西岳〜戸隠山
コースタイム
(下山)14:00ー14:20百間長屋ー15:00戸隠神社奥社ー15:40上楠川林道入り口
天候 | 晴れ&ガス、ガス、ガス! |
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過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
6月2日でしたが2000m付近は残雪があり、非常に危険です!!!!! とにかくおすすめできません。万が一行かれる場合は絶対に無雪期であること! そして必ず ・山岳保険にはいっておくこと! ・入山届を提出すること! ・自分の実力を過信しないこと!(本当に死にます) |
写真
感想
とある山行家のHPを通じて知った高妻山へ行こうと思い「山と高原地図」を購入して、ルートを考えていたとき、戸隠山の西に(危)マークがたくさんついてる山がありました。
それが西岳でした。群馬の妙義山を彷彿とさせる(危)マークの多さになぜか使命感のようなものを感じ、高妻山行を中止して西岳行きを決めました。
早朝の6時スタートで若いカップル2人と会いました。それ以外は終始誰とも会うことはありませんでした。
西岳頂上までは快調なペースで足を運ばせることができ、10時20分には西岳頂上へ着くことが出来、自分に自信を持つことが出来ました。でもここからが本当に辛かった。
百歩譲って途中である多数の鎖場や、細い尾根を歩くことはあまり問題はありませんでした。
何より怖かったのは鎖も無い場所にかぎって、たんまりと残雪が残っていて、山笹を摑んで降りる以外の術が無い場所があったことです。しかも何回もです。
本院岳へ着いたころには、疲れはピークへ達すほどで、心が折れそうになっていました。小休憩をすると小ざかしいちっちゃい虫が体中にまとわりついてきます。うっとおしくてまた足を動かします。こんなことを繰り返しなんとか進みました。
地図上では本院岳から戸隠山頂までは1:30hでしたが1時間以上はオーバーしたと思います。
登山道が崩落している場所、
60度くらいの角度の斜面を笹伝いに渡る場所、
「なんで?」というほどの崖にクサリが無い場所、
先人たちが設置してくれた鎖が崖下へ落ちてしまっている場所、
ほつれにほつれて今にもちぎれそうなロープが支えになってくれる場所を経て
戸隠山頂に着いたときの気持ちはなんとも云えぬ達成感でした。
そこから見える高妻山は本当に綺麗でした。
くだり道の「蟻の戸渡り」あたりのクサリ場を20分くらいかけてゆっくり慎重に降りた後、戸隠神社の奥社へ40分ほどで降りきってしまいました。
水芭蕉が咲いている戸隠森林植物園をのんびり歩きながらふと思いました。
早朝に見かけた若いカップルは西岳を登頂できたんだろうか?
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