風と緑と水芭蕉と青空の尾瀬ヶ原・・・だったけど
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 219m
- 下り
- 222m
コースタイム
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:05
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鳩待峠から山の鼻へ下る木道に一カ所雪が沖積していました。早朝は凍っていてその前後の木道はすべりました。竜宮から見晴の木道はやや荒れ気味のところがあります。修繕のための調査でしょうか、担当の人たちが確認をしていました。 後は特に問題がありません。 水芭蕉は見晴〜東電小屋手前ぐらいまでが新鮮できれいでした。でも一番きれいだったのは鳩待峠から山の鼻へ下る木道沿いでした。 |
その他周辺情報 | 戸倉第一駐車場を出てすぐに「尾瀬ネイチャーセンター 尾瀬ぷらり館」 大人500円 小人200円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
計画書
ヘッドランプ
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
|
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共同装備 |
レジャーシート
コンパス
笛
予備電池
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
カメラ
|
感想
3月頃から左腰から足首にかけての座骨神経痛が出始め4月下順にはひどくなって長く歩けない状態になってしまい、山にも行けず、トレーニングも休止していました。昨年正月には右側の激痛で苦しみましたが、その時はどんな姿勢をとっていても痛みは治まらなかったので受診して痛み止め等で様子を見てから痛みがなくなた所でリハビリ登山を始め、ひと月ほどで雪の蓼科山から復活しましたが、今回は長くなりそうです。というのも、今回の左側の痛みは座っていたり横になっていたりすれば痛みは感じないし、「どうせ前回と同じで脊柱がずれているから」と診断されて、痛み止めでおしまいになりそうなので、受診もせずだらだらと家で過ごしていました。おかげで、体重もいくらか増えてしまいましたが。
のんびり過ごしていると、いくらか回復してきたようだったので、アップダウンの少ない尾瀬ヶ原へリハビリがてら妻と水芭蕉を見に出かけてみようということになりました。
そこで、運動不足の解消に少し体をいじめようと40リットルのザックにカメラ機材や三脚、ペットボトルの水など15圓曚匹鯑れて出かけました。
平日なのであまり混雑はいないだろうとは思いましたが、それでもそれなりに戸倉の駐車場は埋まっています。鳩待峠をAM7:00に出発。まずは山の鼻へ下ります。新緑の緑がきれいです。一本だけムラサキヤシオの花がさいていて、その赤が鮮やかでした。木道沿いに、みずみずしい水芭蕉の群生がありました。数枚撮影しました。湿原はもっとすごいことになっているだろうと期待して先に進みます。途中一カ所だけ木道を雪が覆っている場所がありました。先を進んでいたツアーのガイドさんが、その周辺の木道は滑って危険だから木道を外れて歩くように注意をしてくれました。だれか、滑った人がいるのではないでしょうか。そういえば、ちょっと前に腕を吊り下げた女性とそのご主人とおぼしき方が鳩待峠方面へ戻っていくのとすれ違いました。数年前、妻も尾瀬沼の大江湿原で転んで腕を骨折して戻ったので、「骨折しちゃったのかな?」とその姿を見て言っていたのです。
山の鼻につくとそれなりにハイカーがいました。やっぱり、人はいるなあと、4月から桜を追いかけて東北方面を何度かまわりましたが、その時にも感じたことをまた、感じました。
尾瀬ヶ原は前日大雨だったと聞きました。そのせいなのか、どうなのかはわかりませんが、どうも水芭蕉がぱっとしません。湿原はまだ、冬枯れに近い状態です。牛首の先へ進むと、定番のスポット、下ノ大堀川沿いにはしっかりと水芭蕉が咲いていましたが・・・
そんな尾瀬ヶ原ですがやわらかい新緑をなでてきた風がとても気持ちが良かったです。かなりのペースで歩いてきましたが、神経痛も出ません。よしよし、また山へ行けるぞ・・・と喜んでいました。
