記録ID: 1931324
全員に公開
沢登り
北陸
大白水谷
2019年07月13日(土) [日帰り]
tunotenko
その他2人
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 08:14
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,044m
- 下り
- 1,029m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:52
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 8:10
距離 10.2km
登り 1,044m
下り 1,045m
同行者CIMAさんによる記録をコピペ
大白水谷は白山御前峰まで続いている。白山の雪渓の水を十分含んでいるので冷たい。全身を水に濡らすのは避けたいところ。
沢の水量が多いので渡渉する際に足がふらつく。
7時24分 転法輪谷分岐
大白水谷と転法輪谷の分岐点手前から、日差しが差し込むようになってきた。気温は高くはないので、ありがたい。
分岐からは渓相が少し変わり、自分の背丈を優に超える巨岩があちこちに現れるようになる。
テンコさんは、クライミングの道具を取り出し準備。自分もハーネスを装着。
三点確保しながら巨岩や小さな滝を次々と乗り越えていく。
滑って沢の深みに落ちたら助からないだろう。緊張の歩行が続く。
目の前に高さ20メートル程の滝が立ちはだかる。高巻きでかわすことも出来ないこともないが、テンコさんとむらもっちゃんは2人ともクライマー、ヤワな考えは一切なし。
テンコさんが先頭を切り確保無しで所々湿気を帯びた岩肌を登っていく。滑り落ちないか思い、ハラハラ・ドキドキ。
テンコさんが無事滝を登りきり、上で確保の準備完了。ロープの長さはギリギリ。自分はロープ末端をハーネスに取り付けて、下を見ないようにして登っていく。緊張の連続だったが、何とかクリア。
続くむらもっちゃんは、もちろん余裕。
これぐらいのクライミングであれば何とか行けるかも。。。気を取り直し遡行継続。
10分程登ったところで、大きめの滝が見えてきた。岩は滝のしぶきでしっとり濡れて足場がしっかりしていないように見え、今度はやばそう。
テンコさんは足場の確保に苦労しながらも、なんとか滝を登りきる。こんなところ、自分が登れるのか?
自分の番が回ってきたが、滝上半分に差し掛かったところで立ち往生。足をどこに掛ければいいのか判断できない。自分の右手の岩は、もろくて力を入れられない。万事休すと思ったが、テンコさんがロープを確保している姿が見えてきてファイト一発で左側の小さな段差に足を載せて上によじ登った。恐怖の一瞬。
参ったなぁ。こんな登りがあるとは、予想外だった。
今後、このような滝が出現しないことを祈りながら、遡行を継続。
下の部分に手がかりの少ない滝があり、テンコさんは、むらもっちゃんの肩に乗ってよじ登る。むらもっちゃんが続き、自分はザイルで引き上げてもらった。
全身の筋肉をくまなく動かすようなダイナミックな遡行が続く。
上に進むにつれ、沢の硫黄成分が濃くなってきたせいか、岩が白っぽくなってきた。硫黄の皮膜で白くなっている部分はフェルトの沢靴でも滑りやすい。
大きな雪渓が現れ、ザイルで安全確保しながら通過。
ネットでは大白水谷を8月に登った記録が多いが、気温と雪渓の条件が整うのが8月なのだろう。
地図で確認すると、これから先大きな滝は無さそう。一安心
滝は無くなったが、雪渓の通過で少々手こずる。
一箇所だけスノーブリッジの下をくぐったが、気持ちのいいはずはない。
白山平瀬道方面に向かう枝沢との分岐が見えてきた。沢歩きでは、普段あまり使わない筋肉が活動するので、自分の腿の裏側とふくらはぎの小さな筋肉に時々痙攣を覚えるようになってきた。想定内なので、アミノバイタルを補給して、だましだまし歩くことにする。
11時30分 大白水谷支流分岐
分岐点で一服。大白水谷の標高差は1500メートル程なのだが、やはり普通の登山道と疲れ具合は違う。スキーシーズンが終了してから、まともな山歩きをしていなかったことあり、久しぶりの疲労感だが、下りの体力は残っている。
枝沢に入ると水量が減ってきた。
サンカヨウの花が、あちこちで咲いている。癒やしの花。
あと少し。標高が高いこともあって、藪の密度は濃くなく苦にならない。
12時32分 平瀬道合流地点
標高2100メートル地点で平瀬道に合流。予定していた鞍部よりも100メートル程高い位置に出てしまったが大したことはない。登山客が上から下から次々とやってくる。登山道の脇で沢登りの装備を外し、小休止の後、下山開始。
平瀬道は、見違えるように整備が行き届き少し驚く。
登山道脇の倒木が目立つ。樹齢百年は超えていると思われる大木が根こそぎやられている。倒木の側で、踏みとどまっている大木に、ご苦労さまと声を掛けたくなる。
14時27分 平瀬道登山口
時々足が痙攣しそうになったが、登山道の整備が良かったこともあり、無事下山することができた。登山口にある小屋で小休止した後、車で林道を下り、しらみずの湯で汗を流す。
