西穂高岳リベンジ失敗編

2019年05月30日(木) ~ 2019年05月31日(金)

• GPS: 32:00
• 距離: 7.0km
• 登り: 771m
• 下り: 775m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:23
• 休憩: 2:07
• 合計: 8:30

9:30 西穂高口(千石平)
10:50 12:30 西穂山荘
12:40 12:45 西穂丸山
13:50 13:55 西穂独標
14:38 14:40 ピラミッドピーク
15:10 15:25 チャンピオンピーク４峰
18:00 西穂山荘

2日目

• 山行: 1:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:00

7:30 西穂山荘
8:30 西穂高口(千石平)

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

『登山者の方は無料駐車場をご利用ください。』と案内板が出ていたので鍋平の無料駐車場に停めて第2ロープウェイ乗り場まで約15分歩きました。
ロープウェイのチケットを買う時にわかりましたが、観光客用の有料駐車場に停めてもよかったみたいです。

コース状況／危険箇所等

西穂高口〜西穂山荘…残雪が例年より多めです。夏道も出てますがアイゼンがあった方がいいと思います。特に山荘手前の急斜面はアイゼンなしだとかなり苦労すると思います。
西穂山荘〜西穂高岳方面…山荘のすぐ上はまだ残雪がありますが、その先はありません。アイゼンはなくても平気です。

その他周辺情報

第一ロープウェイ乗り場のすぐ横の『中崎山荘　奥飛騨の湯』に入りました。800円で駐車場は無料です。内湯の湯船には湯花が大量に沈殿していて滑りやすいので転ばないように注意が必要です。

写真

5/30 8:10

鍋平の無料駐車場からの笠ヶ岳方面です。本当は今日はテントを張ってオシマイの予定でしたが、明日は午後から天気が崩れるのと今日が超いい天気なので、テントを張ったらそのまま登頂に急遽変更しました。

