石鎚山(春の新雪を踏んで!土小屋ルート)
- GPS
- 05:40
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 780m
- 下り
- 785m
コースタイム
09:52-57 東稜分岐
10:50-57 成就社分岐
11:32-57 弥山
12:09-25 天狗岳
12:35-42 弥山
13:03 成就社分岐
13:32-39 東稜分岐
14:38 土小屋駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
石鎚スカイライン13kmから積雪凍結あり、でもノーマルタイヤで行けました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口の土小屋は石鎚神社のみ開いていました。 登山ポストはありませんが、トイレが使用可能となってました。 土小屋で5cm程度の新雪で、東稜分岐から先は30から50cmの新雪でした。 雪面のトラバースや弥山直下の凍結斜面では、簡易アイゼンでは危険、ピッケルも有った方がいいです。 |
写真
感想
昨日(4月7日)の昼は松山城で花見の宴、天守閣前では野球拳全国大会が開催され盛り上がってました。
宴の最中は風が冷たく、石鎚山方面は荒れている様子です。
もしかしたら今日の石鎚は雪が降っているのでは、であれば明日(8日)天気が良ければ新雪の石鎚山をたのしめるかも。
8日、6時40分起床、寝坊しました。
窓を開けると天気がよい、石鎚方面もよく見える。
先週(1日)の反省(岩黒山撤退)を踏まえ、アイゼンとピッケルをクルマに積みます。
久万高原町に入ってしばらくすると「石鎚スカイライン・チェーン必要」との電光掲示が、石鎚スカイライン入口(旧料金所)では、おばさんが旗を振ってクルマを停め「展望台の13k地点から先はチェーンが必要です。」と教えてくれる。
まっ、チェーンを積んでいるので問題はない。
確かに入口から13km地点から先は路面が凍っていますが、なんとかノーマルタイヤままで土小屋駐車場に。
既に10台以上のクルマが、内2台には5センチほどの雪を被っている。
また、瓶ヶ森林道入口には通行止めの措置はされていなかったので、瓶ヶ森林道も開通している様です。
石鎚神社にお参りを済ませ、いざ石鎚山へ。
登山道には5,6cmの新雪がありますが、既にトレースがしっかり付いてます。
途中、小学生の女の子とお父さんの2人連れが、女の子はスニーカーです。
「行ける所まで行ってみる。」とのこと。
また、九州福岡から来られた3人の親子連れ?の3人は4本又は6本歯の軽アイゼンで登ってます。
下山途中の、ちょっと年配の男性に「1泊ですか。」と聞くと、
「日帰り。東稜分岐から先は、雪で道が分からず撤退した。でも、何人かとすれ違ったのでもうトレースが付いているのでは。」とのこと。
東稜分岐では、1人か2人の東稜への足跡があります。
この時期の東稜、とても自信がありませんので一般ルートへ。
一般ルートにも既にトレースが付いています。
ここでスパッツを着け、ピッケルを持ちます。
東稜分岐から先は、積雪が一気に増え40から50cmほどの新雪です。
雪面のトラバースに先行パーティは難儀してます。
ストックではちょっと不安な感じですね。
この程度の雪でもピッケルの威力は流石です、道を譲ってもらいます。
なんとスキーを担いでいる若い男性がいるのでビックリ。
「成就社の分岐を上がった斜面を滑る。」とのこと。
この男性は松山の方で、5月に北アルプスでBCを予定しているとのことで今回はその訓練とのことでした。
雪はありますが木立が多く、思い切ったシュプールは難しそうです。
山頂まで1000m地点の案内板のところでアイゼンを着けます。
ここからが長いですが、しっかりトレースがあります。
東稜分岐から成就社分岐まで、終始トラバース気味の道で雪の塊がゴロゴロ落ちて来るところが多数あり、1ヶ所雪崩の後もありました。
成就社分岐で休憩しているとスキーの男性がやって来ました。
スキーを担いでいるので、木の枝が相当邪魔だし、装備も重いと思いますが、凄いペースです。
男性は分岐で休憩をせず登るので、後を追います。
鎖場の巻き道は、堅く凍っている斜面もあり、長いスキーを担いでの取り回しは大変そうです。
石鎚山弥山には若い男性が1人のみ。
この男性も松山の方で「ここら辺の山ばかり登ってます。先週2日月曜日も土小屋から石鎚に登ったんです。今日は東稜分岐からトレースが一切ない中、新雪をかき分け弥山に辿りつきました。時間も掛かりました。などなど」
