西穂丸山(84歳の父のガイド山行で)


- GPS
- 25:15
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 371m
- 下り
- 378m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
鍋平登山者用駐車場(300円/日 ロープウェイチケット売り場で支払い) この日は臨時便7:15から運行(通常始発8:15)最終下山便16:45です |
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂高口で登山届け必須です。 西穂山荘まで危険な場所は特になし。 |
その他周辺情報 | ひがくの湯(700円/登山者)は登山者に優しいです。 うまい棒食べ放題、ファブリーズ、モンダミン、歯ブラシ無料 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
食器
ライター
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
テントマット
シェラフ
ヘルメット
携帯トイレ
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ポール
テント
|
感想
父の希望で西穂山荘へ。偶然にもこの日は父の84歳の誕生日。
登山とは無縁だった84歳のチャレンジをサポートする形で同行しました。
以前から口では西穂山荘に行ってみたい。丸山までなら行けるだろう?と話はしていましたが84歳を連れて行くことができるかどうか・・・。
そんな心配をよそに出だしからスタスタ。流石に小屋への登り返しではゼーゼー息を切らして休み休みでしたが1時間半で山荘到着は立派でした。
その後僕らのテント設置と宿泊受付で1時間ほど休憩した後で丸山アタック。
念願の丸山登頂を果たしました。よかったよかった。父を下ろしてからついでに西穂山頂までピストンしようと計画していましたが自分も満足してしまい小屋のラーメンをみんなで食べルことにしました。
「いつか行きたい」は「今行くしかない」と父のチャレンジに立ち会って見て思いました。無理は禁物ですが・・・。
またどこかに父とチャレンジできるといいなと思いました。
【父の感想】
長男夫婦の裕哉と薫さんが、私の八十四歳の誕生祝いとして、西穂高登山を計画してくれた。
一昨年、ふたりに連れていってもらった乗鞍岳登頂以来、西穂山荘と丸山は、次のターゲットと決めていた。
新穂高ロープウェイ利用なら、自分ひとりでも、なんとか行けるのではないかと思っていたが、愛車カングーの信頼性欠如などで、やや逡巡していたところだった。
誕生日の十月五日㈯午前3時、裕哉車で出発。東海環状~東海北陸道、高山からは158号線、平湯経由で、午前7時半、しらかば平駅に到着。7時45分発のロープウエイで西穂高口駅へ。いよいよ西穂山荘目指して登山道を歩き始める。
ふたりは、私を前後で挟み、登り易い足場や滑りやすい所、歩速や息継ぎなどを助言・指導してくれる。本当にありがたい。
それでも、登り始めの平坦部はともかく、後半の急登では息も絶え絶え。何度も休憩を取りながら、午前10時、やっと西穂山荘に到着。2時間以上もかかってしまった。
体力の無さを嘆きながらも、まれな好天にも恵まれ、ふたりのお蔭で、大いに、歩き続けた達成感を味会うことができた。
ふたりは、すぐにテントを設営。その後、山荘のチェックイン手続きまでしてくれた。
小休憩後、いよいよお目当ての丸山へ向かう。ガイドブックでは約15分の行程とあるが、最初の急登は予想以上。巨岩の間をよじ登る苦戦に、またも息切れが激しい。
それでも、がんばって「西穂・丸山」に到着。その素晴らしい360度の景観に、息を飲む。
右岸が紅葉した独標・西穂高岳・ジャンダルム・奥穂高岳・筈ケ岳。焼岳や乗鞍岳から眼下の上高地まで、何とも表現しようがないほどの見事な自然美に、しばし無言で浸る。
念願の「西穂・丸山」。道標前で記念撮影して、山荘に戻り昼食。名物の西穂ラーメンと生ビールを味会う。
夕食までの間、刻々と色彩が変化する山荘周辺の景色や雲海の広がり、色とりどりのテント、昇り降りする登山者の様子などを眺めながら、ここまで一人で来れると思っていた自分の自惚れを恥じていた。
6時半夕食。ハンバーグ・コロッケ・ポテトサラダほか、ケンチン汁とご飯はお変わりありの食べ放題。なかなか豪勢な献立で驚く。かつて、小学生を引率して登った御在所岳、中学生と行った駒ヶ岳の山小屋の粗末な夕食を思い出し、時代の変遷を思う。
夕食後、部屋へ。7人の雑魚寝部屋。既に中年の2人は就寝。2人の青年とベテラン登山者風の中年の人と、体験談や明日の予定などを聞き、雑談。
「涸沢で80代の老婦人に逢った。」という話から、「今日、84歳の誕生日。その記念に西穂に来た。」と伝えたら、「若い」「すごい」「次の予定は」と激励された。
スマホのチェックをしたら、二男の純哉と孫の明寿美と陽美から「誕生日おめでとう」のラインが来ていた。福岡君からも電話があった。みんなのお蔭で、田町じいちゃんは幸せだと、つくずく思う。お蔭で、翌朝5時半まで、ぐっすり眠れた。
山荘から、見事なご来光を拝観。二人は、もうすでに、ご来光と景色の撮影をしに、丸山まで行ってきたという。すごい行動力だ。
朝食後、テントを収納して、下山準備。
8時、下山開始。急登の下りを、転ばないように、足元に注意しながら一歩一歩歩く。
膝が笑ってしまうが、息は切れない。頑張って、約1時間20分で西穂高口駅に到着。雲海の中になっていて、しらかば平駅まで全く眺望無し。観光客の無念さを思う。
帰途、露天風呂・昼食・お土産購入などをして、午後5時前に帰宅。フサエさんが、大好物のトンカツとポテトサラダを用意して待っていてくれた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する