槍ヶ岳(梅雨の晴れ間に!)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 37.7km
- 登り
- 1,902m
- 下り
- 1,895m
コースタイム
天候 | 6/23(土)晴れ!6/24(日)晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【槍沢ロッジ〜ババ平】夏道沿いは数か所残雪がある程度、アイゼン不要。 【ババ平〜殺生分岐】少しずつ残雪が増え始め、夏道と雪渓が交互に現れる。途中の道標(大曲、天狗原分岐)は全て雪渓の下?で確認出来ず。槍の穂先が見える場所でアイゼン装着。ピッケルは使用せず、終始ダブルストックを使用。 【殺生分岐〜槍ヶ岳山荘】夏道が多くなってきたのでアイゼンを外したが、着けていても良かったかも?残雪はグズグズでかなり溶け出しており、小さな流れが数か所出来ていた。山荘直下は夏道が崩落しかかっており歩き難かった。やはりダブルストックのみで乗り切った。 |
写真
感想
ここ2週間の土日は梅雨空のため、あまりガッツリ歩けなかったが、この土日は久し振りに良さそうなので、泊まりがけでどこか行こうと目論む。
どっか八ツあたりに行こうかと思っていたが、妻が、「ガッツリ歩くには片道22km、往復44km歩ける上高地から槍がいい。下の新緑も綺麗そうだし」と言い出す。うーん、槍はしょっちゅう行ってるし変わり映えしないし、確か去年も全く同じ時期に行ったよな?と思いながらもなんとなく同意してしまった。(主体性なし)
ということで一路上高地へ。沢渡手前のトンネルが丸々片側交互交通になっており、これは帰りの渋滞が心配と思いながら、5:40発のバスに乗り込む。しかし、途中の無人停留所で券売機の故障があったり、運転手さんが妙に親切心?を出して、大正池の手前で「皆さん、ここは写真スポットですよ!」と停車したりで、渋滞もしていないのに、上高地までえらい時間がかかった。
ということはともかく、今年も上高地へ。何度となく来てしまうな〜。登山届を出して出発!昨日までの雨で梓川の水量はとても多い。しかし水量が多くてもいつも通り澄んでいる。
朝早いから観光客もおらず静かで、登山者も殆どいない。そして、新緑が眩しいほどきれいでアドレナリン出まくり。槍見河原で槍の穂先を見る。ここから穂先が見えるときは天気の良い証拠。
槍沢ロッヂは虫が多かった。ここから若干崩れた雪渓と倒木で道が判りにくくなっており、前を歩いていたおじさんが「道が無い」と言ってたたずんでいた。正しいルートは、道は左下の枯枝をかき分けて踏み越えていった先にありました。
ババ平はまだ水が出ておらず。
この先から雪渓に。しかし、かなり脆くなったスノーブリッジ状になっており、先を歩いていた妻が足を乗せた瞬間に崩れ去ったものもあってビビりました。妻は対岸の雪にかじりついてことなきを得る。
夏道と雪渓を交互に進むが、途中から完全に雪渓ポイントに。傾斜が強まったので、アイゼンを履くが、暑さで雪が腐っており、アイゼンの爪が効かず、1歩進んで半歩滑り下がるというような状態で一向に進んでいる感じがしない。とにかく滑る。
去年の同じ時期にも来ているが、天候が雨と悪かったけど雪の締まり具合は去年の方が良かった。
ということで1歩歩いては半歩滑るという状態の腐れ雪と格闘しながら前進。おまけに雪渓の上なのに無風で湿気は強くて暑いし、虫がたくさんいて閉口しました。
殺生小屋が見えてからが長かった。
去年の6月は槍の肩までずっと雪渓が続いていたが、今年は殺生から先はほぼ夏道で、ところどころ雪渓を横切る感じになっていたため、殺生小屋付近でアイゼンを脱ぐ。足が軽くなった!ところどころ現れる雪もぐしゅぐしゅのため、問題なし。
槍の肩で飛び込んできた水晶方面の景色に感動!
妻がぐしゅぐしゅ雪(と、途中の渡渉で濡れた足が冷たくなったと言っていたため、まずはチェックインして、誰もいない談話室でストーブにあたってココアをまったり飲んだり、おつまみを食べたりして温まる。
暫くしてから、おもむろに穂先へ出かける。取りついている人は誰も見えない。下りてくる方1名。
もう何度となく来ている槍ヶ岳であるが(妻の記録によれば13回目だったとか)いいものはいい。今日は天気もよく空いていて寒くもない穂先であるため、1時間近く穂先でまったりとする。混んでいるときや縦走の途中で立ち寄る時などは、穂先の滞在時間10秒くらいのときもあるが、今日はいくらいてもいい感じ。同じくまったり景色を眺めていた単独男性の方と景色を満喫。
小屋に戻って夕食。去年は10名位であったため食堂に下りず「キッチン槍」で食べたが、今日は天気が良い分、去年より人は多く(といっても20〜25名位?)
