【入笠山】JAハウス入笠キャンプ場 〜入笠山周回ハイク&「吉永小百合の丘」へ〜


- GPS
- 07:13
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 517m
- 下り
- 507m
コースタイム
- 山行
- 4:21
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 5:43
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○JAハウスからテイ沢までは林道歩きなら迷うことも無いが、 尾根に出て「高見岩」や「高座岩」を経由する場合、 「高座岩」から降りる道が笹が伸びていて判り辛いので要注意。 (今回迷って小一時間ロスタイム) ○「テイ沢」沿いのコースは涼しくてお勧め! ○大阿原湿原にはあまり花が咲いていない様子 ○湿原から首切り清水登山口までは舗装林道歩き、 地味にしんどい上り坂 ○首切り清水登山口から入笠山山頂まで20分と表示されているが、 そこそこ急登箇所もあり、休み休み25分要した。 ○山頂からは「岩場コース」を選択したが、階段も整備されいて こちらの方がお勧めかも、途中鎖場もあるが使用しなくても 問題ないくらいの高低差。 ○マナスル山荘からJAハウスまでは舗装林道歩き、 地味にしんどい下り坂だが途中の眺望が素晴らしい、 御嶽山も見えて来る。 |
その他周辺情報 | ○JAハウスのブログ https://blog.goo.ne.jp/nyuhkasa ・キャンプ場内ではDocomoは良好、Softbamkは圏外、Auは不明 ・キャンプ場内の水は煮沸してから飲むようにとのこと ・トイレは清潔な汲み取り式(チップ制) ○マナスル山荘 http://manaslu-sanso.com/manaslu/ ○入笠植物図鑑 https://www.fujimipanorama.com/summer/zukan/ |
写真
装備
MYアイテム |
重量:-kg
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個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ティッシュ(1)
水筒(1)
テント(コールマン)
食糧
パラソルを
シュラフ
マット
ヘリノックス(テーブル・チェア)
焚き火台
|
感想
連日の猛暑、涼を求めて大好きな入笠山へ。
今回は以前から気になっていたJAハウスの
キャンプ場をベースに入笠山周辺の散策がお目当て。
ネットで確認すると、
8/8頃からお盆明けまで貸切状態。
台風8号、9号と連続に発生していて
天気も気になるところだったので、
急きょ8/6〜7で決行。
前日の夕方に管理人さんと連絡が取れ、
車両入山規制の手続きと大まかな道順を伺って、
8/6の9:00ころに現地で待合せする。
沢入登山口の駐車場前で車両入山規制のチェックシートを受取、
現地には9:00少し前に到着、伊奈から通いの管理人さんは
ちょうど9:00に到着。
どうやら本日の宿泊はハウス、テント合せて自分一人とのこと。
普段ならグループ、ファミリーで5張り分のスペースを指定され、
一人で贅沢に利用させてもらうことになった。
初対面の管理人のMさん、
見た目は自分より少し年上の先輩、
体つきは筋肉質で、シャッキとした精悍な顔つき、
厳しそうな人柄そうである。
広大な入笠牧場の管理をお一人で為されていて、
JAハウスとキャンプ場の管理を兼ねていると。
加えて、トレッキングコースの整備を
ボランティアで為されている様子。
テイ沢の九つの丸木橋の補修も施したそうである。
この日も10日間ほど入山している、
入笠牧場周辺での映画のロケ班の案内役も行っていて
とても忙しくしている様子である。
テントを設営後、身支度を済ませ、
Mさんのご推奨コースを教えて頂き10:30散策開始。
陽射しは強力で直射はとても暑い、
しかし、爽やかな涼風が吹いていて、
木陰はとても涼しく気持ちが良い。
最初は涼しげな林道歩き、
途中から入笠山〜鹿嶺高原のトレッキングコースへ、
御所平峠を経て「高見岩」、そして「高座岩」に至る。
高座岩に攀じ登ると素晴らしい眺望、
そこから、この先に続く気持ちの良さそげなコースを確認。
ところがこのコースの発見が道迷いの原因となる。
テイ沢入口へは、高座岩直下の急な笹道を降りるのだったが、
笹が生茂っていて降口のコースが見つからずに
鹿嶺高原方面へ向かってしまった。
20分少々進んでから方向が違っていることに気付き、
高座岩したまで戻る、小一時間のロスタイム、
加えて体力もかなり消耗する。
笹道を見つけて降りると、直ぐに林道と合流。
テイ沢入口までは大した距離でなかった。