「ラッセルお疲れ様でした。僕も先週1日に土小屋から石鎚と反対側の岩黒山に行こうとしたけど撤退しました。」
と話すと、
「あっブログかなんかで、岩黒山撤退の記録見ましたよ。参考になりました。」
とのことで、話が盛り上がりました。
晴れていますが春霞でしょうか、シャキッとした感じではなく、眺望はイマイチでした。
しばし弥山にいると、ピッケルとアイゼンの装備で身を固めた単独の方が3人ほど登って来られました。
いつもの様に、石鎚山最高峰の天狗岳に行きます。
ほとんどの方は、弥山で引き返しますので、天狗岳へのルートは終始1人でした。
天狗岳の岩陰でゆっくり休憩して、再び弥山へ。
弥山から天狗岳へのルートはちょっと嫌な感じの岩場がありますが、距離は短いので足を伸ばせばいいのではと、いつも思います。
弥山に戻ると、スキーの男性が「折角なので、弥山まで登って来ましたよ。」とのこと。
また、トレースを作った男性は「いまから天狗まで行ってみる。」とのこと。
この頃になると、弥山になんとアイゼンを着けずに登った人も。
他人事ながら、ちょっと危険ではと思いつつ下山します。
鎖場巻き道の脇の斜面にスキーのシュプールがあります。
ちょっとだけしか滑れなかったようですが、よくこんな狭い斜面を滑るなぁと感心しました。
と云うか、この斜面の滑降だけのためにスキーを担いで来る精神力に脱帽です。
成就社分岐を過ぎると、スキーの男性が木の枝に難儀しながら下山してます。
結局土小屋登山口まで、時折話をしながら付かず離れずで下山しました。
【4月10日追記】
石鎚山弥山でお会いした松山の男性は、赤いクレパス(kurepasu)さんでした。
たのしいブログ「赤いクレパス君の日記」をアップしています。
一人でラッセルをしてトレースを作ってくれた。
http://ameblo.jp/akaikurepasu/entry-11217575005.html
【4月12日追記】
石鎚山弥山山頂直下、ガチガチ凍っていた三の鎖場巻き道で、下山されて来る単独の男性に会いました。
特に話はしなかったんですが、赤いクレパスさんのブログを拝見すると、香川のおじょも(ojiyomo)さんだったかな?
違うかな、あらためておじょもさんが土小屋に着いたときの写真を見ると、日差しの加減が、僕の下山より後の時間のようでした(汗)
これを書いているうちに、おじょもさんからコメントがありました。
やっぱりお会いしてませんでした。。。
ブログは緊迫感満載です。この時期、単独で東稜を這い登ってきたとのこと。
http://ohara98jp.exblog.jp/d2012-04-09/
山スキー屋さんの写真3枚ありますね。見た感じだけ
ど、なんかバテバテ・ヘロヘロだなぁ。終始担ぎ屋で
シール登高はしないのかな?固い斜面でもピッケルアイ
ゼン使ってないみたいだし?アブナそぉ〜。
国内の山スキーで思い切った快適なターンの出来る斜面
なんてほんの一部だけかな。多くは立て込んだ木々の間
をターンならぬ「カーブ」で縫って行くんですよ。
かく言う小生、4/8は青田南葉山でスキー山行して
きました。詳細は後日別途です。
日本有数の豪雪地帯。アブローチの林道は入口の海抜
50m未満なのに、残雪のため全線車両通行止め。
南国四国とは違いますねぇ。
NoraKura40さん、おはようございます。
松山のスキーを担いだ男性は、10本歯(12本だったかも)、ブラックダイヤモンドのピッケルのピックが付いたストック、ヘルメットの装備でしたよ。
また、写真ではヘロヘロって感じに見えたでしょうか。
この方、もの凄い体力でした。
担いでいたスキー板やブーツは、テレマークではなく、ゲレンデ用で、木の枝が邪魔をする中、屈んだり、斜めになったり、相当体力を消耗する体勢ですが、ほぼ僕と同じペースで、他の登山者よりペースははるかに速いです
今シーズンは、四国の冬山に毎週登りましたが、スキーの方は初めて見ました。
シールを着けて登るような山は、四国にはない様な感じです。知らないだけかな
8日の青田南葉山スキー山行のレポ、たのしみにしてます
kusmmkさん こんにちは
こちらの山はいろんなアプローチがあるんですね
しかしここをスキーで行けるのであれば
大抵の雪がある山は滑れそうですね(笑)←絶対にまで出来ませ〜ん
マイマップを拝見しましたが
東西に結構長く縦走できるルートがあるような…
四国の山を赤い線で埋め尽くして下さい!
