【秩父・新三国峠から】 三国山 〜 三国峠 〜 高天原山

2006年10月15日(日) [日帰り]

• GPS: 04:42
• 距離: 6.3km
• 登り: 523m
• 下り: 539m

コースタイム

◎[往路] 新三国峠(10:10) → 山・石杭ピーク(10:22) → 三国山(10:35=10:47) → 二本木の頭(10:48)
→ 三国峠(10:53) → 1,818mピーク(11:03) → 苔むした岩(11:30) → 高天原山(12:37)

◎[復路] 高天原山(13:00) → 苔むした岩(13:25) → 1,818mピーク(14:10=14:25) → 三国峠(14:30)
→ 新三国峠(14:52)
　　　　　　 　-- ☆★ 所要時間:4時間42分 ★☆ --

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

　秩父市の国道140号を行きます。荒川村を過ぎ 大滝村に入り、大滝村
役場を右に見てすぐのT路信号を右折します。
　「滝沢ダム」を左に見て さらに進み、県道210号線を 中津川方面へ
右折します。
　「中双里集落」を経て、さらに上流へ。神流川出合にて 左折、
村道17号線(旧中津川林道)を 「新三国峠」へ。
　約18kmの "悪路"を 経て、「新三国峠」へ着きます。
路肩に駐車します。

コース状況／危険箇所等

◎ 三国山から西へ辿るコースは、良く踏まれていません。
特に、1,818m峰から先は、激しい熊笹に悩まされます。
　「三国峠」は、「新三国峠」にお株を奪われ、見る影もありません。
　
--- ☆ 三国峠まで ☆ ---
「新三国峠」の北側にあるトイレ裏手よりの 指導標に、「三国山・
御巣鷹山」へとある。これに従って、尾根に入ります。
　明るい尾根を進み、まもなく「山・石杭ピーク」へ。三宝山、
目前に 小川山、遠く八ヶ岳が素晴らしい。
　
　快適な尾根道を進み、「三国山」へ到着。眼下に広がる、川上村の
"白い畑"。
　小川山、金峰、朝日岳を眺めながら、パンをほおばりました。

　「三国山」からすぐに「赤杭」の分岐に着く。何の指導標もない。
　ここから西へ進路を取り ちょっと下っていくと、鞍部がある。そこに、縁果て、傾いた白い"指導標"が あった。(写真参照)
　これが昔からの「三国峠」。指導標を起こして写真を撮る。もはや
指導標の役目は無い。

--- ☆ 高天原山まで ☆ ---
　「1,818m峰」から先、これまで快適だった尾根道が、突然 "熊笹"と
なり、掻き分けて歩くようになる。
　やがて、進むのが困難な程の熊笹の抵抗に会う。やっと熊笹が
無くなったと思ったら、再びきつくなる。
　足下が見えず、とうとう登山道からはずれた。

　熊笹の激しい丈で、また進路を間違う。尾根に向かって軌道修正。
　平坦になってからも、ブッシュを掻き分け 幾つかのピークを越え
ながら、やっと「高天原山」へ着いた。。
　南側の展望が素晴らしく、八ヶ岳、千丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、白峰三山、
小川山、金峰山、朝日岳と広がる。

◎[復路] あれ程困難を極めた熊笹だったが、復路は何とあまり気に
ならず、快適であった。
　北から吹き上げる風が冷たい。
　1,818m峰ピークに登り、三宝山方面の展望を楽しみました。
　「三国峠」からは、すぐ下の林道に降りて、「新三国峠」へ
着きました。

写真

10/15 7:46

林道・金山志賀坂線
より「両神山」を
見る

10/15 8:24

林道・金山志賀坂線
より見る「赤岩岳」
の紅葉

村道17号線を行く

10/15 9:35

村道17号線の紅葉

10/15 9:36

村道17号線の紅葉

10/15 9:43

村道17号線の紅葉

12/9 21:51

"新"三国峠 1,728m

9/30 11:49

「御巣鷹山」方面への
指導標

10/15 10:25

山・石杭ピークから
「高天原山」を見る

10/15 10:30

明るい尾根を行く

10/15 10:40

三国山山頂 1,828m

10/15 10:50

三国山山頂

10/15 10:59

忘れられ、指導標も
ふち落ちた「三国峠」

10/15 11:07

1,818m峰

10/15 11:20

鮮やかな紅葉

10/15 12:42

高天原山山頂
1978.6m

10/15 13:44

明るい尾根道を戻る

10/15 13:59

鮮やかな紅葉

9/30 11:55

1,818m峰より
新三国峠と
三宝山を見る

撮影機器：

FinePix6900Z FUJIFILM

感想

fuya0123

　現在ある道路上の「三国峠」標識は、「新三国峠」と命名すべきで、
本来ではありません。
　ちゃんと「三国峠」があるのに、自動車道路が出来る度に
追いやられ、"旧扱い"さえもして貰えない何とも哀れな「三国峠」
でした。「三国峠」の"復権"を 切に願うばかりです。

　--- ☆ 「高天原山」に於いて、考えさせられること ☆ ---
◎ 「高天原山」から、この痛ましい "大事故"に 触れるのは、ちょっと
戸惑いましたが、あえて触れさせていただきます。
　「高天原山」の北方に於いて、今から約27年前の 1985/08/12
18:56:30 世界航空史上最悪の墜落事故が起きました。
　
　524人を乗せたボーイング747型 ジャンホジェット機は、羽田を
離陸後、大阪を目指して飛行していましたが、相模湾上空で垂直尾翼が
破壊されるという異常事態が発生、操縦不能の事態となりました。
　そして、その悲劇の場所となったのが、「御巣鷹の尾根」と言われる「高天原山」の北方(御巣鷹山の南方)にある 尾根です。

　ここで520人の尊い命が亡くなりました。ここに謹んでご冥福を
お祈りします。