糸瀬山 須原〜のろし岩
- GPS
- 05:53
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,436m
- 下り
- 1,443m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ヤマレコでアップされているのろし岩登りの
動画を拝見し、挑戦したくなってしまった。
以下、のろし岩とのヘタレ格闘の顛末です。
脚立のはしごは若干斜めに傾いているが、しっかりしており問題なく昇っていく。高さ10m程。
脚立の先に続いているのが車用チェーン。強度は大丈夫か?両手で何度も引っ張ってチェック。がっしりと埋め込まれているようだ。
恐る恐る脚立最上部から左足裏を離して岩肌に移す。手と足の位置が近く、岩も少しオーバーハング気味なのでかなり怖い。
ダメだ、先に進めない。引き返そう。
だが、絶対鎖から手を離さなければ大丈夫。
落ち着けば大丈夫と言い聞かせて、半ば無心で右足裏を脚立から離して岩肌へと進める。
完全に鎖にしがみつく態勢に。ここで恐怖で
固まってしまうと握力も続かずに逆に危険だ。一気によじ登る。その先、鎖は一本に。両サイドは切れ落ちている。鎖をさらに強く握りしめ、馬の背の岩にまたがるようにして腰掛ける。両太ももを岩に擦り付け、ずりずりと不恰好ながら進む。すぐに鎖が尽き、ゴールが見えた。
中央アルプスのパノラマが広がる。やった。
だがすぐに、帰りの方が危ないのではという
気持ちが湧き上がってくる。
岩に立つといった考えは一切起きない。
座ったままずりずりと後ろずさり。
途中片手が緊張と疲労で滑る。両太ももで岩をさらに強く締め付け、脚立のあるところまで
後ろずさりで進む。
一本鎖からタイヤチェーンへと進み、脚立がかけられている岩の端までたどり着く。
後ろずさりの状態から左足を伸ばして、脚立のてっぺんの足場を探るが届かない。
やむなく脚立の手すり部分の頭に左足を乗せ、
右足を脚立の足場に乗せた。脚立はしごを慎重に下りやっと地面に降りた。
嬉しくて地面にゴロゴロ転がりたくなる。
カイジの電流鉄骨渡りの生還のときと同じリアクションをしたくなるぐらい、無事帰れたことを噛み締めてしまった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する