飯綱山 予想以上の眺望!想定外の雪山訓練!
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- GPS
- 04:35
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 774m
- 下り
- 774m
コースタイム
09:55駒つなぎの場10:00
11:30飯綱山山頂11:50
12:55駒つなぎの場13:00
13:35駐車場所
歩行時間4時間5分
天候 | 予想以上の快晴、無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大座法師池の向かいにコンビニあり ゴルフ場前で右折 バードラインに面してバス停、駐車場とトイレあり 登山口の鳥居前に数台の駐車スペースがあります 帰りの温泉は大座法師池手前の「アゼィリア飯綱」が近くて便利 470円です |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から積雪があります 唐松林の中を緩やかに登ります 踏み跡はしっかりついていますが 雪が緩んで歩きにくく、踏み抜きに注意です 石仏が沿道に置かれています 「駒つなぎの場」からは冬道の急坂です ロープが張られていますが 一箇所凍結している場所あり、午前中は難関でした ここで6本アイゼン装着しました 森林限界を超えると急坂は続きますが視界が開けます 山頂への吊尾根の南側に雪屁があります 視界がない時はあまり南端を歩行しない方が良いでしょう |
写真
感想
折角の平日の休み、昨夜からどこに行こうかと思い悩んでいましたが
結局決まらずに、行く先は朝に持ち越しです。
周囲をぐるりと見渡すと飯綱山、
目と目があってしまいました。
ここ数年、元旦に登っていたのですが
今年は思わぬアクシデントで登らず、
富士山の御尊顔を拝しに出かけてしまったのですから、
昨年の元旦以来かもしれません。
先週のザックの重量では左程の負荷が感じられなかったので
今日はもっと重くしてみました。
冬の間にザックの軽量化を図ったおかげで体重は重量化、
こんなでは、夏の縦走登山はおぼつかないと、ちょっと焦り気味です。
平日だから、きっと登山者は少ないだろうと思いましたが
駐車場所に先行車一台のみ。
予想外に朝から晴れ渡った空に浮き浮きしながら出発です。
しかし、登山口から予想外の積雪。
四月になってまだこんなに雪が残っているとは思いませんでした。
気温が上がって雪が緩み、気を付けて歩かないと踏み抜きます。
膝まで潜ると結構脱出が大変でした。
見ただけではわからない歩きにくさ、これが残雪期の山歩き。
なるべく、新しい靴跡の上をなぞって歩くのが良いのかと学習しました。
まさかの雪山、冬用スパッツを持って来て助かりました。
一旦しまった物をまた出して使うのに抵抗感がありましたが、
五月の連休までは冬山なのですから、しまう方が間違っています。
どうも、心は既に夏山へと向かっているようです。
アイゼンだけはまだ当分必要かとザックに入れていましたが。
「駒つなぎの場」の真後ろからの急坂の冬道は何回か登っているのに
登り始めてまもなく、不安になってきました。
春先の湿った雪の滑りやすさが気になっていたからでしょうか?
嫌な予感がしていましたが、的中しました。
距離にすれば僅かなのですが、半分凍結した急斜面、
もちろんトラロープは張られていますが、並みの斜度ではないし
ザックは勇んで重くして来ましたし、言うことなし!
自分の馬鹿さ加減に泣きたくなりました。
でも、ここで引き返すという選択肢は思い浮かびませんでした。
例によって、斜面に貼り付くようにしてアイゼンを装着。
こんな時、本当に山の会に入っていなくて良かったと思います。
こんな場所でアイゼン付けたら、多分どなられますから…
アイゼンの威力で無事急坂を通過できました。
帰りの心配がありますが、それはまた帰りに心配すればいいこと
チキンハートのkyom4ですが、立ち直りも早いのです。
とりあえず、先を急ぎます。
余裕があったら、霊仙寺山まで行ってみる計画です。
森林限界を超えてからは、眺望の素晴らしさに助けられて
尚も続く急坂の疲れを忘れる事が出来ました。
今日は珍しく無風というのも幸運です。
大体、強風の思い出ばかりが多い山です。
稜線に出ると遮るもののない360度の大パノラマが待っていました。
日本二百名山に選ばれている山です。
市民のシンボルであると同時にこの大展望が、名山の所以かと思います。
最近は、知名度もアップして登山者が増え、
季節には随分山頂も賑わっているようです。
山頂を示す標柱は雪でかなり埋まっていました。
改めて積雪の多さに驚きました。
まだ、完全な冬山です。
霊仙寺山の方角を目指してまだ新しい靴跡が続いていましたが
なんとなく気持ちが失せて(疲れもあったと思います)
あっさり、下山しようと決めました。
大展望の平坦な尾根歩き、それに加えて殆ど風のない最高のコンディション
なかなか、こんな良い日に巡り合えるものではありません。
今朝、飯綱山と目線が合ってしまって大正解でした。
ゆっくり、ゆっくり周囲の山々の景色を味わうように歩きます。
温度は20度近いのでしょうか?
半袖でも寒くないくらいに感じます。
雪はさらに湿って、靴が沈み、歩きにくくなっていました。
それでも、下山はかなり時間短縮です。
凍っていた最難関も行きよりもたやすく通過できました。
本日は全く想定外の冬山訓練で疲れましたが、
予想以上のアルプスの眺望を楽しむことができました。
コメント
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kyom4さん、こんばんは
4年も住んでいたというのに、山には一度も登りませんでした
河童橋まで2度。信州大学自然学習園だったかに1度。美ヶ原に車で3度。高ボッチに車で3度行ったきりです。
後悔先に立たずとはこのことですね…
せめて、これからもkyom4さんのレコで長野にいる気分に浸らせてください
ご訪問有難うございます。
プロフィールでnakkangさんが長野でが学生生活を謳歌されていらしたことを知り、親しみを感じさせていただいていました
kyom4も山にとり付かれて以来、ようやく故郷の良さが分かってきた気がします
失った時を思うと残念かもしれませんが、多分nakkangさんも代わりに得たものも多いのではないかと思います。
kyom4はそう思うようにしています
人生、欲張ってあれもこれもともがいてきましたが、もがくと苦しいだけですから、疲れたというのが本音かも
清掃活動をなさり、ご自分の足元を大切にしていらっしゃるnakkangさんは悟りの境地に達していらっしゃるのではないかと尊敬しています。
これからもkyom4の身近な里山を紹介していきますので
ご覧になってくださいませ
まだまだ雪、ありますね
ぜんぜん知らないままに好日山荘でGWごろに八ヶ岳をテント泊で縦走できるか聞くと、完全に冬山装備ならと答えられました。
森林限界を超える高度の厳しさを知らされたやり取りでした。
kyom4さんはかなりのチャレンジャーですよね
何が危険なのかを知っていらっしゃるから対処もできるんでしょうね
漠然と怖がっていたり無策に突っ込んだりはケガの元。
あらためて頭に刷り込んでおきますよ
二千メートル級の山は連休明けまでは完全に冬です。
でも、希望的観測なる誤解に惑わされ、失敗を数え切れないほどしてきました
本当に恥ずかしい話ばかりです。
それでも、懲りないというか、喉元過ぎれば熱さを忘れて行きたくなってしまうんですね
特にこの冬は初めて冬山に行くようになりましたから。
危険な目にあわずにいると、危険に気付けないこともあり、様々な状況に遭遇することも対処法を身につける授業ではないかと思うのですが…
でも、できれば避けて通りたいとも思ったり
チキンハートですから
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