大白水谷は白山御前峰まで続いている。白山の雪渓の水を十分含んでいるので冷たい。全身を水に濡らすのは避けたいところ。
沢の水量が多いので渡渉する際に足がふらつく。
7時24分 転法輪谷分岐
大白水谷と転法輪谷の分岐点手前から、日差しが差し込むようになってきた。気温は高くはないので、ありがたい。
分岐からは渓相が少し変わり、自分の背丈を優に超える巨岩があちこちに現れるようになる。
テンコさんは、クライミングの道具を取り出し準備。自分もハーネスを装着。
三点確保しながら巨岩や小さな滝を次々と乗り越えていく。
滑って沢の深みに落ちたら助からないだろう。緊張の歩行が続く。
目の前に高さ20メートル程の滝が立ちはだかる。高巻きでかわすことも出来ないこともないが、テンコさんとむらもっちゃんは2人ともクライマー、ヤワな考えは一切なし。
テンコさんが先頭を切り確保無しで所々湿気を帯びた岩肌を登っていく。滑り落ちないか思い、ハラハラ・ドキドキ。
テンコさんが無事滝を登りきり、上で確保の準備完了。ロープの長さはギリギリ。自分はロープ末端をハーネスに取り付けて、下を見ないようにして登っていく。緊張の連続だったが、何とかクリア。
続くむらもっちゃんは、もちろん余裕。
これぐらいのクライミングであれば何とか行けるかも。。。気を取り直し遡行継続。
10分程登ったところで、大きめの滝が見えてきた。岩は滝のしぶきでしっとり濡れて足場がしっかりしていないように見え、今度はやばそう。
テンコさんは足場の確保に苦労しながらも、なんとか滝を登りきる。こんなところ、自分が登れるのか?
自分の番が回ってきたが、滝上半分に差し掛かったところで立ち往生。足をどこに掛ければいいのか判断できない。自分の右手の岩は、もろくて力を入れられない。万事休すと思ったが、テンコさんがロープを確保している姿が見えてきてファイト一発で左側の小さな段差に足を載せて上によじ登った。恐怖の一瞬。
参ったなぁ。こんな登りがあるとは、予想外だった。
今後、このような滝が出現しないことを祈りながら、遡行を継続。
下の部分に手がかりの少ない滝があり、テンコさんは、むらもっちゃんの肩に乗ってよじ登る。むらもっちゃんが続き、自分はザイルで引き上げてもらった。
全身の筋肉をくまなく動かすようなダイナミックな遡行が続く。
上に進むにつれ、沢の硫黄成分が濃くなってきたせいか、岩が白っぽくなってきた。硫黄の皮膜で白くなっている部分はフェルトの沢靴でも滑りやすい。
大きな雪渓が現れ、ザイルで安全確保しながら通過。
ネットでは大白水谷を8月に登った記録が多いが、気温と雪渓の条件が整うのが8月なのだろう。
地図で確認すると、これから先大きな滝は無さそう。一安心
滝は無くなったが、雪渓の通過で少々手こずる。
一箇所だけスノーブリッジの下をくぐったが、気持ちのいいはずはない。
白山平瀬道方面に向かう枝沢との分岐が見えてきた。沢歩きでは、普段あまり使わない筋肉が活動するので、自分の腿の裏側とふくらはぎの小さな筋肉に時々痙攣を覚えるようになってきた。想定内なので、アミノバイタルを補給して、だましだまし歩くことにする。
11時30分 大白水谷支流分岐
分岐点で一服。大白水谷の標高差は1500メートル程なのだが、やはり普通の登山道と疲れ具合は違う。スキーシーズンが終了してから、まともな山歩きをしていなかったことあり、久しぶりの疲労感だが、下りの体力は残っている。
枝沢に入ると水量が減ってきた。
サンカヨウの花が、あちこちで咲いている。癒やしの花。
あと少し。標高が高いこともあって、藪の密度は濃くなく苦にならない。
12時32分 平瀬道合流地点
標高2100メートル地点で平瀬道に合流。予定していた鞍部よりも100メートル程高い位置に出てしまったが大したことはない。登山客が上から下から次々とやってくる。登山道の脇で沢登りの装備を外し、小休止の後、下山開始。
平瀬道は、見違えるように整備が行き届き少し驚く。
登山道脇の倒木が目立つ。樹齢百年は超えていると思われる大木が根こそぎやられている。倒木の側で、踏みとどまっている大木に、ご苦労さまと声を掛けたくなる。
14時27分 平瀬道登山口
時々足が痙攣しそうになったが、登山道の整備が良かったこともあり、無事下山することができた。登山口にある小屋で小休止した後、車で林道を下り、しらみずの湯で汗を流す。
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
備考 | ダブルまたはハーフの50mロープ |
---|
感想
大白水谷は明るくて楽しい沢というイメージだったが
雪渓が残っていて7年位まえに登ったときより難しかった。
雪渓自体は幸いしっかりしていて問題ではなかったが
それでも雪渓に乗らないとならずそこはロープでつながるようにした。
まだ雪が溶けて間もない感じで
梅雨の真っ最中でもあり
水量が多くて滝のよこを登らないとならなかった。
そうすると岩がぬらぬらしていてくさ付きも悪く
20メートルくらいの滝をノープロで2つ登った。
落ちられないので緊張した。
でも楽しかった。
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