世界第13位の高峰 ガッシャブルム�� 8035m 無スポンサー シェルパレス 登頂

2019年06月23日(日) ~ 2019年08月04日(日)

• GPS: 1016:00
• 距離: 221km
• 登り: 9,663m
• 下り: 8,803m

天候

晴、雨、曇り、ガス、強風、雪、雪崩

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー 飛行機

羽田→北京→イスラマバード→スカルド→アスコーレ→コンコルディア→ガッシャブルムBC

コース状況／危険箇所等

アスコーレからキャラバン開始
氷河はパイユから2時間弱登った所から始まる
ガッシャブルムBCまで今回はアイゼン使用せず
帰路はゴンドコロ・ラ（高度5940m）経由しフーシェまで歩く

その他周辺情報

通常の登山シーズンは6月下旬から8月上旬

写真

6/24 22:42

今回はチャイナエアーを利用。＊時間は全て日本時間になる。
羽田→北京→イスラマバード
間もなくイスラマバード着。
美しい山が見えて来た。

6/24 22:46

8000m級の山と思われます。

6/24 23:15

何はともあれ無事パキスタン着。

6/25 13:19

翌日は空路でスカルドに向かった。
陸路も有るが悪路で1泊2日掛かる。

6/25 15:19

ナンガパルバットは何処に在るかよく分かりませんでした・・・。

6/25 15:36

スカルド着。

6/25 17:02

スカルドでのホテル。
マッシャブルムホテル。
Wi-Fiも有るが停電がよく有ったり、スピードが遅くストレスが溜まる。

6/25 17:14

窓からの景色1

6/25 17:15

窓から景色2

6/25 17:27

お食事。
チキンカレーが毎日
今回の遠征で5年分くらい食べたと思う。

6/25 18:34

突然砂嵐が。

6/25 18:57

エージェントとの打ち合わせに出かける。

6/25 20:04

打ち合わせ。
社長はパキスタン人として初のK2登頂者。

6/26 16:23

買い出し

6/28 19:38

キャラバン開始のアスコーレに移動。

6/28 19:39

雪山を遠望

6/28 19:39

高度は約3000m

6/28 19:40

参考に

6/28 21:23

パキスタンで走っている車の殆どは日本製のトヨタ車

6/28 21:37

登山道を確認

6/28 22:03

帰路もお願いし別れる。

6/28 23:51

晩飯
ネパール料理より美味しかったです。

6/29 13:14

翌日
今日はジュラまで歩く。
暑く後半はバテました。

6/29 14:02

登山道

6/29 14:24

登山道

6/29 14:42

登山道

6/29 14:47

登山道

6/29 14:47

登山道

6/29 14:53

登山道

6/29 15:11

非常にすばしっこく確保は不可でした。

6/29 17:10

登山道

6/29 18:06

ようやくジュラ着

6/29 22:58

美しい山が目の前に。

6/29 22:58

アップ

6/29 23:09

晩飯

6/30 10:19

今日はジュラ→パイユ

6/30 10:19

翌日、今日もよろしく。

6/30 11:55

この子の運命は如何に・・・。

6/30 12:11

登山道を振り返る

6/30 12:37

パキスタンでもヘリで移動するやつもいるのか・・・。

6/30 14:04

SkamTsokにて
1500mlコーラーは約500円
BCでは1200円でした。
因みに下界では500mlのコーラーは40円

7/1 14:01

さっきの山羊
お客には新鮮なレバーが出た。（火を通したやつを美味しく頂いた）

7/1 16:07

パイユは連泊した。

7/1 16:18

少し歩くとバルトロ氷河が始まる。

7/1 16:21

水が豊富で至る所に花が有った。

7/1 23:16

BCまでのガイド、サルマンさん

7/2 10:10

今日はパイユからウルドカス

7/2 10:51

両サイドの奥には美しい山々が聳え立つ。

7/2 10:51

登山道を行く

7/2 11:13

トランゴが見えて来た

7/2 11:49

バルトロ氷河の末端
振り返りながら撮影

7/2 11:50