5/30 8:10

錫杖岳？でしたっけ？

5/30 8:21

第二ロープウェイ乗り場まで歩く途中です。雪の白さと新緑の緑と青空にテンション上がります。

5/30 8:23

槍の穂先がチラ見してます。

5/30 9:11

ロープウェイを降りたところです。

5/30 9:32

稜線まで概ねこんな感じで続きます。

5/30 9:55

槍にピントを合わせたかったんですけど、手前の木に合ってしまいました。

5/30 9:55

西鎌尾根からの稜線が見えます。

5/30 10:00

一番左が西穂高岳ですね。

5/30 10:03

これでもかっていうくらい目印があります。去年通った焼岳方面とは大違いです。

5/30 11:58

ラーメンを食べてから行くか食べずに行くか散々迷いましたが、結局頼みました。この判断が後々の明暗を分けました。

5/30 12:41

丸山から見た前穂〜明神。さっき山荘でラーメンを食べて更にクリームパンも食べたので、腹が苦しくて全くペースが上がりません。

5/30 12:41

独標とピラミッドピークがチラ見してます。

5/30 12:41

空気が澄んでいて霞沢岳が近く見えます。

5/30 12:41

冷池山荘のTシャツを着て西穂山荘に来るとは…。あなたケンカ売ってるんですか（笑）。あっ、でもテン泊だからいいか。

5/30 12:43

笠ヶ岳方面も綺麗です。

5/30 12:44

去年はバックの焼岳から縦走してきましたが踏み跡や目印がほとんどなくてかなり苦労しました。

5/30 12:44

白山も凄く近く感じられます。

5/30 12:44

これから歩くルート。腹が苦しいのでちょっとやばいかも

5/30 12:45

食べ過ぎでだいぶ腹が出てますね（笑）

5/30 13:40

独標手前の12峰

5/30 13:46

昭和42年8月1日にあった落雷事故の慰霊碑です。この事故の影響でこの稜線は鎖場が少ないです。

5/30 13:51

独標からの吊り尾根。

5/30 13:51

ピラミッドピーク〜西穂の稜線。画面真ん中の左下に登山者が2人いますが、そこが10峰のピークです。

5/30 13:51

去年は雨だったのですが、今回は晴れていて超キレイ！

5/30 13:51

白山方面。

5/30 13:51

乗鞍＆焼岳

5/30 13:51

霞沢岳の後ろは中央アルプス。

5/30 13:51

八ヶ岳と南アルプスもよく見えます。

5/30 13:52

一応来た証拠という事で。

5/30 13:53

岩場に入ってテンション上がり気味です。

5/30 14:12

先程の登山者が懸垂の練習をしている横から撮らせてもらいました。

5/30 14:15

10峰からの下りです。ほぼ崖を直に下りますが、岩が階段状になっているので足元をよく見て下りれば問題ないです。

5/30 14:15

無事に下りきりました。

5/30 14:19

9峰。ここからの下りは、このコースの一番の難所です。

5/30 14:38

8峰＝ピラミッドピーク。

5/30 14:38

西穂がだんだん近くなってきましたが、ペースが上がりません。

5/30 14:51

7峰。

5/30 14:56

6峰。

5/30 14:59

たぬき岩と書いてある方を見ると…。

5/30 14:59

いました、が左下にギリギリ。自分はペンギンに似ていると思いますが…。

5/30 14:59

おっ！雷鳥発見

5/30 15:00

つがいですね。

5/30 15:01

手を伸ばせば触れるくらいの距離ですが、全く逃げません。

5/30 15:01

こちらはオス。

5/30 15:02

目の上の赤いのが目立ちます。

5/30 15:10

チャンピオンピークまで来ました。

5/30 15:10

チャンピオンピーク＝4峰です。

5/30 15:12

チャンピオンピークから見た西穂山頂。

5/30 15:19

あともうちょっとなんですけど残念ながらここで時間切れ。引き返すことにします。小屋でのんびりし過ぎたのと、昼飯を食べ過ぎてペースが全く上がりませんでした。

5/30 15:19

奥穂〜前穂の吊り尾根

5/30 15:27

歩いてきた稜線を振り返ります。

5/30 16:31

さっきの雷鳥のつがいにオスの雷鳥の鳴きまねをしたら、メスは逃げませんでしたがオスはハイマツの下に隠れてしまいました。がそのあとバタバタと羽ばたいて岩陰にとまりました。
まるで見送りに来てくれたようです。

5/30 16:48

甲斐駒の横に薄らと富士山が見えます。

5/31 6:48

2日目朝です。曇り空ですが八ヶ岳が見えます。

5/31 6:48

霞む霞沢岳。

5/31 6:48

乗鞍方面はガスって全く見えず。

5/31 6:48

丸山側もガスってます。

5/31 7:09

下山の準備をしていたらいきなりガスが取れました。

5/31 7:27

笠ヶ岳が見えますが、お天気は下り坂。

5/31 7:27

西穂が見えます。朝出発した人たちはそろそろ到着する頃でしょうか？

5/31 7:41

また次回来るまで見納めの景色。

5/31 7:55

急斜面を下りきった所です。

5/31 7:55

同じ場所から振り返った所。ここを下りてきました。そこそこ急ですが、焼岳小屋からのルートに比べれば楽勝です。

5/31 9:18

無料駐車場に到着。

5/31 9:18

この後しばらくして雨が降り出したので早めに下山して正解でした。

撮影機器：

DSC-WX350 SONY

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 着替え 靴 サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット

備考

山岳保険jROのえらべる倶楽部でロープウェイ代が1割引きなりますが、画面を印刷して持って行かないとどうもわからないようです。

感想

BNR32GTR

当初の予定では、1日目はテントを張ってゆっくり過ごし、2日目早朝に山頂にアタックしてそのまま下山の予定でしたが、2日目の午後から天気が崩れる予報だったので、1日目にテントを張ったらそのまま山頂アタックに急遽変更しました。
西穂山荘のラーメンを食べてから行くか、そのまま行くか散々迷いましたが、食欲には勝てずラーメンを食べてから山頂に向かいました。がこの判断がリベンジ失敗の最大の原因になりました。食欲を抑えるのは山を登るよりも難しいです。（笑）
後ろ髪を引かれる思いで泣く泣く引き返しましたが、天気には恵まれて絶景を拝むことができ、オスの雷鳥にもたくさん出会えて結果的にはよかったと思います。
翌日朝4時半頃、ガイドさんと思われる方が何か説明している声が外から聞こえてきたので、たぶんツアー客の方を連れて西穂高岳山頂に向かったようでしたが、テントを撤収していたらそのツアー客の一人と思われる60代くらいの女性が、たった一人で半泣き状態で戻ってきました。話を聞くと独標の先のところがあまりにも怖くて風も強いしこんなに怖いのは初めてだったから戻ってきましたと言ってました。
たぶん9峰を超えた先の下る所だと思いますが、あそこは足や手を掛けるところを間違えると二進も三進も行かなくなるところで自分も危うく同じ目に合いそうになりました。たった一人で引き返すのは心細かったでしょうけど無事に小屋まで戻れてよかったと思います。
それから駐車場ですが、『登山者の方は無料駐車場に停めて下さい』とか、『この先登山者用の駐車場はありません』とかでかでかと案内が出ていたので無料駐車場に停めたのに、ロープウェイのチケットを買う時に『駐車場代は？』と聞かれておかしなことを聞くなあーと思ってよくよく聞いてみると、なんとすぐ目の前の観光客用の有料駐車場に停めてもよかったとの事！
だったら登山者は無料駐車場に停めて下さいという案内板は撤去しとけよ！と思いました。あの案内板は繁忙期用なんですかね？繁忙期は駐車場に停めれなくて路駐する車がたくさんあるようです。