岩手山(焼走り) グランドフィナーレ


- GPS
- 06:28
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,508m
- 下り
- 1,494m
コースタイム
06:40 岩手山
--
06:50 岩手山
08:20 焼走り登山口
天候 | 文句なしの快晴無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
シールが使えるのは950mくらいから。しかし灌木がうるさい。 雪の硬い早朝はシール登高よりも板を担いでアイゼン履いて登った方が早い。 |
写真
感想
東北遠征最終日。昨日秋田駒の山頂からその姿を初めて拝んだ名峰、岩手山へ。前日に秋田から焼走り登山口まで移動した。僕は岩手県には初めて足を踏み入れるのでカーナビが「岩手県に入りました」と言うとめちゃめちゃ感動した。はじめまして岩手県。岩手山麓をぐるりと走る。南面、東面は全然雪が無い…が沢筋にはそれなりに雪がある。下部は登山道を使って標高を上げるので何も問題はない。明日は快晴無風。気温も高く山頂でさえ氷点下にならないらしい。早出してもカチカチということは無いだろう。先生の雪センサーにかかればどんな雪の少ない山も山スキーのフィールドになる。
満点の星空の中、板を担いで元気に焼走り登山口を出発した。900mを超えるとぼちぼち雪が出てくる。登山道を右手にそれると雪がたんまりあったのでシールを貼って登り始めた。ほどなくして結構なヤブに突入。右に左にヤブを避けるのは効率が悪い。雪は硬いので早々に板を担いでアイゼンに切り替えた。快適に高度を上げてゆく。4時を過ぎると星は消え東の空が明るくなってきた。そうか、ここは随分東の方だから日の出が早いのだ。腰を下ろしてしばらくの間ショーを楽しんだ。
頂上直下で雪が切れたのでここで板をデポ。少し登ると火口が見えた。おおー、羊蹄みたい。北のほうには岩木山や八甲田山、白神山地が見える。遠いなあ。いつか行ってみたい。さすがに北海道は見えないか。南西には昨日登った秋田駒。昨日歩きまくったのでどのポコがどの山か簡単に同定できる。そして奥には鳥海山。さすがの存在感だ。暖かいし風もないし景色は最高。記念撮影をしたりおやつを食べたり、珍しく先生と2人でのんびりした時間を過ごした。
さあお楽しみの時間だ。シールを剥がしてテイクオフ。雪は言うまでもなく素晴らしく良い。ノンストレスのシャバシャバ斜面だ。標高差1,000mを一瞬で落ちてゆく。もうたまりませんなあ。しかし楽しい時間はあっという間に終わる。1,200mあたりで灌木がうるさくなってくるが藪滑降は慣れたもん。右に左にシュルシュル高度を落とし、920mで雪が切れたので断念して板を担いで夏道下山。降っているのに暑い…。下界は25度まで上がるらしい。春が終わってもうすぐ夏が来る。今シーズンの山スキーもあと5回くらいだろうか。
夢のような8日間の山スキー三昧は今日で終わり。24時間後にはデスクの上で仕事か。さあこれから伊賀まで1,000kmのドライブだ。今日の核心部、いや、本遠征の最大の核心部かもしれない。気合い入れて帰ろう。朝日、月山、鳥海、秋田駒、岩手どれも最高だった。最高だぜ東北。今度は無雪期に思いっきり縦走しに来たい。秋も良さそうだなあ。
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