山に近い状態なので、マムシやスズメバチなどの野生生物も当然、生息しているようです。
管理事務所ではそうした危険生物への警戒を呼び掛けていますが、特に小さな子ども連れなどで訪れる際は、お子さんがコースアウトして藪の中に入っていかないように気を付けましょう。

モリコロパークといえば「動くパビリオン」ことリニモへの体験乗車も面白いです。
万博公園駅の友人窓口で体験乗車券（発駅に再び戻ってくる切符）を販売しているほか、今回のように1区間だけを乗車するのも、話のタネになるでしょう。