平成最後の雪山は▲空木岳! 雪壁・雪稜の春山バリエーションルート
- GPS
- 33:36
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 2,055m
- 下り
- 2,085m
コースタイム
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:42
- 山行
- 11:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 11:00
【4/28(日)】宿泊地06:00→空木岳カール07:10→駒峰ヒュッテ08:20→空木岳08:35→空木岳カール09:30→宿泊地10:00(テント撤収)宿泊地11:00→小地獄11:20→大地獄13:00→マセナギ15:00→池山尾根水場15:50→タカウチ場16:50→林道終点17:10
天候 | 28日快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
1年間にわたった山行部登山教室の修了山行。当初は杓子岳の双子尾根の予定であったが、27日(土)の天候が悪かったため、急遽中央アルプス空木岳へと変更となった。このコースは昨年の修了山行でも使用されたコースであり、経験済みのメンバーから「長いよ……」と恐ろしい事前情報を貰う。
【4/27(土)】霧の中歩き始めるが最初から急登で息が上がる。4時間程で核心部の小地獄へ到達。
1ピッチ目はブッシュと痩せ尾根で形成されごちゃごちゃした感じ。2ピッチ目は急な雪壁。両ピッチ共、K口さんがリードしてくれた。ありがたや。確実な蹴り込みで着々と登っていく姿、とても頼もしかったです。
核心部を抜けるとテント場まで後少しなのだけれど風が滅茶苦茶強い。時々吹っ飛ばされそうになる。このとき、山域を変更して中央アルプスにして大正解! グッジョブCL! と心の中で拍手喝采しました。こんな天気で北アルプス行っていたら、大変なことになっていたでしょう。
夕飯は餃子にローストビーフ、松茸風炊き込みご飯、ハンバーグ……等々、豪華絢爛。元は2回分の夕飯食材を、量を減らして持ってきてくれた。お腹いっぱい食べ、就寝。すやすやとよく寝た。
【4/28(日)】快晴。うっかり寝過ごしてしまい、出発が1時間ばかり遅れる。誰も目覚ましをかけていなかった。某メンバーが阿弥陀南稜にアタックしたときに寝過ごした話を聞く度に笑い転げていたが、よもや自分がこんなことになろうとは。山は恐ろしい所だと再認識する。
さくさく朝飯を食べて出発。空木岳までは危険個所ゼロ。快適な稜線をひいひいいいながら登っていく。そんなに急ではないが、長くてしんどい。ようやく空木岳山頂に立ち、全員で写真撮影。雪に覆われた中央アルプスの山々は美しく、太陽の光が反射してキラキラ光っていた。
下山は元来た道を行く。つまり昨日登ってきた核心部を下らなければならない。テント撤収後、気を引き締めて登攀準備を整えて再出発。登頂の喜びはこの時点で吹っ飛んだ。なんせ今から一番怖い所が待っている。
昨日同様、2ピッチ分フィックスを張り、プルージックで通過。幸運なことに昨日から何名かの登山者が通過したおかげでトレースがきっちりできており、しっかりした階段になっていた。ありがたや。
無事核心部を抜け、続いて大地獄も通過。ここは鎖や階段があるもののロープは出さない場所なので緊張していたが、雪が緩んでいたため覚悟していたほど怖くなかった。
核心部を抜けた後、うんざりする程長い行程を歩き、17時過ぎに林道へ到着。最後に登山教室生から挨拶を頂き、登山修了。1年間お疲れ様でした。(NON)
<コース状況>核心部には50m、60mロープが1本ずつ必要。
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