ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 202932
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

三国山ー大洞山ー立山ー小富士縦走

2012年06月30日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:05
距離
27.2km
登り
1,957m
下り
882m

コースタイム

明神峠(9:10)-三国山(9:45-9:50)-大洞山(10:25)-立山(11:05)-籠坂峠(11:35)-旧馬返し(14:20)-須走五合目(15:20-15:25)-小富士(15:40-16:05)-須走五合目(16:15)
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2012年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き:JR駿河小山駅〜明神峠(富士急行バス)
帰り:須走五合目〜JR御殿場駅(富士急行バス)
コース状況/
危険箇所等
籠坂峠〜矢筈山〜大根山は、自衛隊の演習場となっていて立入禁止でした。
そこを避けて歩いたつもりでしたが、私が歩いた区間も、一部演習場の敷地だったようですので注意して下さい。

感想

今回は、三国山〜籠坂峠まで歩いて、その後、矢筈山ー大根山と縦走して、小富士まで登る計画を立ててみたが、計画通りには歩けなかった。

1日1本だけ、駿河小山から明神峠までのバスがある。このバスが8:45発と少し遅い出発のため、いつもより2時間以上寝坊できた。
明神峠まで、バスでかなりの高度を稼いでもらって出発する。

少し車道を歩いたあと、三国山への尾根に取り付く。
何かのツアーのようで、中高年の方々が沢山歩いている。
しかし、南側からのバイクの騒音がすごい。富士スピードウェイなるものが、すぐ近くにあるせいだろうか。

すぐに三国山に到着。ここから、ブナやカエデに囲まれた緩やかな稜線歩きが続く。
とても気持ちがよい所なのだが、音が気になってしまって、あまり落ち着けない。

足早に大洞山ー立山と通過する。どちらも木に囲まれた山頂。立山の少し先の展望所に向かうも、ガスで富士は見えず。

ここから一旦、籠坂峠に降りる。枯れた沢沿いを降りて行くと墓地に出た。

ここからが、今日の核心部だ。矢筈山ー大根山と抜ける計画だった。
しかし、矢筈山に向かう林道の入口は、ゲートで固く閉ざされている。ゲートには、大きく「富士演習場/立入禁止/自衛隊」と注意書きがある。

どうやら矢筈山から大根山までは、自衛隊の敷地で入ることができないらしい。
楽しみにしてきた区間だっただけに、一気にがっくりしてしまう。

矢筈山や大根山の情報があまりに少なかったのは、こうゆうことだったのかと納得しながらも、この先どうしようかと考える。
国道138号線を須走まで南下して、そこから五合目に向かう車道を延々と歩くしか無いのだろうか。なんだかもう帰りたくなってきたが、まだ12時前だし、なんとか目的地の小富士を目指すことにする。

国道138号線を南に下って行く。ここは交通量がものすごく多く、歩道は無いも同然で非常に怖い。大型トラックがすぐ横をかすめて行く。
3kmほど歩いたところで耐えきれず、西に延びる林道にエスケープする。ここの入口には注意書きも無く、一般車も数台乗り入れていたので、自衛隊の敷地ではないだろう。
地形図を見ると、この先で林道は行き止まりになっているが、その先に破線が続いているようだ。もしかすると、そこからショートカットできるかもしれないと思い、その道を進むことにする。

未舗装の林道をしばらく進むと、高速道路が見えてきた。地形図では、その手前で林道が終わっているが、実際は、高速道路をくぐってなおも続いている。
結局、地形図にある、山を巻くように付けられた破線は、すべて林道になっていた。

この道は車では全く通れないだろう。深くえぐれていたり、大きく崩落している。10mほどの間、ごっそりと削られているところを強引に通過すると、その後は快適な道になった。この道を進んで行くと、ふじあざみラインと呼ばれる、五合目に向かう車道に出た。

しかし、その入口に「東富士演習場/立入禁止/自衛隊富士学校」の看板を見つけ、ショックを受ける。どうやら、自衛隊の敷地に入り込んでしまったようだ。思い返しても、どこからが演習場だったのか分からない。林道にエスケープしてからここまで、演習場、自衛隊、立入禁止といった文字を見た記憶がない。大崩落を越えたあたりから「富士学校」と書かれた杭が出てきたが、ここに来てそれが、自衛隊の学校だということが分かった。

もっと事前に調べてくれば良かったと反省しつつ、車道を登って行く。
この車道の右側に歩ける山道が見えているのだが、そこもロープで塞がれて、立入禁止となっている。旧馬返を過ぎると、グランドキャニオンと書かれた道標があった。この道は、登山地図で赤線になっているにも関わらず、そこも塞がれていて「富士演習場/立入禁止」となっている。

しかも、車道の左側も、「東富士演習場/立入禁止」の看板がある。ということは、この道路から少しでも外れたら不法侵入ということか。
その後も、登山道がちらちらと現れるが、立ち入ると怒られそうだし、大人しく車道を進む。

濃い霧の道を登って行く。時折、自転車の人とすれ違う。車は皆、ライトを点けているが、それでも近くに来るまで気が付かないくらいガスが濃い。

ようやく須走五合目に到着した。ここから1kmも離れていない小富士に向かう。

小富士は開けた小ピークで、砂礫の感じは富士山と同じだ。
霧が濃くて何も見えない。誰もいない山頂で、静寂を楽しむ。
今日は、なんだか気持ち的に非常に疲れてしまったが、最後で救われた。
しばらく休憩したあと、少し下にある三角点まで足を延ばした。

五合目に戻ると、人を満載した大型のバスが続々と到着してきた。明日の山開きで富士に登ろうという方たちだろうか。

一方の路線バスは、私1人だけを乗せて、御殿場駅に向かった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1478人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら