千手ヶ浜とクリンソウ
- GPS
- 03:43
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 272m
- 下り
- 271m
コースタイム
天候 | 曇り後小雨 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
菖蒲ヶ浜から千住ヶ浜までのルートは良く整備されていて危険箇所や迷うようなところは見られなかった。 |
写真
感想
曇り後雨の予報の日曜日に、千手ヶ浜のクリンソウを見、その後男体山を登る計画を立てたが、天候が思った以上に悪くて、後者は早々に諦めてクリンソウ見学のみとして出掛けてきた。以下その時の詳細について。
奥日光へ向かう4号バイパスと日光宇都宮道路は、道中雨が降ったり止んだり。この状態で本当に登山などするのか?と思うほど。1日で2つ回る計画は、車中で既に諦めて、クリンソウ一本に絞ることに。トイレのある駐車場で食事と準備をし、竜頭の滝に近い広大な駐車場まで少し移動。そこから4:49に歩き始める。この時期の登山の歩き出しとしては特別早いとは思わないが、花を見に行くだけとしては早いようで、周囲に登山者のクルマは1台しか停まっていなかった。千手ヶ浜まで中禅寺湖沿いのルート。ここを歩くのは初めてでどんなところかと思ったが、アップダウンが少なく良く整備されていてとても歩き易い。道中はつつじが満開なところが多く、途中途中で写真を撮りつつ先に進む。湖岸は付かず離れずだが、基本的に左手にずっと見える。時折樹木が切れて中禅寺湖の景観が広がるが、今日は曇りなので今ひとつ。熊窪の分岐を過ぎて千手ヶ浜に近付くと、バスで来たと思しき、大きなカメラを持った観光客が見られた。この時点で6時くらいなのでみな早起きだ。1時間強で無事千手ヶ浜に到着。途中は寒くてジャケットを着て歩いたほどだったが、4km近く歩いたのでさすがに体は温まりジャケットはザックに入っていた。それでも気温が低めで涼しく、と言うより止まると寒いほどで、大汗を絞るようなことは全くなかった。既に梅雨入りした6月としてはとても歩き易い気候。天気が良ければ文句なかったが、天気が良かったら今度は暑かっただろう。千手ヶ浜の湖岸からは天気が良ければ男体山が見えるようだが、今日は生憎の曇り空で山体の下の方が少し見えるのみ。しかしこれは分かっていたことなので特にがっかりはしない。湖畔のベンチは休憩にはおあつらえ向きだったが、止まって休むと体が冷えそうだし濡れていたので、そのまま素通り。そして2つの立派な橋を渡るとお待ちかねのクリンソウが咲き誇るエリアに。一般の住宅?と思えるようなところだが、その周囲のそこかしこに咲いている。それを目当ての自分たちのようなハイカーや、大きな望遠レンズを構えたカメラマンなどがいたが、まだ早朝のためか、大混雑の様相では全くなかった。皆譲り合って写真を撮る。ロープを越えて撮影などもせず、マナーは良い。クリンソウはこれまで自分は見たことがなかったと思うが、なかなか面白い格好をしている。色も白とピンクと、その中間色が存在していて目立つ。何よりすっと伸びた茎からぱっと咲く花が見ていて飽きない。奥日光は過去に色々な季節に何度も来ているが、こんなところにこんな花が咲いていたとは全然知らなかった。日光の奥深さを思い知る。クリンソウの見学には順路ができていて、それに従って歩く。1周して休憩することになり、あずまやに入って座る。クリンソウを見ている頃から小雨が降り出してきて、気温もガスに包まれたためか下がっているような気がした。花を見ているときはシャツのみだったが、止まって休むと寒いので、再びジャケットを取り出して着る。座って休みつつ持参したおにぎりを食べくつろぐ。今日は当初はダブルヘッダーを予定していたが、早々に諦めて花見のみにして正解だった。この天気で男体山に登っても恐らくピークは踏めただろうが、途中から雲に入って何も見えなかったに違いない。それよりかはのんびりと花見でもしているほうが良かったと思う。しばし休んだ後、もう1周順路を歩いて来た道を戻り始める。歩き始めてもやはり寒くて、ジャケットは着たままだし、夏用のメッシュのグローブを着けた手先はかじかみ、首には保温のため薄手のネックゲイターを巻いていた。とても6月とは思えない。帰りは来た道を戻るだけなので特に面白味はない。早朝の時間は追い抜かれたりすれ違うことは全くなかったが、時間が経過して多くのハイカーが竜頭の滝方面から歩いてきていた。早朝に誰もいなかったのは、単に時間が早かっただけのようだった。肌寒いトレイルを進み8:26に駐車場に到着。後片付けをしていても続々とハイカーのクルマが到着し準備をしている。これから出発したとて日が長い6月なので、全く何の問題なく戻って来られるだろう。こちらは今日は店じまいなのでさっさと道具をしまって、道中寒くて食べ損ねた食料を消費してからやしおの湯の温泉へ向かう。今日は汗を流すためという理由ではなく、体を温めるために是非温泉はつかりたい気分だった。これも6月としてはとても珍しいと思う。
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