茨川から藤原岳周回〜紅葉、青空、恐怖のトラバース〜
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- GPS
- 07:59
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,756m
- 下り
- 1,738m
コースタイム
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 7:54
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ダートな未舗装の林道ですが、ランクルなら問題なし。 二駆でもゆっくり行けば何とかなるかな。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
茨川までは川を歩きました。 普通に渡渉しても、そこそこ靴は濡れると思います。 |
写真
感想
二週間先の山にmayutsuboさんをお誘いしたところ、この土曜日に鈴鹿の山に行くかもということで、急きょ便乗させていただきました。
茶屋川が気になるということで、ちょうど紅葉も見ごろだろうと茨川から茶屋川、西尾根で藤原岳、真ノ谷から杣道を拾って河倉峠へ抜けるコースを行くことになりました。
茶屋川と茨川のあたりは何度も来ているお気に入りの場所で、mayutsuboさんが初めてということもあり、茨川の話を私がしだすとどうしても止まらなくなってしまい少々反省・・・
茶屋川の水は冷たくて、それがまた気持ちよくて、紅葉のすばらしさはその上を行く気持ちよさで、一人だったら三筋ノ滝に行ってそれで満足して帰ってくるところでした。
久しぶりの山歩きということもあって西尾根のとっかかりで恥ずかしながら息が上がってしまいましたが、それをフォローするに余りある二次林の色付きにあっという間に藤原岳の展望丘に上がり、少しの休みで白瀬峠に向かいました。
花の時期や雪の時期と違ってこの頃の藤原岳はそれほど登山者が多いわけでもなく、人の多い山が苦手の私にとっては助かりました。
白瀬峠に着くと2年振り?かな、以前土倉岳でお会いした方と再開。
お互い名前も知らないですが、連れてきているうちの犬の名前を、しかもこなところで呼ばれて驚きの再開でした。
真ノ谷に下り立ちしばらく下り、河倉峠へかつては細々ながら続いていた杣道を拾いながら、巨大な御池岳の南斜面をトラバースしていきますが、二年前に歩いた時みたいに簡単に見つけることが出来ず、mayutsuboさんには大変な苦労をさせてしまいました。反省です。
しかしこうして鈴鹿の山の二次林の道なき道を気の向くまま歩くのは自分にとっては幸せな時間でした。
mayutsuboさんに山で大変な目に遭わせてしまったのはこれで二回目ですが、これに懲りずまた次回もよろしくお願いします。
久しぶりにhigasaさんと鈴鹿の山に行くことになった。
鈴鹿の山を熟知しているhigasaさんに案内してもらったのは、前々から行きたいと思っていた茶屋川からの山歩き。
higasaさんが計画してくれたのは、茨川から茶屋川を歩いて西尾根から藤原岳に登る。
藤原岳から白瀬峠に行き、真の谷を下り、昔の杣道を辿って土倉岳に行き、ノタノ坂から茨川に戻るという周回コース。
菰野の道の駅で待ち合わせをして、higasaさんのランクルで茨川に向かう。
かなりダートな林道だが、ランクルなら問題なし。
higasaさんの相棒ヤマトも一緒だ。
茨川からはお互い地下足袋で茶屋川を歩く。
渡渉というよりは川の中を歩く時間が長い。
水は冷たかったが、雪解けの頃よりはましだろう。
紅葉が綺麗だ。
蛇谷出合で、higasaさんは登山靴に、私は別の地下足袋に履き替える。
ヤマトはそのまま。
西尾根はかなりの急登だが、紅葉が綺麗で、何度も足が止まる。
藤原岳からの展望は素晴らしかった。
鈴鹿の山はもちろんだが、伊吹山、白山、北アルプス、御嶽山などがよく見えた。
「今日はここからが本番ですよ。」
とのhigasaさんの言葉。
ゆっくりはしていられない。
白瀬峠までは問題ない。
白瀬峠で真の谷から来た方が「ヤマトですか?」と声をかけてきた。
以前土倉岳で2回会っていたそうで、ヤマトのことを覚えていたのだ。
しばらく話をして別れる。
それにしてもヤマトはおとなしく人懐っこい。
この日私が聞いたヤマトの声は何かに驚いて発した「キャン!」の一声だった。
