白山・岩屋俣谷井谷〜三ノ峰〜杉峠〜市ノ瀬
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 1,205m
- 下り
- 0m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ツメを三ノ峰に行かず、別山〜千振尾根経由で市ノ瀬にも下山できる。しかしどちらにせよ下山にはかなり時間がかかる。 六本桧〜杉峠間は、一部不明瞭なところがあるので注意。その他は良好。 |
写真
感想
時期は遅かったが、天気も含めて順調な滑り出しだったことし7月。
しかし台風6号が日本を襲うと、日本の気候は一気に秋を連想させるかのような気配に早変わり。8月の週末となるといつもぐずつき、遡行の計画はことごとくお流れになってしまった。
しかしこの週末はちょっと違った。
あの「熱い」夏が戻ってきたかのような気温の上昇である。空もいつもと違って青いじゃないか!さっそく遡行を計画、宿題を片付けるための準備にかかった。
「岩屋俣谷」はこれまで幾度となく遡行していたが、この流域では右支流の「井谷右又」の記録だけが抜けていた。
今回は右又から「三ノ峰」につめ上げ、あとは長大な尾根道を下って下山するというコースを立案。「千振尾根」の下りも考えたが、今回は未踏の「杉峠〜三ツ谷間」の登山道を含めることができるため、長大な周遊コースを選択した。
「市ノ瀬」に車を置き、6時に「千振尾根登山道」へ向かう車道に入る。大きな谷間を進んでゆくと、小一時間で「別山谷」との二又に到着した。ここを右に分け入ると、しばらくで難儀なF1に出合う。ここは右から小さく巻くが、前回よりなんだか容易に巻けて拍子が抜ける。
「井谷」は左又である「別山谷」と比べると小振りな滝が多く、しかも絶妙に越えられるのでなかなか楽しい。が今日はちょっと勝手が違い、水量はやや多め。徒渉が慎重になる。しかし気がつくと辺りには陽があたり、青空も広がって谷間は清々しい空気に包まれていた。
途中何度か小さな巻きを強いられるが、しっかり見ればルートファインディングは容易。大きな滝を楽しみながら越えて、右又まで一気に飛ばすことに。
11時前に奥の二又到着。「市ノ瀬」からすでに5時間、だんだんと雲行きが怪しくなってきたので先を急ぐ。細くなった谷を詰め上がると、本日最大の麗美な流れを持つ大滝に到着。扇子を逆さにしたような滝で、細い流れがまるで白糸のようで美しい。この滝は意外にもノーロープで直登できた。
これを越えると景色は一変。上部にガスがかかりはじめてはいるが、なだらかな草原地帯が広がってくる。しかしここおが本日の遡行での正念場だった。緩い谷間は意外にも傾斜があり、しかも難しいルートファインディングに悩まされて、距離の長い「三ノ峰直登沢」に誘い込まれてしまった。気付いた時にはすでに遅し、しかたなく直登沢をつめる羽目に。
濃いガスが流れ始めるのと同時に雨が落ちてきた。その雨は次第に音を立てて落ちてくるようになり、藪に突入する寸前で大粒の落下物に変わった。濡れるのは構わないのだが、雨で濡れるのはやはり面白くない。
13時10分、稜線に到着。辺りはガスと雨で何も見えないが、すぐ目先に「三ノ峰」を示す頂の標柱が見えていた。時間も迫ってるので小屋まで一気に下る。ぬかるんだ登山道が滑って歩きにくかった。
小屋で一休止していると、ガスが流れて辺りは晴れ間に変わってきた。
雨宿りも兼ねて30分ほど休憩した後、いよいよ今日のフィナーレであるが、それにしては距離がハンパない。GPSで取得されたログ計算で、市ノ瀬までは11.4km。これが実に長かった。
「六本桧」までは晴れ渡った景色を楽しみながら余裕の足取りであったが、そこから先が地獄の下山とってしまった。左足首上部が異様に痛み出し、「杉峠」からの下りがままならなくなってしまったのだった。予定ではもっと早く下山することになっていたが、結局30分もオーバーして「三ツ谷登山口に下山」、しかも途中でヘッドランプを出すこととなってしまった。
ここから最後の車道歩きをどうにかこなし、19時40分、すっかり暗くなった「市ノ瀬」に到着した。
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