アップ
カンチェンジュンガのヤルン氷河より迫力あった。

7/2 12:30

トランゴタワーも見えて来た。

7/2 12:38

此処が一番の撮影ポイントか

7/2 12:43

トランゴ3兄弟

7/2 12:43

暫く見とれていました。

7/2 13:05

登山道を行く

7/2 13:09

逆さトランゴ

7/2 15:33

高山植物

7/2 15:33

高山植物

7/2 15:33

高山植物

7/2 15:34

高山植物

7/2 15:42

渡渉が有る
yakouseiは20分遡行しジャンプして対岸に。

7/2 16:53

Khoburtse 高度3930mは飛ばしウルドカス高度4050mまで行

7/2 17:04

登山道

7/2 17:09

振り返る

7/2 18:10

マッシャブルムかと思いましたが、更に奥だそうです。

7/3 15:02

今日はゴロ�兇泙琶發�
途中の日本隊、トレッキング隊のランチ風景

7/3 15:28

順調です。

7/3 15:55

難峰ガッシャブルム�孤弦�7925mが見えて来た。

7/3 15:55

G4、G6、G7も見える。

7/3 23:01

ゴロ�競謄鵐个�らマッシャブルムを見る。

7/3 23:01

アップ

7/3 23:02

G�犬皀▲奪�

7/4 0:18

明日はコンコルディア、いよいよk2の登場だ。

7/4 12:26

翌日
奇峰ムスターグタワー

7/4 20:58

コンコルディアに到着も、21回目の遠征10回目のヒマラヤ登山で初めて体調を壊した・・・。
頭痛、吐き気、下痢と最悪のコンディション。
K2は雲の中。

7/5 10:46

翌朝、K2が出迎えてくれた。
体調は少し良くなったが今日はレストの日とした。

7/5 10:51

隣にはブロードピーク

7/6 10:17

翌日、昨日より体調は良くなりガッシャブルムBCを目指す事に。
K2、ボトルネックまでハッキリと確認。

7/6 11:30

此処まで頑張ってくれたポーターとも今日でお別れだ。

7/6 11:46

振り返り、ムスターグタワーを見る。

7/6 14:56

BCが見えて来た。

7/7 16:18

思ったより狭く到着が他の隊に比べ遅かったので平があまり無く一度整地する。

7/7 21:52

標高8068mのG1が見える。

7/7 22:01

BCの様子。

7/8 8:40

BC着も中一日でC1標高5865mを目指す事に。
氷河の状態が良くなく皆、夜中の1時〜2時出発していた。

7/8 11:01

日ノ出。
もう一つは暑くなる前にC1到着が賢明だ。
後半は暑くバテました。

7/8 11:01

G�兇�見えて来た。
左はG�敬弦�7952m
G�気�G�兇�C1は同じだ。

7/8 11:45

非常に悪い場所を通過したがキャンプサイトまではクレパスが多く終始ザイルを使って歩いた。

7/8 17:33

約9時間掛かりました。
シェルパレスなので荷物が多く暑く疲れました。
何よりも1日しか休んでいないからでしょう・・・。

7/9 10:50

翌日はC2にデポする事に。
上部に有るバナナリッジは細く高度感あり、雪の状態が悪いと苦戦する。

7/9 10:58

ピナクルを巻き気味に登る。

7/9 11:33

右にはG��

7/9 12:45

C2を目指す。

7/9 14:23

高度感あります。
両サイドは切れ落ちている。

7/9 14:23

所々スノーバーがゆるゆる

7/9 14:27

C2

7/9 14:35

C2からC3を見る。
14座コンプリートしたTさんが此処で雪崩に遭った。

7/10 9:10

翌日、G�兇猟詐紊泙任離襦璽箸鮑導稜Г靴覆�らBCに戻った。

7/13 13:06

7月11日、12日とレストしたが準備やらであまり休めなかった。
年々C1までの氷河の状態が悪くなる一方で今年はあと1週間で遠征が終わるかもしれないと、周りのガイド、その他の登山者から情報を得る。
結局13日にサミットプッシュを強いられた。BC着1週間後と言う異例の速さだ。（2日間まともに休んでいません）

7/13 19:24

別の隊のガイドが高山病になって急遽ヘリを呼んだ。
C1に居た14人が1つになって懸命にレスキューをした。
結果、イスラマバードの病院に運ぶ事が可能に、ガイドの命を救う事が出来た。