無駄吠えばかりする我が家の五郎に爪の垢を煎じて飲ませたい思いだ。
真の谷は倒木も多く荒れていたが、通れないことはなかった。
そこから道のない山歩きが始まった。
昔はあったはずの杣道より少し下をトラバースすることになった。
急な登りはいいが、急斜面のトラバースは本当に怖かった。
足の置き場がない。
higasaさんとヤマトは慣れているので問題なく進むが、トラバースが苦手な私は必死だ。
たまに露出している細い木の根っこに捕まったり、岩や木にしがみついたり。
滑り落ちないように一歩一歩慎重に進む。
どうにもならない所はhigasaさんがストックで引っ張ってくれた。
ありがたい。
土倉岳手前の登山道に出た時は本当にほっとした。
ここからは何の問題もない歩きやすい道が続いていた。
極楽に思えた。
無事に茨川に戻ることができた。
川歩き、紅葉に黄葉、快晴の青空、展望、そして恐怖のトラバース。
なんとも盛りだくさんの山歩きになった。
鈴鹿の山の素晴らしさを教えてくれたhigasaさん、そして、ヤマトに感謝です。
次は恐ろしいトラバースのない静かな鈴鹿を案内してくださいね。
コメント
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藤原岳、きれいな紅葉でいい時期に行かれましたね!
こんなコースもあるのですね。それに随分ロングだ。
川の中を地下足袋で・・・、楽しそうです!
紅葉満喫の山歩き、おつかれさまでした
s_fujiwaraさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
茶屋川は紅葉の頃がいいと聞いていたので、いいタイミングで行かれて良かったです。
一人だったら絶対行かないコースですが、楽しめました。
茶屋川も普通に渡渉しながら歩くこともできるかも知れませんが、川の中を歩くのもそう悪くはありません。
下山したら長靴を持って歩いて来た人がいました。
往復なら、どこかに長靴を置いておくといいんでしょうね。
2年前の春に、茨川から西尾根をあるき、三重県側へ抜けました。
車の無い私のアプローチは滋賀県側からのコミュニティバスで、茨川まで1日がかり(笑)
でも、バスの運転手さんが、茨川の歴史を話してくださったのが印象的でした。
昭和40年代まで、人が住んでおられたそうです。
西尾根、自然林ですてきな尾根ですよね。
秋も素晴らしいですね。
こんどは秋に訪れたいです。
計画を見た時、土倉岳へのトラバースに「ん???」と思ったのですが、やはりw
一番わかりやすいのは御池の台地に上がってから土倉に下るのが、ええのにな・・・と思ったんですけど、そこはやはり案内人がついておられましたね(笑)
厳しいトラバースも楽しそうです!
晩秋の山をお楽しみくださいね。
ameyan さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
2年前のレコを見ました。
バスで行くのって大変ですね!
茨川の歴史についてはhigasaさんもとっても詳しくて、いろいろお話聞きながら歩きました。
西尾根の紅葉、綺麗でした。
是非また行ってください。
バスの時間確認して・・・(笑)
農閑期になったので、晩秋初冬と山に行きまくりたいです!!!
藤原岳の西尾根に取付くところでお目にかかりました。
蛇谷の入り口のところでちょうど登られるところでしたね。お声掛けもできませんでしたが、こんなところに他に登山者がいる、と驚きました。
mayutsuboさん、じつは2018年5月12日、福井の姥ヶ岳でお会いしてお話ししてますね。あとから気づきました。ニアミスに驚きましたヨ。
funa84 さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
funa84 さんの姥ヶ岳のレコを再読したらコメントしていましたね!
でも多分蛇谷出合でお話しても気づかなかったでしょうね。
今回ヤマトを覚えていてくれた方がいましたが、犬だから気づいてくれたんでしょう。
higasaさんはその人に会ったことは覚えていても顔は覚えていませんでした。
それで、同じ人とまた山で会ったことがあったなんて話をしました。
マイナーな山でニアミスするなんて面白いですね。
次にお会いしたらわかるかな?
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