高原山 新湯から尚仁沢まで縦走
- GPS
- 10:28
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,460m
- 下り
- 1,953m
コースタイム
- 山行
- 8:32
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 10:27
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ヨシ沼園地駐車場からのスタート ともに無料駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前黒山までの登山道は地図には登山道が無いが、踏み跡あり問題なく山頂にたどり着ける 前黒山〜明神岳は多くの鹿が道を整備してくれているので、その道を使わせてもらう その他一般登山道と、ロード歩き |
その他周辺情報 | 登山口近くの大沼と、下山口の尚仁沢の駐車場にはトイレあり その他登山中にはトイレなし |
写真
感想
今回の登山(前黒山)は栃木100名山50座目となる記念すべき登山
山と高原地図にはこの山に登るルートが無く、資料が少なかった。そしてその先、明神岳に向けてはヤマレコに登録している記録が見当たらず難儀した。いろいろ考えた結果、行き当たりバッタリで行こうと思い、高原山縦走の計画を立てた。
まず、ヨシ沼の無料駐車場からのスタート。ヨシ沼を経由して前黒山登山口へ・・・森に入ると、踏み跡がしっかりあって迷うことは無い。これだけしっかりとした登山道ならば、地図に載せるべきではないかと思う。簡単な案内標識を立てれば気軽に登れる山だ!しかも近くに温泉や宿泊施設が沢山ある。「あ〜もったいない」 山頂付近では残雪が少し残っていたが気にする程ではない。しっかりと足元を確認しながら登れば何てことない。山頂は10人程が休憩できるほどの広さで、木々が多いがまずまずの見晴らしである。
前黒山から明神岳に向けては地図とのにらめっこである。歩き初めは藪の中に踏み跡ポイのはあった。しかし1分程歩くとその形跡は無くなり、代わりに出て来たのは獣道だ!この獣道は良く整備されており(獣によって)あちらこちらに無数に道がある。この道を使わせてもらうしかない。ただ難点はフンだらけという事だけ。この道を使い谷間に下りきると今度は1627mピークに向けての登りだ。見晴らしが良いので山の斜面の状況がよく分かるので、一番なだらかに登れそうな斜面を見つけ藪漕ぎしながら登って行く。藪高は膝くらいの高さなので、そんなには気にならない。ピークを過ぎ直進すると正面に建造物が見えてくる。初めはスキー場の施設かと思っていたが近づくと展望台のようである。そう、地図に載っている関東平野が一望できる展望台だ!しかし関東平野どころか麓の町さえも、ほとんど見えない。ただそれでも、山の景色は最高だ。ここで少しの休憩を取ってから次の展望台に向かう事にする。稜線を歩いていると遊歩道が合流してきたので、遊歩道を歩いて西峰の展望台に着いた。ここの展望台の景色は素晴らしく、真白く雪の積もった多くの山々が広く見渡す事ができた。
次に目指すは釈迦ヶ岳のつもりであったが、遠くから釈迦ヶ岳と鶏頂山を見ていると、両方登ってもそんなに時間のロスは無さそうである。それなので、まずは鶏頂山を目指す事にした。一つ手前の御岳山までの稜線歩きは、ほぼ平らで短時間で距離は稼いだ。しかしコース最後の登りは、急登と残雪によってルートが不明瞭で、雪が1m近く吹き溜まった最悪の斜面だ。スイスイと良いペースで来たが、ここに来てスローダウン。ま、仕方がない。本線と合流をして鶏頂山へ向かう。鶏頂山山頂に着くと丁度良く昼食の時間となった。食事をとって景色を見て、次に向かうは釈迦ヶ岳だ!下って上って下って上って釈迦ヶ岳に到着。結構足にこたえる上り下りだった。釈迦ヶ岳は麓の街並みが一望でき見事だ!しかも田植えの時期と重なって田んぼには水が張られ綺麗に反射している。朝はしっかり見えていた日光連山もこの時間になるとガスって見えづらくなってきた。
最後の目的地は尚仁沢湧水だ、ここから約700mを一気に下る事になる。釈迦ヶ岳山頂直下のみ藪の中の急降下となるが、それ以外は比較的傾斜も少なくテンポよく下って行ける。登山口に降り立つと、そこからはロード歩きとなる。車両は通行止めなので、道の真ん中を「ゆうゆう」と歩いていく。道は崖崩れなどで大荒れ、大きな石が沢山転がっている。そんな中湧水があって沢蟹がテクテク歩いていた。何かカニの歩く姿を見て癒される。ここで少しの休憩を取り本命の尚仁沢湧水に入って行く。はっきり言ってこの湧水の事はよく分からなかったが、来てビックリ想像をひっくり返すような景色が広がっていた。地面から大量に湧き出る湧水。半端の無い水量だ!水がカラッからだった川も、この湧水を過ぎると大きな川となった。夏に来ればマイナスイオンで気持ちが良い事だろうと、想像できる。
いろいろと苦戦しながら歩いて来た今回の登山は、最後の締めで素晴らしい情景を見る事ができた。
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