食堂で食べる。
談話室は畳を替えたようでイグサのいい香りがする。お部屋も2人で貸切でした。個室料金無しの個室状態で嬉しい。
翌朝も快晴。昨日ノーアイゼンで登ってきた殺生からのルートはバリバリに凍結したアイスバーンとなっており、今日はアイゼン必須。しかし、ところどころ夏道のため、岩・アイスバーン・岩・アイスバーンのミックスで歩き難いことこのうえなし。去年みたいに完全に雪渓だとガシガシ下りられるのだが、アイゼンの歯を痛めるのではという懸念があり、なんとなくゆっくりになってしまった。
ということで半分アイスバーン、半分夏道の石・土の上、というなんとも歩きにくい状態で下りてきました。陽が高くなってからは雪は溶け出してアイゼンなくとも大丈夫そうな感じに。
今日の方が虫は少なかったが、なぜか槍沢ロッジ付近だけ大量にいた。
ここから下は気持ち良い新緑と梓川の清流が続き、ぽかぽかと気持ちよく、歩きながら寝そうになってしまった。
徳沢でいつも買ってしまうソフトクリームを食べ、気持ちのいい緑のテン場を見ながらまた寝そうになる。
明神まではほぼ人に出会うことはなかったが、明神から先、大挙してきた観光客の群れが途切れなく続き、それまでとのギャップに呆然。
上高地も大勢の観光客で賑わっていた。これだけ天気が良いと観光のしがいがあるでしょう。
最後、バスを下りて駐車場にあと10mというところの何もないところでバッタリ転んで顔面を強打。バスを下りた皆さんと駐車場のおじさんたちの面前であり非常に恥ずかしかった。
原因は、本日デビューしたおニューの靴に慣れない金具がついていてからまったこと。
というオチが付いたが、何度来ても槍ヶ岳は登るとハレバレする。
(妻は明日、関西に出張なのに何も支度してないと急にアセりだしていた。)
Pengin22さんこんばんは
ご無沙汰していますnaotosasです。
槍の穂先で長い時間過ごしたり
残雪の北アルプスの峰々が輝いていたり
この時期に絶妙なタイミングの山行記録とすばらしい写真ありがとうございます。
特に裏銀座の峰々が素敵ですね。
一泊二日で行けるの脚力が復活したのなら全快ですかね?
それにしても13回目ですか。。。
行きすぎです!(^^)!
(失礼しました)
次回の記録も楽しみにしております
素早いコメントありがとうございます。
裏銀座の峰峰は本当に素晴らしくて、虜になってすっかり行きまくってしまいました!
槍はどのルートからも好きですが雪が無ければ東鎌か大キレ経由が爽快で好みです。(行き過ぎ、ですか・・穂高はもっと行ってるかと・・何とかは高いとこが好きといいますよね!妻のことですが。)
naotosasさんも梅雨の合間に色々行かれてますね!縄文の湯は八ヶ岳の帰りに寄ることが多いですが、安くて地元のおじいちゃんおばあちゃんが多くて、なごみますよね。
またお邪魔します!
槍や北アルプス方面は良い天気で良かったですね。水晶、薬師などとても綺麗です。
槍の穂先で1時間まったりなんて贅沢過ぎ。(笑)
それにしても槍に13回!穂高はもっと!!凄過ぎです。
次回も楽しいレコ、楽しみにしています。
裏銀座の山々、いいですよね〜。
水晶とか薬師とか大好きです。
槍穂はアクセスし易いので何かというとすぐ行ってしまいます!
Yuzupapaさんたちは新しい靴を買われたのですね!
新品買うと何か気持ちが弾みますよね
このレコ、見逃しておりました!
1泊2日の行程で槍をピストン出来る人はそうざらには居ないので
普通の週末は槍ヶ岳山荘もそれほど混まないですね。
それにしても槍は13回目ですか、凄い・・・
先週末の表銀座もしかりですが、このコースタイムで歩かれる奥様、
手の指はまだ支障があるようですが、足の方は完全に復活とみても宜しいですね。
これから毎週末の山行記録が復活しそうですね、楽しみにしてます。
GW明けに1泊2日で行かれていたではないですか
何を仰るやら、ですよ!
槍穂、好きなんです。
昔、馬鹿みたいに4週連続で行ったこともありました
妻の足はやはりまだ痛いと言っていますが、痛くても行きたがる人なので、行けるといっているうちは大丈夫かと。
noboさんのレコアップ、お待ちしてます
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