テイ沢沿いのコースに入ると、天然のクーラー。
汗が一気に引き、涼しいの通り越して寒いくらい。
コースを外れたか河原で冷水で顔を洗い、生き返る。
ついでにこの場所に腰を降ろし、ランチタイム。
テイ沢は渡渉の丸木橋も良く整備されて素晴らしい、
超お勧めのコースである。
入笠山には既に10回ほど訪れているが、
ゴンドラ利用のメインコースのみであった。
入笠周辺は奥深い、改めてお気に入りの地となる。
大阿原湿原を経て、首切り清水登山口を目指す。
首切り清水登山口には何度も下山コースで降りて来たが、
上りは初めて、そんなに距離がある訳でないが、
そこそこの急登箇所があり、その都度休み、
登山口の道標に山頂まで20分とあったが25分要した。
昼下がりの山頂は分厚い雲が湧いていて、
360度眺望はあるものの遠くまで見渡せない。
おまけに東の空の雲が薄黒くて不気味。
その方面から、ゴロゴロと雷名が鳴り響く、
気付けば山頂に一人取り残されいた。
岩場コースからお花畑を経てマナスル山荘に到着。
営業中の表示がある本館で冷たい生ビール休憩、
ここからは今朝車で通過した道、舗装林道の下り坂。
途中、牧場と反対側の林の中で若者が何やら計測調査中、
林道からは自転車に跨っている男性が何やら指示出し、
このグループがもしかしたら映画のロケ班かも知れない。
JAハウスのキャンプ場に到着すると、
レンタカーのワンボックスが停まっていたが人影は無い。
汗ばんだ服を着替え、夕食の準備を始め出すと間もなく、
管理人のMさんが何人か誘導され戻ってきて、
その人たちがワンボックスの乗って帰って行った。
Mさんがマイテントに立ち寄り、
推奨されたコースの感想を求められたので、
素敵なコースであったことを告げる。
「今夜はどうしても刺身が食いたいので街へ帰る、
お一人さんになるが大丈夫だね。」と念押しされる。
そう言われると、少々不安になるが、
「もしろん、大丈夫!」と返すと、
「明朝は8:00過ぎに来る。」と言って帰って行った。
焚火の準備をし、
完全に暗くならないうちから、一人宴会開始。
持参したビールとワインで至福の時を過ごす。
焚火の薪の燃えるパチパチ音と、
ゆらゆらする炎に癒される。
鹿らしき獣の鳴き声は時々するが静寂そのもの、
少し離れている沢の水音が聞こえてくる。
星空を期待して久々にミラーレスカメラを持参したのだが、
星は出ているものの、薄く雲に覆われていて、
写真を撮るのは諦めた。
焚火もそろそろ終盤となった22:00ころに就寝。
酒に酔った勢いで一気に爆睡。
薄明るくなった5:00ころにスッキリと目覚める。
天気も良いので、キャンプ場と牧場周辺のお散歩。
林道わきの牧場の柵から顔出してきたホルスタインと
いきなりのご対面となってビックリ。
朝陽で輝くキャンプ場側の牧場の緑が美しい。
舗装林道の途中から見渡せる雲海の風景がお見事、
御嶽山が浮かび上がって見えるのが素晴らしい。
一時間半ほどの早朝散歩であったが、
この地に泊まった甲斐が充分に味わえた。
8:00前に朝食を済ませ、撤収の準備をしていると、
管理人のMさんがご出勤、
これから牛の「給塩」に行くとのことので、
牧場内を案内して頂くことになった。
作業用の軽トラックの助手席に乗せて頂き、
牧場内の急斜面を登る道すがらMさんが、
「これから行く場所は【吉永小百合の丘】という場所で、
特別な場所で滅多な人は案内しない、映画撮影のロケであっても、
吉永小百合級の大物女優しか案内しない。」
といことでMさんが命名した特別な場所である。
周囲が見渡せ確かに素晴らしいロケーションである、
完全放牧されているグランプリ和牛も紹介してもらい、
とても貴重な経験であり、モチベーションも大いに上がった。
丘の上からちょうど正面に見える、
東峰と西峰の双峰の【守屋山】という山を指をさして、
「一人でのんびり登るにはちょうどいいお山だ。」と、
Mさんが私の技量を見越して親切に教えてくれた。
キャンプ場に戻り、
撤収作業の続きを終えるタイミングで、
Mさんから「お茶でもどうかね」と、お声掛け。
受付け事務所に立ち寄ると、
コップに冷たいスポーツドリンクを持て成された。
イスに腰掛け、牧場の仕事、登山道整備のボランティア、
此の地に纏わる歴史的な研究の話など、
興味深い話題を次々に話されて、
大変興味深く、勉強になったひと時を過ごした。
特に山中の歴史的な古道を多くの書物を参照して実際に辿り、
その時代の背景、文化、宗教など研究して、
Mさん独自の解説を書に纏められていると伺い、
とても感心させられた、
酒でも酌み交わして、
もっとお話しをうかがいところであったが、
農協のスタッフの方が来られ、仕事のお邪魔になるので、
再訪を約束して帰路に着くことにした。
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