竜宮から見晴方面に進むと、ハイカーがぐんと減りました。計画では竜宮十字路からヨッピ吊橋へぬけて東電小屋から見晴へむかう予定でしたが、あまりにも花が少ないので、そこへはぬけずに、見晴方面へ進むことにしました。なぜかというと、竜宮から見晴へ進むと、燧ヶ岳と麓の見晴の山小屋のロケーションが美しくて、僕の好きな風景だからなのです。見晴から竜宮へ戻ってくると、この風景は背にして歩くようなので、花がそれほどないなら、その風景を楽しみながら歩こうと考えたのです。
予想通り、新緑の中にたたずむ山小屋、背後の燧ヶ岳の風景はとっても美しく、堪能しながら歩きました。
水芭蕉は見晴から東電小屋までの間の方が鮮度があってきれいでした。でも一番きれいだったのはどうやら鳩待峠から山の鼻へ下りてくる木道の周りだったかもしれません。
ショウジョウバカマやツボスミレ、ニリンソウ、ヒメイチゲ、キクザキイチゲ、リュウキンカなどこの間のほうが今は多いかもしれません。
牛首まで戻ってくるとどこかの中学生の修学旅行でしょうか、団体がきていました。その他にもいろいろなツアーの団体がいました。平日はツアーが多いのかなと思いました。
さてさて、快調に歩いてきた僕の足でしたが、東電小屋で少し休憩をして歩き始めるとムムム・・・危ないかも・・・という感じがしてきました。いつもそうなのですが、暫く座っていてから歩き始めると左の臀部から脛にかけて痺れと重い痛みが出てくるのです。でも、そこで何を言っても始まらないので、だましだまし歩いてきました。
牛首の辺りまで来ると、最後の鳩待峠への登りに耐えられるかな・・・という状態になってきました。山の鼻で少し休憩(痛みに耐えられず座ってしまいました)後、最後の登り。とにかくこれが悲惨でした。階段になると足がいうことを聞かず、上がらないのです。左足をかばって引きずるように変な登り方をするから、左の膝の上も痛くなってきてしまいました。ここは何度も登った場所ですが、なんと、休み休みでないと登れません。情けなくなってしまいました。とはいっても、登らないわけにも行かないので、最後の最後にストックを出し、それに頼りながら登りました。
気持ちの良かった尾瀬ヶ原の散策はいっぺんに吹っ飛んでしまいます。
妻には、リハビリの試しなんだからそんな大荷物持ってこなければ良かったのにとかなり叱られました。その通りでした。それに、後先を考えず、調子がいいからとテンポを上げて歩いたこと、最初からストックを使って負担を減らすことをしておけば良かったと反省しきりです。
また、この痛みを和らげて、徐々に復活をしなければならないなあ・・・振り出しに戻ってしまったなあとかなり残念です。
todoraさんこんにちは。27koppeです。
芽吹いたばかりの尾瀬ケ原の散策、お疲れさまでした。尾瀬ケ原は何度でも行きたくなる魅力のある場所ですね。でも鳩待峠からの下りがもう少し簡単だったらなぁと考えてしまいます。
最後の登りは大変そうでしたね。足の痛みを抱えながら、何としても戻らねばという気持ちが伝わってきました。
実は私は50代前半に起き上がれないくらいの腰部ヘルニアにかかったことがあり、再び登山できるまでに約5か月程我慢の日々を過ごしたことがあります。足の痛みで動けない辛さは忘れられません。
その時は絶望的な気持ちになりましたが、手術に頼らずに回復し、昨年は劔岳にも登ることができました。todoraさんもまだお若いので回復して再び山を歩きまわることが出来ると思っています。一度山に魅力を感じてしまうと、もう山登りのない人生なんて・・・という感じですよね。
痛みがなくなっていくことを願っています。どうぞお大事に。
27koppe
27koppeさん ありがとうございます
今年も登りたい山はたくさんあるのですが、まず、この痛みは確実に脊椎からきているのでこれをなんとしなければなりません。いまの状態では少し長くなりそうです。
昨日も孫を連れて動物園を歩いたのですが、やはりだめでした。歯がゆいばかりです。
とにかく、焦らずに痛みをなくしていくことだなと思っています。
27koppeさんも、今シーズンも素敵な山旅ができますように!
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