四国、石鎚山で修行のやり直し!
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,040m
- 下り
- 1,023m
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
当初の計画では四国はパスする予定でしたが、あまりにも晴天が続くので石鎚山と剣山を2日で登頂することにしました。
さて、石鎚山です。TVでもよく放映される修行用の鎖登攀が最大のイベントです。「試しの鎖」、「一の鎖」、「二の鎖」、「三の鎖」と4か所あるのは知っていましたが、その長さや斜度に関してはほとんど無関心状態でした。なんといっても、昨年は西穂ー奥穂を歩き、一昨年は大キレットを、その昔は劔岳のバリュエーションルートを歩いてきた自信がそうさせるのでした。
まずは「試しの鎖」、試しというからには一番簡単な鎖だと早合点して挑んだのですが、これが意外と手ごわい。楽勝で臨んだはずなのですが、はっきり言って舐めてました。途中岩が濡れていて足場が見つからないところがあり、悪いことにそこは最も傾斜が急なところでした。普段の登山では鎖に足を掛けるなんてことはあり得ませんが、ここの鎖は大きくてずらすことができないため、仕方なく足場に使うことにします。鎖の環の中につま先を入れたり、環の上に足を掛けたりして不安定な状態で体をこじ上げます。上を見ると鎖はまだまだ続いています。後から分かったのですが「試しの鎖」の長さが上り下り合わせて一番長い74mだったのです。舐めてかかったものだからペース配分ができておらず、緊張も加わって鎖場中腹で息があがり、ゼイゼイハアハア。何とか力技で鎖の取り付け地点に到着。と、今度は鎖場が下りになっているのです。下にあった看板はこのことだったのか。この試しの鎖だけは下りも試されるのでした。息を整え慎重に下ります、結局巻き道の3倍ほども時間を使って修行させられたのでした。
次あらわれた「一の鎖」はさすがに取りつく前にルートファインディングをしっかりとし、スローペースで進んだので、傾斜もゆるく距離も短かったため安全に通過することができました。
「二の鎖」「三の鎖」になると少しコツがわかってきて鎖自体を使って、息があがらないよう少しづつ上へ上へと登っていきました。両方とも途中休めるようなテラスがいくつかあるので「試しの鎖」よりもずいぶん助かりました。
「三の鎖」を登りきったところが「弥山」の頂上です。祠を回り込むとたくさんの登山者が休憩をとっていました。
少し休憩した後、これもまたよくTVや写真などで見られる「天狗岳」へのワンデリングを行いました。「弥山」からは鎖を利用して少し下り、吊り尾根の狭い踏み跡を歩いていきます。途中、左側はもちろんのこと右側にも落ちられないような緊張する箇所がありますが、集中して突破。岩は乾いていてフリクションが良く効くため、普通に歩けば何の問題もなく到達できます。他の登山者の中には左側の絶壁を岩の上から楽しそうに覗いている人もいましたが、本当に高いところが好きな人もいるもんだ。と感心します。
この後「弥山」に戻り、巻き道を通って下山しました。
石鎚山。この山を登った率直な感想は、「舐めたらいかんぜよ」です。山の神様、きっちり修行させていただきました。
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