kusmmkさん、こんにちは。
石鎚山いつもながらいい感じの山ですね。
いろいろな地名もしっかり馴染んでしまったような
それにしてもまだまだ雪は多いですね。
山スキーの話題まであり、驚きました。
to4さん、こんばんは。
そうですね、石鎚山はメジャーなルートだけでも4本あり、バリルートや古道も結構あるようです。
まさかこの時期の石鎚でスキーを担いだ人を見るとは、ビックリでしたよ
北、中央アルプスなどの大斜面なら滑り甲斐があるのでしょうが、四国ではほんのちょっとって感じです
四国の東西に長く伸びる四国脊梁山脈は、瀬戸内海と太平洋の分水嶺でもあり、分水嶺歩きをしている方には欠かせないですね。
同じ様な所ばかり行っているので、赤い線が太くなっても広がりは、、、
youtaroさん、こんばんは。
石鎚山、いい山ですよ
四国から本州や九州に遠征するには交通費が馬鹿にならないので、しばらくは比較的近くの石鎚山系周辺を丁寧に歩いて行こうこ思ってます。
今回は新雪がありましたが、積もっては融けって感じで、北アルプスなどの様な豊富な残雪の山をたのしむって感じではないので少々さみしいです
さすがにスキーも無理でしょうね。
kusmmkさん、こんばんは。
今週降った雪で思いがけなく楽しめたような
往生したような(関西弁ですね)
しかし、楽しんできたようですね。
季節がよくなったら
是非、東稜から天狗岳を伺ってください
kusmmkさん こんばんは 新居浜のbergheilです。
4月8日は良く晴れていて、絶好の登山日和でしたね。
こちらは家族サービスで西条市に花見に出かけましたが、西条 加茂川のほとりからも、残雪の石鎚山の姿が眺められました。
レポを拝見して、ちょっとうらやましいです。
土小屋から石鎚北面をトラバースして二の鎖の下の合流点へ向かうルートは、
雪の詰まったルンゼからナダレの危険性があるので、
昔から冬のルートとしては使われず、
冬の土小屋方面からのルートとしては、東稜を攀じるのが冬の正規ルートだ、
と先輩から聞いたことがあります。
それにしても、石鎚山系で山スキーをする人は、これまで私も見かけたことがありません。
ひょっとしたら、kusmmkさんと同様、本州からこられた方かも?です。
saibabaさん、こんばんは。
石鎚山、春の新雪、雪山大好きにとっては満足の山行でしたよ
今回は、アイゼン、ピッケルを用意したので、特に往生するような場面には出くわしませんでした。
東稜は、昨年10月紅葉真っ盛りの中、最初の石鎚山山行で登りました。
石鎚山南尖峰の紅葉には感激でした
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-139621.html
kusmmkさん こんばんは
厳しい山を登れる方は数少ないと思っていますが、
スニーカーを履いたお子さんと「行ける所まで
行ってみる」とは恐ろしい。
今回はアイゼン、ピッケル持参で万全での山行。
それでも、硬く締まった登りは大変だと思いました。
スキーの道具を持って登られるのは、そうとうな
体力が必要ですね。
山での人との出会いも嬉しいですね。
bergheilさん、こんばんは。
寒風や伊予富士などに行く際、加茂川の河川端をクルマで走りますが、土手沿いに桜が植えられており、お花見の季節はいいだろうな〜、と思ってました。
家族サービスのお花見、ステキですよ
厳冬期は、土小屋ルートを通る人はほとんどいないと思いますが、確かにルンゼからナダレの危険性が相当だろうなと思います。
石鎚スカイラインが開通する4月は、もう厳冬期ではないので雪も少なく、雪崩の危険性は少なくなっているのかなと思いました。
厳冬期の東稜は、僕には無理です
スキーを担いで登る人には、本当にビックリですようね
sumikoさん、こんばんは。
登山口の土小屋から、石鎚山までしばらく遊歩道の様な登山道が続くので、軽装でも途中まで登る人は結構いるようです。
しかし、まだ雪山モードですので、スニーカーにはちょっと驚きました
でも、雪をちょっと楽しむって感じだったのかな。
そんなに歩かずに引き返してくれたんだろうなと思ってます。
今回は、アイゼンとピッケルが威力を発揮しました。
スキーを担いだ松山の人は精悍な感じで、気持ちのいい若者でした。
ガンガン登り、大斜面に大きなシュプールを描いて欲しいです
kusmmkさん
石鎚山お疲れ様でした。
4月になり暖かいイメージですが・・・
新雪歩きだったのですね!
で、天狗岳カッコいいです。
ここのシンボル的な存在ですね
kankotoさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
四国でも石鎚山系は独特ですね。
4月の四国でこんな雪山歩きが出来るなんて
石鎚山の最高峰であり、西日本の最高峰の天狗岳のナイフの様な山容は何時見ても良いです
いつか雲海にぽつんと顔を出した天狗岳を見たいなぁ〜、と思ってます
kusmmkさん 残雪の石鎚山 お疲れ様でした
同じ日だったのに 私は 出発が 遅かったし 東稜コースを 登ったので
お会いする事が出来ませんでした 残念・・・・
また 何処かの山でお会いする事を楽しみにしています
ojiyomoさん、こんばんは。
三の鎖場巻き道で、単独の男性にお会いしたので、ojiyomoさんかなと思いましたが、高知又は東京の方だったようですね
東稜分岐には、東稜への踏み跡があったので、ちょっと誘惑されそうでしたが、この時期の東稜は自分は無理でした。
今回の石鎚山でお会いした赤いクレパス(kurepasu)さん、そして、おじょも(ojiyomo)さんにもヤマレコユーザーになって貰って、なんだか嬉しいです
今後も、ブログたのしみにしてます
ヤマレコも
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