リハビリ山行23〜イブネから銚子ヶ口届かず〜
- GPS
- 29:18
- 距離
- 26.0km
- 登り
- 1,784m
- 下り
- 1,776m
コースタイム
- 山行
- 4:24
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 5:18
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 6:47
天候 | 両日とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
テント
テントマット
シュラフ
シュラフカバー
インナーシュラフ
ドンジョイ
無線
|
---|
感想
GWの最終は怪我をする前からの雷鳥ハンターSとの約束
「雷鳥ハンターS自前テン泊装備でテン泊登山」
のアドバイザー同行。
目的山域を検討する所からアドバイス。
ストレートにどこかのテン場も考えたが、今の季節は行ける設定テン場は残雪の中。
テン泊初心者にスノーペグとかは無理がある。
そこでイブネを選択。
ここまでに間違いは無かった。
しかし、様々な思いが混じってしまい物事が噛み合わず、結果的には失敗山行だった。
今回のレコは反省レコであり、どこに問題があり修整すべき点はどこであったか検証する。
二日間の山行終了までの流れを纏める
事前にSからアドバイス同行の依頼を受ける。
テン場をイブネに設定する。
Sの希望に雨乞岳のPHも挙がる。
一日目を雨乞岳のPHは時間体力を考慮して杉峠で最終判断とする。
登山届はランドレが用意した物にSが記名した。CLはランドレとした。
雨乞は杉峠に荷物デポでピストン
テン場に13時着
二日目、6時発で銚子ヶ口を目指し出発
イブネ北端付近で想定通りルートロス。
想定していたので焦らずルート復帰。
銚子へ向けて尾根を下降する。
思いの他、足元が悪く難儀する。
Sとのペースが合わずスムーズな流れを失う。
折り返しリミットは8時としていたが、厳しさを感じ始める。
一時間ほど進むが進行の悪さに諦めの思いも過るが、目的のピークを目視するまでは、と粘る。
結果的に折り返し点となったピークから目的のピークと思わしき峰を目視するが、距離感と足元を想定するとイブネからの往復に短くとも5時間、余裕を見れば5.5時間必要だったと認識する。
撤退の決断をし、7時30分折り返す。
朝明までの下山はスムーズであった。
以下はランドレの計画段階での想定
慣れたイブネであり、一日目に雨乞岳ピストンを入れるのは状況次第で可能と判断。
Sは諸事情あり自宅を早朝出発出来ないが、近場の朝明であれば何とかなると判断。
雨乞+イブネ泊だけではランドレとしては新しさが無く、銚子ヶ口PHを二日目に計画。
銚子ヶ口までのルート状況の詳細不明であったが、難所があるバリとの認識はありピークまで二時間、イブネまで戻るのに4時間と見ていた。
イブネから朝明に戻るのに3.5時間合計7.5時間であり、これは現状のランドレの脚の限界内と見ていた。
行動中は適宜小休止とし、大休止は想定していなかった。
以下、想定と実際とのズレ 問題点 反省点
一日目の出発が遅いとランドレは感じていたが、Sは遅いと思っていなかったと思う。
結果、雨乞岳ピストン出来なくなるかも?とランドレが焦りSを急かす事になり、Sは「したらば」と一気にペースアップ。
ランドレの脚には適宜休憩が必要なのだが、Sを急かした手前休憩を取り難く少々無理をした。
杉峠に至る渡渉点でまさかのルートロスで無駄に時間と体力を消費。
杉峠に着いた時点でランドレの脚に疲労が出始めていたが、Sを一人で雨乞岳へ向かわす訳にもいかず同行。
雨乞岳から杉峠に戻った時点でランドレは脚の限界と更に持病(痔病)が発症。
大休止を余儀なくされる。
Sは急がなければならないと思い込んでいるので先に進もうとする。
何とか騙しだましでテン場に到着。
脚もお寺も大事に至らず、ビハインドは一旦リセット出来た。
翌朝の出発を遅くとも5時半とし、二時間前には起床、準備を始めるようにSに伝え就寝。
Sは防寒着が必要と思っておらず持っていなかった為、十分な睡眠が得られるか心配な状況であった。
(結果的には十分な睡眠が得られたとの事で杞憂であった)
ランドレは翌朝3時起床、7時間睡眠であった。
4時頃食事を進めSの行動気配を窺うと起床している様子なので問題無いと判断、4時半テント以外のパッキングを済ませ、外に出る。
Sに声を掛けると、出発準備を進めているものの、初回でもあり手間取り結果6時出発となった。
出来れば5時発としたかったので1時間の遅れ、更にSは昼食は湯を沸かす必要があるとの事で帰着までの時間修整する必要が出てきた。
結果、出発が遅れている、帰着までの時間が想定より多く必要など、時間に対する焦り要素を抱えての出発となった。
Sは夕方までに朝明に戻れば良いと考え、10時間程もあり余裕があると判断したと思う。
また、複数人山行での行動に対する認識のズレがSとランドレにはあったようで、(ランドレはパーティーとしての意識、Sは同行山行の意識)
行動時の意識統一が出来ていなかった。
ランドレはパーティー分断は避けなければならないと考えているので、雨乞にSだけ行っといでよ、とか 後から行くから先に進んでね、とは言わない考えない。
多分、Sは別行動に抵抗感は無かっただろうし、各々の体力、体調、技量で自己責任で行動すれば良いと考えていただろう。
後付となってしまうが、そもそもはコミニュケーション不足が主たる原因だったと思う。
また、今回の事態を回避する為には登山計画書に対する認識を共有する事。
(ランドレが思う登山計画書とは古くっさい考えだがCLとは、団体行動とは、と拘るがSはそこまでの物と思っていなかっただろう)
互いが抱えている事情を共有する事。
山行の目的を明確にする事。(テン泊訓練、雨乞岳PH、銚子ヶ口PHと盛り過ぎ)
今回の結果にならないようにする為に何が必要だったか、一晩考えた。
結局の所、自分の思うパーティー登山に於けるCLの役割と責任、団体行動の概念が共有できていなかった。
Sは彼自身、自己責任で山行を行っているのだろう。
しかし、登山計画書に対する考えが異なるので私の用意した計画書に記入してしまった。
意識の相違 それが今回の失敗の原因と結論する。
追記、旧知の仲だしね、とSに甘えた思いもあったかな。
Sには存分に楽しんでもらう事が出来ず、申し訳なかったな、とも。
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