常念岳で衝撃の体験
- GPS
- 31:30
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,962m
- 下り
- 1,958m
コースタイム
4/29 常念小屋キャンプ場6:30〜横通岳方面散策9:00-常念小屋キャンプ場10:10-13:00一ノ沢駐車場
(時間はかなり適当です。_(._.)_)
天候 | 快晴☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
車道は特に問題になるところはありません。一ノ沢登山口まで舗装されています。 駐車場から20分程度車道を登ったところにトイレ、登山ポスト、案内場があります。 登山道は最初を除いてほぼ雪道です。暖かかったせいで早朝を除いて凍結している場所はありませんでした。ただしお守りとしてもアイゼンは必要と思われます。 登りは道の不明瞭なところもありましたが、帰りには竹竿で道案内ができていました。踏み跡も明瞭になっていたので、道迷いは心配ないと思います。 下山後は「ほりでーゆ〜四季の郷」の温泉に入りました。500円。 |
写真
感想
1日目:GWの初め、天気がよさそうなので未だに登ったことのない常念に行くことにしました。3シーズン用のシュラフに少し不安があったので小屋泊まりにするかテン泊にするか悩みましたが、着込めば何とかなるだろう、とテン泊の装備をザックに詰め込みました。
朝から天気は上々です。一ノ沢からは沢沿いの道をたどっていきますが、登り始めてすぐに雪道となります。GWにしては思ったより登山者は少なく、雪が十分には踏み固められていないため、時々踏み抜きました。でも、せいぜい膝上ぐらいで大したことはありません。森林帯を抜けると雪渓歩きが延々と続きます、気温が上がり雪が柔らかいので足が潜って体力を消耗します。尾根道に出る前の急斜面は特にしんどく、背中の荷物を呪い、何度も足を止めては上を見つめつつ、亀のごとき速度で登っていきました。
尾根に出ると、期待通りの槍穂のパノラマが目の前に広がります。霞か黄砂か遠景はかすんでいるものの、目の前の槍の視界には影響はありません。常念小屋でテン泊の手続きをする際に聞いてみると、朝の温度は-5℃程度だろうとのこと。予想の範囲内です。テント組では最初の到着だったので、もっとも眺めの良い一番前のサイトに陣取りました。雪上キャンプを覚悟していたのに地面が見えてるのには拍子抜けです。
テントの設営を済ませて、常念岳を往復します。小屋から山頂は目の前に見えて標高差が400mもあるので結構きつい登りです。最後のトラバース気味の斜面を前にしてアイゼンをつけました。山頂に着くとそれまで見えなかった奥穂と前穂が姿を見せ、槍穂のパノラマが完成します。一時間ほど景色を堪能しテントに戻りました。
テントからは、贅沢にも大天井から北穂までの稜線が一望にできます。夜には星空の撮影もして8時過ぎに就寝しました。翌朝のご来光が楽しみです。
2日目:衝撃の朝。目を覚ますとテントに陽が当たっているではないですか。なんてこった。ご来光もモルゲンロートも全てご破算です(泣) すでに6時。テントの入り口を開けると色気のない槍がよそよそしくこちらを見下ろしています。気を取り直して朝飯を食べ、荷物はそのままにして大天井へ続く道を散策しました。強烈な日差しにすでに雪が緩み始めている場所もあり、結構踏み抜きました。きっと朝寝坊の天罰です。
しかし・・・。捨てる神がいれば拾う神も居ました。横通岳手前のサブピークで雷鳥が待っていてくれました。夏場には何度も見ていますが、冬毛の残る雷鳥は初めてです。槍をバックにポーズをとってもらいました。よく見ると、少し離れたところにメスもいます。再びお立ち台に登っているオスに近づき、槍と並ぶフレーミングを狙って位置取りし、ピントを合わせようとしたところ・・・なんと飛びました!!100mぐらい離れたメスの場所まで見事な飛翔です。恥ずかしながら、雷鳥は飛ばない鳥だと勝手に思い込んでいました。
テン場に戻り、荷物をまとめ、名残惜しい景色に別れを告げて雪道を下ります。雪渓の下りは天国です。昨日苦労した急坂を駆け下りると、登ってくる登山者の目が心なしか恨めし気に見えました。最後まで快晴で真っ黒に日焼けしてしまいました。
初めまして。
ライチョウの飛翔の瞬間を捉えるとは・・・とても価値ある1枚ですね。しかもきれいに撮れてますね。
私も5月1日に常念岳に登ってきました。
頂上直下でつがいのライチョウに出会いました。
岩の上に乗ったところを下から写して、「今日のベストショット!」と思ったのですが、ややピントにシャープさが欠けていました。ちょっと残念!
Kikuchiyoさん
初めまして。コメントありがとうございます。
雷鳥がまさか飛ぶと思っていなかったので、
あわてましたが、運よく写ってくれました。
100mぐらい下方に居たメスのところに飛んでいきましたが、もしかして脅かしてしまったかと雷鳥さんには申し訳なく思っています。今度チャンスがあれば、もう少し望遠レンズで狙います。
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