7/17 17:47

翌日はC2泊翌々日はC1泊
そして16日に急遽山頂を目指す事になった。

7/17 17:51

C3高度6901m（GPSより）
今回C4高度7400mは使わないで山頂を目指した。

7/17 17:52

G�気鮓�る。
ジャパニーズクーロワールを確認。

7/18 4:56

17日、日本時間の夜9時過ぎにC3を出発。

7/18 7:53

FIXロープが殆ど無くトレースも乏しい。
山頂までの長い長いトラバースが終わり、ようやく山頂と思われる峰が確認出来た。

7/18 7:53

間もなく日ノ出。

振り返る
高度は間もなく8000mを越える。
ザイルパートナーがyakouseiを撮影。

7/18 10:02

酸素は1本でチャレンジ。
途中から1リットルと極限まで絞っての登攀。
苦しい苦しい登りが間もなく終わろうとしている。
あれが山頂、最後の難関を前に集中する。

山頂まであと2分
少しのミスも許されない。
山頂直下からザイルパートナーが撮影

7/18 10:31

2019年7月18日、現地時間6時17分
世界第13位の高峰ガッシャブルム�兇猟困魘砲瓩觧�が出来た。
携った全ての方々に感謝する。
後ろはK2とブロードピーク

7/18 10:34

K2を確りと確認し下山する。

7/18 12:22

ショルダーに下りて来た。
山頂を振り返る。
ショルダーから山頂の往復は酸素1リットルで行動した為フラフラになった。

7/18 12:59

マッシャブルムを遠望

7/18 13:43

チョゴリザを遠望

7/18 13:44

G1

7/18 13:45

次々と登頂者が下りて来た。
C3までの下りは何か所か悪いのでゆっくりと行動した。

7/19 21:12

山頂からの当日はC3泊、翌日はC1泊、翌々日にBC着

7/22 13:59

セブンサミッターの石川君がK2から転身しG�競船礇譽鵐犬琉戞�BCに居ました。
2014年春以来の再会。

7/22 18:14

知り合いのシャルパが3人も居ました。

7/22 22:59

ザイルパートナーと色々と話し合いG�気魯船礇譽鵐犬靴覆い撚嫉海垢襪海箸砲靴拭�

7/22 23:00

G��

7/22 23:17

本日のディナーはBBQ
遠征で一番美味しかった。
コックのカリームさん有難う！

7/25 0:42

帰路は景色の良いゴンドコロ越えしフーシェまで歩くことにした。

7/25 10:46

K2が優しく見送ってくれた。

7/25 13:05

ずっと氷河の上を歩く。

7/25 13:13

キャラバンでアイゼンは最後まで出番無し。

7/25 14:23

地元のポーターはサンダルで！

7/26 3:41

アーリーキャンプからゴンドコロへ。

7/26 7:12

ゴンドコロ・ラ高度5940m

7/26 8:26

無事通過した。
テン場のサイチョまでは長い
アーリーキャンプから健脚で12時間は掛かる。
一般の人は1泊2日

7/26 9:04

奥に見える鋭い岩峰はライラピーク6200m

7/26 11:06

ライラピークを見る。

7/26 12:51

久し振りの緑

7/27 13:51

サイチョ
今日はフィナーレのフーシェまで3時間。

7/27 13:52

緑と水が豊富で癒されました。

7/27 16:31

間もなくゴールただ単に歩くだけで幸せでした。

7/27 16:31

フィナーレのフーシェ

7/27 16:34

子供たちが出迎えてくれた。

7/30 14:56

パキスタン脱出が大変でした。
イスラマバードまでは空路の予定が日程が狂い陸路にしかし崖崩れでまたスカルドに戻ったり、また空路の話をしたり結局は別ルートで陸路になった。
悪路で気温が高くグッタリ・・・。

7/31 16:39

カラコルムハイウェイに出てほっとした瞬間。

7/31 19:15

派手なトラックの往来が結構ありました。

7/31 19:48

これが正解だったのかナンガパルバットをじっくりと見る事が出来た。
8000m峰14座全てをこの目で見る事が出来た。

8/1 23:56

パキスタンで猫にも会えた♬

8/3 16:21

近づくとやっぱり逃げたw

8/2 22:34

イスラマバードに有るモスクを見学

8/3 17:01

無傷でイスラマバードまで来た。
遠征は大成功と言ってよいと思う。

8/3 20:54

お疲れ様でした〜

撮影機器：

DSC-RX100M6 SONY

感想

yakousei

何時かはパキスタン
元気な内にK2をこの目で見たりブロードピーク又はG1&G2を登ってみたいと思っていた時に、岳友から話を頂いたのが2018年11月。
遠征確定は春のマカルーを登頂し無傷だったので5月下旬に。
パーミッションはG1&G2を取った。
今回のスタイルは無スポンサーは変わらずも初のシェルパレス。
あわよくば、無酸素でチャレンジとした。
しかし現実は甘くなく、結果的にサミットプッシュが1日遅れていたら1座も登れなかった。
BCからC1までの氷河歩きが非常に悪く夜中の1時〜2時に出発を強いられた。
FIXロープも極々一部に有って、C3から上部は古いロープが所々に有っただけで非常に不安の連続であった。
ザイルパートナーのサポートも有って何とか登頂するがBC着後は2連休が一度もなく毎日が世話しなく余韻に浸る事も出来ず何かと大変であった。
恐らく無スポンサーでは日本初と思われる8000m峰年間ハットトリックは達成出来なかったが、G2（高度8035m）をシェルパレスで登れたのは大きな経験になった。
パキスタン人は仕事とは言え基本面倒見がよくフレンドリーな印象
今回の遠征に携わった全ての方々にパキスタンの大自然にザイルパートナーに感謝感謝。
春の桜のシーズン中にネパール、マカルー8463m遠征、直ぐにパキスタンG1&G2遠征ようやくここに来て落ち着いたと思ったら日本の山は間もなく紅葉と時の流れが早く感じるのは私だけでしょうか・・・。