三国山ー大洞山ー立山ー小富士縦走
- GPS
- 07:05
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 1,957m
- 下り
- 882m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:須走五合目〜JR御殿場駅(富士急行バス) |
コース状況/ 危険箇所等 |
籠坂峠〜矢筈山〜大根山は、自衛隊の演習場となっていて立入禁止でした。 そこを避けて歩いたつもりでしたが、私が歩いた区間も、一部演習場の敷地だったようですので注意して下さい。 |
感想
今回は、三国山〜籠坂峠まで歩いて、その後、矢筈山ー大根山と縦走して、小富士まで登る計画を立ててみたが、計画通りには歩けなかった。
1日1本だけ、駿河小山から明神峠までのバスがある。このバスが8:45発と少し遅い出発のため、いつもより2時間以上寝坊できた。
明神峠まで、バスでかなりの高度を稼いでもらって出発する。
少し車道を歩いたあと、三国山への尾根に取り付く。
何かのツアーのようで、中高年の方々が沢山歩いている。
しかし、南側からのバイクの騒音がすごい。富士スピードウェイなるものが、すぐ近くにあるせいだろうか。
すぐに三国山に到着。ここから、ブナやカエデに囲まれた緩やかな稜線歩きが続く。
とても気持ちがよい所なのだが、音が気になってしまって、あまり落ち着けない。
足早に大洞山ー立山と通過する。どちらも木に囲まれた山頂。立山の少し先の展望所に向かうも、ガスで富士は見えず。
ここから一旦、籠坂峠に降りる。枯れた沢沿いを降りて行くと墓地に出た。
ここからが、今日の核心部だ。矢筈山ー大根山と抜ける計画だった。
しかし、矢筈山に向かう林道の入口は、ゲートで固く閉ざされている。ゲートには、大きく「富士演習場/立入禁止/自衛隊」と注意書きがある。
どうやら矢筈山から大根山までは、自衛隊の敷地で入ることができないらしい。
楽しみにしてきた区間だっただけに、一気にがっくりしてしまう。
矢筈山や大根山の情報があまりに少なかったのは、こうゆうことだったのかと納得しながらも、この先どうしようかと考える。
国道138号線を須走まで南下して、そこから五合目に向かう車道を延々と歩くしか無いのだろうか。なんだかもう帰りたくなってきたが、まだ12時前だし、なんとか目的地の小富士を目指すことにする。
国道138号線を南に下って行く。ここは交通量がものすごく多く、歩道は無いも同然で非常に怖い。大型トラックがすぐ横をかすめて行く。
3kmほど歩いたところで耐えきれず、西に延びる林道にエスケープする。ここの入口には注意書きも無く、一般車も数台乗り入れていたので、自衛隊の敷地ではないだろう。
地形図を見ると、この先で林道は行き止まりになっているが、その先に破線が続いているようだ。もしかすると、そこからショートカットできるかもしれないと思い、その道を進むことにする。
未舗装の林道をしばらく進むと、高速道路が見えてきた。地形図では、その手前で林道が終わっているが、実際は、高速道路をくぐってなおも続いている。
結局、地形図にある、山を巻くように付けられた破線は、すべて林道になっていた。
この道は車では全く通れないだろう。深くえぐれていたり、大きく崩落している。10mほどの間、ごっそりと削られているところを強引に通過すると、その後は快適な道になった。この道を進んで行くと、ふじあざみラインと呼ばれる、五合目に向かう車道に出た。
しかし、その入口に「東富士演習場/立入禁止/自衛隊富士学校」の看板を見つけ、ショックを受ける。どうやら、自衛隊の敷地に入り込んでしまったようだ。思い返しても、どこからが演習場だったのか分からない。林道にエスケープしてからここまで、演習場、自衛隊、立入禁止といった文字を見た記憶がない。大崩落を越えたあたりから「富士学校」と書かれた杭が出てきたが、ここに来てそれが、自衛隊の学校だということが分かった。
もっと事前に調べてくれば良かったと反省しつつ、車道を登って行く。
この車道の右側に歩ける山道が見えているのだが、そこもロープで塞がれて、立入禁止となっている。旧馬返を過ぎると、グランドキャニオンと書かれた道標があった。この道は、登山地図で赤線になっているにも関わらず、そこも塞がれていて「富士演習場/立入禁止」となっている。
しかも、車道の左側も、「東富士演習場/立入禁止」の看板がある。ということは、この道路から少しでも外れたら不法侵入ということか。
その後も、登山道がちらちらと現れるが、立ち入ると怒られそうだし、大人しく車道を進む。
濃い霧の道を登って行く。時折、自転車の人とすれ違う。車は皆、ライトを点けているが、それでも近くに来るまで気が付かないくらいガスが濃い。
ようやく須走五合目に到着した。ここから1kmも離れていない小富士に向かう。
小富士は開けた小ピークで、砂礫の感じは富士山と同じだ。
霧が濃くて何も見えない。誰もいない山頂で、静寂を楽しむ。
今日は、なんだか気持ち的に非常に疲れてしまったが、最後で救われた。
しばらく休憩したあと、少し下にある三角点まで足を延ばした。
五合目に戻ると、人を満載した大型のバスが続々と到着してきた。明日の山開きで富士に登ろうという方たちだろうか。
一方の路線バスは、私1人だけを乗せて、御殿場駅に向かった。
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