【一連の西方山行の締め】鳳来寺山【戊14.1*】
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- GPS
- 02:33
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 654m
- 下り
- 657m
コースタイム
- 山行
- 1:59
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 2:33
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鳳来寺へは約1200段の階段。奥の院へは岩の多い道。急登は大体階段等でカバー。展望の良い岩場では足元注意。 |
写真
感想
伊吹山だけでは大幅に時間が余ると思われたため、東海地区において他に霊験あらたかな所がないかと考えたときに、鳳来寺山がドはまり。帰りの動線上でもあったので、伊吹山の余韻冷めやらぬまま、東名を東へ。
余談だが、「名古屋走り」等と、この辺りは運転が荒いように言われているが、そんな感じは全く受けなかった。ガンガン飛ばしたり、前の車にピタッとついて挙動不審な動きをする車等、関東の高速では毎回必ず見るものがほぼ無かったと言ってよい。たまたまかもしれないが。
【鳳来寺山】
鳳来寺山という山が東京近辺ではどの山に相当するだろうかとずっと考えていた。修験の山ということを考えると標高がほぼ同程度の高尾山だが、麓の参道ではいろいろと店舗が軒を連ねているものの、鳳来寺の領域に入ると、そういったものが一切なくなる。また、高尾山等では講が組織され、その参拝記念碑みたいなものが、これまたずらっと並んでいたりするのだが、それも無い。長く続く階段は立派だが、その脇にあったであろう寺院のほとんどは既に無く、早期に勢力が衰微したものとうかがえる。ただし、それによって、山の厳粛な雰囲気はいよいよ高まる。
本堂もささやかな堂宇で、余計な装飾などあろうはずもない。聖と俗がきっちり区分けされているような感がある。そこから山頂へは片道40分ほどということで、岩質の、やや急な道を上っていく。だいたい危険そうな箇所は階段で補助されているので、さほど心配することはなさそうだが、それでも岩を越え、木の根を跨ぐ箇所があるので、油断は禁物だ。
山頂は樹林に囲まれ、展望は無いものの、その先の岩場に出れば再度展望が広がる。岩の上から周囲の山々を眺めつつ、今度は、行く手のその先へ行きたいという気持ちが出てきた。すなわち、棚山高原、宇連山の方へだ。三河には展望の良さそうな山がまだまだありそうである。爾後、必ず再訪することになるだろう。
【総括】
気宇壮大な伊吹山の後で何かしらの山を歩くのは蛇足ではないかという思いもあったが、厳粛な鳳来寺山は山行の締めとして最適だった。また、夕方まで晴天が持続してくれたことも有難い。
今回の山行では、秋の空澄み、天地も穏やかさを取り戻した感を得る。このまま、落ち着いた年越し、年明けを経て令和の御代がいよいよ富嶽の寿に置かれるよう、天神地祇の御加護をこい願うのみである。
〜おしまい〜
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