奥穂高岳 南稜 北穂高岳 東陵 ソロ

- GPS
- 32:00
- 距離
- 25.5km
- 登り
- 2,615m
- 下り
- 2,601m
コースタイム
5日 東稜取付8:00 北穂高岳山頂9:40 涸沢10:30 上高地14:00
| 天候 | 小雨 吹雪 強風 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
南稜はトリコニーのクライミングよりも直前の雪庇乗り越しがポイント。 東稜はロープがあったほうがいい。 |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
3日夜、雨の中を車を走らせ沢渡駐車場へ。車で仮眠し、朝バスで上高地入り。
4日、6:45上高地発、岳沢ヒュッテ着9:00。ヒュッテ到着直前から雨が降りし、ヒュッテ内で雨宿り。
雨も小降りになってきたので出発。岳沢をさらに詰め、南稜末端の左側面から登り出す。10:00
雪が腐っていて急傾斜の雪壁では足元がおぼつかないがだましだまし登る。
トリコニー直下の雪庇の乗越しでは本谷側に足元が切れ落ちており、緊張した。
トリコニー第一岩峰を超えたところで2人パーティを追いぬく。
トリコニーのクライミング自体は難しくはないが、初めてのルートで先が見通せないのと結構な高度感で緊張しっぱなしだった。おまけに吹雪。
第二岩峰、第三岩峰を越えたところで4人パーティを追い越す。状況が厳しくなってきたから、ロープを出しながらの登攀では、この先、時間的に厳しいだろう。
延々と雪壁を登り、南稜の頭へ。13:20吊尾根に合流。この頃から風雪がさらに強まる。動いてうないと寒くてかなわない。頂上でビデオを撮ってすぐに下山開始。
とにかく早く稜線から下って安全な所までたどり着かないと。穂高岳山荘に泊まろうかとも思ったが、翌日の前穂高東稜のことを考え、涸沢まで下ることにする。ヒュッテ到着14:40
全身ずぶ濡れで風雨が強く、とてもツェルトで泊まる気がしないので人生初の小屋泊まりとする。
5日、強風。稜線は依然として雲の中だ。行動食を上着に詰め込みピッケルとバイルだけを身につけて、ストックを手に北穂沢の行列に並ぶ。
途中から一般ルートから別れ右トラバースをして東稜の取り付きへ。誰もいない。
東稜も昨日の南稜と同様、登ったことがないので先がわからない。ロープがなくても大丈夫だろうか。
常に退却のことを考えながら、慎重にクライミングしよう。昨日の新雪が15cmほどつもり、あまり状態がよくないので東稜へ突き上げるリッジから登り始める。8:00
登るにつれて雪が固くなり、しっかりとアイゼンの前爪が効くようになる。
東稜に合流する直前のナイフリッジに緊張するが、これは序の口だった。
ロープで確保されていればどうってことは無いナイフリッジやピナクルの通過もソロでは恐ろしい。
無事ゴジラの背を通過してから、猛烈に喉が渇くがスピードを上げるために、飲み物も持ってきてないので雪を一掴み口に入れるだけだ。
ホワイトアウトの中、雪壁を延々とダガーポジションで進む。
と、突然目の前に北穂小屋が現れた。そして頂上。9:50
あとは北穂沢を駆け下るだけだ。
涸沢ヒュッテ着10:30
30分ほど休んで11:00涸沢発。
上高地着14:00。
今回は1泊2日で奥穂と北穂をバリエーションからソロクライミングできた。累積標高差は5000mに及んだが、体力的にはさほどではなかった。それよりも初めてのルートでギアもロープも無く天候も厳しかったので精神的にきつかった。
さらなる精進が必要ですね。
動画はこちら
南稜 http://youtu.be/ekUJoCTCWOs
東稜 http://youtu.be/1TIBTSJRQjw
tiheisen00



















はじめまして、郡山在住の沼ッチと申します。
同じころ、明神岳東稜へ行っていました。アイゼンとピッケルの登攀訓練不足を痛感する山行となりました。
南稜トリコニーも北穂東稜も目標のルートです。単独のロープ無しは、私のレベルでは信じられない世界です。凄すぎです。箕輪山と旭岳センターリッジも面白そうですね。福島の山でお見かけしたら、お声掛けさせて頂きます。その時は、ご指導お願いいたします。
沼ッチさん、こんにちは。
沼ッチさんも福島でしたか。既に、どこかでお会いしてるかもしれませんね。
こちらこそ、よろしくお願いします。
tiheisen00さん
ご無沙汰です〜
ギア&ロープ持っていかなかったんですね…
ま、痩せたリッジじゃどっちにしろアンカー取れなさそうなんで同じだったですかね?
kanemaru
kanemaruさん、お久しぶりです。
当初は北尾根をロープを使ってソロしようとも思ったのですが、(ソロエイド使用)なんか、渋滞の原因になりそうだし、荷物も重くなるし、北尾根自体は正月2回、夏に一回登っているので、登ったことが無くて卦薜焚爾僚蠅鬚醗属廚房茲衂佞い討靴泙い泙靴拭
結果的にはなんとかなりましたが、もう少し、キチッと準備して臨むべきだったかと反省しております。
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